LinkedIn(リンクトイン)で人事がすべき5つのこと
LinkedIn(リンクトイン)を使っているのが人事にとって当たり前。
そんな時代が近いうちに訪れるかもしれません。
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングの三上です。
人事・採用担当者の方はLinkedIn(リンクトイン)を活用できていますか?
まさかアカウントすら持っていない、なんてことはないですよね?
「ぎくりっ」と思った方は、まずはLinkedIn(リンクトイン)のアカウントを作ってみましょう。
そして採用活動に積極的に利用していくべきです。
今回は採用活動にLinkedIn(リンクトイン)を利用する際に、人事がすべき5つのことをまとめてみました。
LinkedInの機能をまとめた資料です。ぜひダウンロードください。
目次
1.LinkedIn(リンクトイン)を使う人と使わない人事の差
LinkedIn(リンクトイン)は、アメリカ生まれのSNSの1つです。
最近は様々なSNSが誕生していますが、その中でもLinkedIn(リンクトイン)は少し特殊で、ビジネスに特化しているという特徴があります。
Facebookのようにユーザー間でつながりを持ち、お互いの投稿を見たり、メッセージのやり取りをしたりすることができますが、LinkedIn(リンクトイン)はつながる相手がビジネス上つながっている相手となります。
つまり同僚や上司、取引先などです。
そのため、投稿する内容がプライベートの内容ではなく、自ずと会社や仕事のことなどビジネス寄りの内容になります。
さらに、ビジネス上のつながりを構築できるSNSである特徴を活かし、LinkedIn(リンクトイン)には営業や自社のプロモーション、採用のための機能があります。
その中でも特に、採用に関する機能はLinkedIn(リンクトイン)の売上の半数近くを占めており、LinkedIn(リンクトイン)の屋台骨と言っても良いでしょう。
現にアメリカなどの欧米諸国ではLinkedIn(リンクトイン)を利用して採用、就職することが、企業の人事・採用担当者や求職者にとって当たり前のようになっています。
欧米以外のインドや中国などの今勢いのあるアジア諸国でも多くのユーザーがおり、アメリカでは1億9,900万人超、インドでは1億人超、中国では5,900万人超のユーザーが存在しています。
一方、日本での普及は他国に比べて進んでおらず、現在400万人を超えたところです。
しかし、「日本ではあまり普及していないのであれば利用する必要はない」と思ってしまってはいけません。
LinkedIn(リンクトイン)の日本ユーザー数はまだまだ少ないものの、今のうちからLinkedin(リンクトイン)を使うべきメリットが複数あるのです。
- 現時点での日本人LinkedIn(リンクトイン)ユーザーはハイクラス人材が多い
- 海外の人材にも日本にいながら接触できる
- 転職市場にいない転職潜在層にも接触できる
- 企業自らLinkedIn(リンクトイン)を通して採用することでコストを削減
などなど。
これらのメリットを知りLinkedIn(リンクトイン)を使うか否かで、人事の採用力に差が生じるといっても過言ではないと思っています。
▼LinkedIn(リンクトイン)を使っていない人事
- 転職市場にいる、自ら転職を望む限られた層から主に採用する
- 海外の人材に接触するのが難しい
- 求人メディアや人材紹介会社などの第三者を通して採用する
▼LinkedIn(リンクトイン)を使っている人事
- 転職市場にいない層にまで採用候補者の範囲を広げて採用できる
- 海外の人材に接触するのも簡単
- 自ら採用母集団を形成し、採用まで繋げることができる
このように人事がLinkedin(リンクトイン)を使うか使わないかで、その会社の採用に違いが生まれます。
LinkedIn(リンクトイン)を使わない採用は、優秀な人材を獲得できるチャンスを棒に振るっているようなものなのです。
2.LinkedIn(リンクトイン)で人事がすべきこと
LinkedIn(リンクトイン)を人材が積極的に利用していくべき理由についてお分かりいただけたでしょうか?
しかし「それでは使ってみよう」と思っても、何から始めればいいのか分からないですよね。
そこでLinkedIn(リンクトイン)で人材を採用するために、人事がすべきことをまとめてみました。
2.1.まずは自分のアカウントをつくる
まずはご自身のLinkedIn(リンクトイン)アカウントを作成してください。
登録は簡単です。
氏名やログインの際に利用するメールアドレス、現在の職業・職場などを登録するだけでアカウントを作成することが可能です。
アカウント作成後は、さらに詳細な職歴や学歴を登録することができます。
今まで様々な職業、職場にお勤めだった方は、何年から何年までどの仕事に就いていたかまで登録できます。
既に作成されている方も、登録内容が薄くないかを見直してみましょう。
そして人事関連のイベントなどで社外の人と会うことがあれば、LinkedIn(リンクトイン)で出来る限りつながっておきましょう。
2.2.会社ページを作成する
LinkedIn(リンクトイン)でアカウントを作成した次は、会社のページを作成しましょう。
個人のアカウントでは個人としての投稿ができますが、会社ページを作成してそこに投稿することで、会社として投稿ができます。
FacebookのアカウントとFacebookページの関係にとても近いと思います。
LinkedIn(リンクトイン)内で採用活動を行うのであれば、採用候補者が一番最初に見る可能性の高い、会社ページを用意しておくべきです。
会社ページを作成することで、会社に関する基本的な情報を掲載することができ、そこで投稿することができます。
しかし、それだけではありません。
有料になりますが、会社ページ内に求人情報を掲載したり、通常の会社ページよりも、よりコンテンツ豊富な会社ページにして社員ブログや詳細な会社紹介を掲載したりすることもできます。
会社ページ内の情報によって、採用候補者に「どのような事業をしているのか、どのような雰囲気の会社か」ということを知ってもらいましょう。
2.3.社内にLinkedIn(リンクトイン)を広げる
会社ページの作成は人事1人でもLinkedIn(リンクトイン)アカウントを持っていれば作成できますが、人事以外の様々な立場、部署の社員にもアカウントを作成してもらうと良いでしょう。
コンテンツ豊富な有料版の会社ページでは、社員ブログを掲載したり、活躍している社員を紹介したりすることができます。
それを通じて、採用候補者が「その会社での働き方」「理想のキャリア像」を想像してくれれば、転職意欲の向上にも繋がります。
ぜひ他の社員にもLinkedIn(リンクトイン)アカウントを作成してもらえるよう協力を仰ぎましょう。
2.4.社外にLinkedIn(リンクトイン)で情報発信する
前述したように会社ページの投稿や社員ブログ等のコンテンツを通して、自社の情報を外部に発信していくことができます。
LinkedIn(リンクトイン)を通して採用ブランディング、企業ブランディングをすることができるのです。
そして会社ページでの投稿は、その会社ページをフォローしてくれたユーザーに届きます。
逆に言えば、フォローしてくれたユーザーにしか届きません。
しかしその投稿をシェアすれば、シェアしたユーザーとつながりのあるユーザーにも届きます。
1人の人事が会社ページの投稿をシェアしても、届く範囲は限られてしまいますが、他の部署の社員もシェアしてくれれば、投稿をより多くの人に見てもらえる可能性が高まりますよね。
TwitterやFacebookの運用をしている企業は多いですが、ほとんどが一部の社員、もしくは一人の社員が担当として運営し、他の社員はノータッチ、ということが多いのではないでしょうか?
しかしLinkedIn(リンクトイン)では、会社全体で協力して、自社に関する情報を発信していく方が良いでしょう。
2.5.LinkedIn(リンクトイン)で求人を出す
そしてLinkedIn(リンクトイン)で採用をするなら欠かせないのが求人の掲載です。
募集している職種についての説明や勤務地、会社自体の紹介、求めるスキルなど入力するだけで簡単に求人情報を掲載できます。
LinkedIn(リンクトイン)を通じて応募することもできますし、採用サイトのURLを掲載することもできます。
しかしLinkedIn(リンクトイン)上で応募できれば、応募する側にとっては手間が省けて便利です。
LinkedIn(リンクトイン)に登録しているユーザー情報が応募と同時に送信されるため、いちいち履歴書を送る必要がなく、またLinkedIn(リンクトイン)上で「求人情報のチェック・会社ページで企業についてチェック・応募」のすべてが完了します。
LinkedIn(リンクトイン)は求人を掲載する企業側にとってだけでなく、求人に応募する候補者側にとっても使いやすいのです。
さらに会社ページに掲載した求人情報は、求人広告としてターゲットを定めて配信することもできます。
会社ページに訪れないユーザーに対しても露出することができるので、掲載後に思ったよりも応募が集まらないという場合は広告を利用しても良いでしょう。
3.LinkedIn(リンクトイン)を人事が使う際に気をつけるべきこと
ご紹介したように、LinkedIn(リンクトイン)を使って採用活動する際に人事がすべきこと自体はいたって単純です。
しかしその際に注意しなければいけないこともあります。
3.1.自分の投稿は会社のイメージに繋がる
まず、人事ご自身の投稿は会社のイメージにつながるということを、強く意識していただければと思います。
投稿というのは自分発信の投稿だけでなく、誰かの投稿に対する反応も含まれます。
つながっているユーザーが宗教的、人種的、政治的などのセンシティブな内容のニュースをシェアしたときに、コメントを入れれば、人事ひとりの個人的な考えではなく、会社全体の意見として捉える人もいます。
個人アカウントとして使っているTwitterやFacebookでさえ、炎上することで会社にまで迷惑が掛かることがあります。
ビジネス専用のSNSであるLinkedIn(リンクトイン)は言わずもがな。
もちろんLinkedIn(リンクトイン)のアカウント自体は個人のものですが、会社名を登録している時点で、会社として発信しているアカウントに近い存在である、ということを忘れてはいけません。
3.2.LinkedIn(リンクトイン)には様々な背景のユーザーがいる
LinkedIn(リンクトイン)には多くのユーザーがいます。
国籍や言語、文化、働く環境、業務内容、LinkedIn(リンクトイン)を利用する理由など様々です。
前述したようにセンシティブな内容の情報発信には気をつけるべきです。
また、LinkedIn(リンクトイン)を使っているユーザーの中には、ネットワークビジネスや詐欺などを目的に利用しているユーザーがいることも事実です。
LinkedIn(リンクトイン)を利用する際は他のSNSと同様、悪質なユーザーや犯罪に巻き込まれないように十分注意しましょう。
4.人事の皆さん、LinkedIn(リンクトイン)を使いましょう!
LinkedIn(リンクトイン)で採用活動をすること自体は難しくはありません。
人事の方がやるか、やらないか、です。
しかしそこで成果を出すとなると、ダイレクトソーシングに関する知識、LinkedIn(リンクトイン)運用のコツなどを抑えておく必要があります。
弊社ではLinkedIn(リンクトイン)を使った採用に関してのご相談を承っています。
LinkedIn(リンクトイン)運用の代行も可能です。
もしLinkedIn(リンクトイン)を使った採用について課題を抱えているようでしたら、弊社がサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください!
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三上
2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。 コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。 その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。
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