女性活躍推進は幸せ?働く女性の裏側に迫る!

2018年10月3日(水)

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竹村

みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングのKです。


みなさんの会社では、育休から復職して働いている女性社員はどのくらいいますか?あるいは、女性の管理職はどのくらいの割合でいるでしょうか? 2015年に女性活躍推進法が制定され、安部首相が「すべての女性が輝く社会づくり」を提言し、「女性活躍」というワードもよく聞かれるようになりました。 しかしこの動き、本当に働く人々に幸せをもたらしているのでしょうか? 今回はいくつかのケースをもとに、働く女性の裏側に迫っていきたいと思います。 ぜひ、今後の女性活用にもお役立て頂ければ幸いです。

●営業職で働く一児のママ(30代前半)Aさんのケース

広告営業として多忙な日々を送っていたAさんは、念願の第一子を授かり産休・育休を経て息子が生後6か月の時に職場復帰しました。Aさんの会社は女性活躍に力を入れており、管理職の女性の割合も10%以上、社員数も女性が過半数を占める状況です。しかしAさんの職場についてはママとして働く社員はおらず、20代で社歴も浅い社員が多い環境でした。 復帰3か月前の面談時、マネージャーには「ママ営業としてAさんが一人目になるので、ぜひこの職場のロールモデルを作ってほしい」と言われていたそうです。Aさんは管理職になりたい、などの思いこそなかったものの、仕事に対しては前向きに取り組んでおり、今回も期待に沿える働きをしたいと思っていました。

しかし、保育園に預ける前日にその気持ちは大きく揺らぎます。息子の寝顔を見ながら、明日からずっと一緒にいられなくなること、仕事に行くことにとても罪悪感を覚えたというAさん。息子に謝りながら、それでも職場に向かいました。

復帰後のスケジュールは育休前と変わらない多忙ぶりで、目標の数字も他の社員と大きく変わらない状況にAさんは驚いたと言います。「確かにフルタイムで復帰はしたけど、子どもが体調不良になれば帰らなければならないし、そもそも他の社員のように遅くまで働けない…せめて目標の数字は低く設定してほしかったです。」そして子どもの体調不良で早退する日数も増え、あまりの多忙とストレスにより再び休暇をとる事態となってしまいました。

「休暇を取らせて頂いたのは良かったです。すべてをリセットして、もう一度息子と向き合う時間を作りたい。」

 

●企画職で働く一児のママ(20代後半)Bさんのケース

人材育成・研修などを運営する部署で企画職としてエネルギッシュに働いていたBさんは、第一子が生まれる前から職場復帰を決めていました。「だって仕事のない日々は考えられないです!」その言葉通り、娘が生後5か月の頃に職場復帰しました。Bさんの会社も女性活躍に力を入れており、社員数も女性が過半数を占める状況です。しかしBさんの職場は新規の立ち上げ部署であり、30~40代の社員が数名という小規模の職場でした。復帰3か月前の面談時には、マネージャーに「週のうち3日は保育園のお迎えがあるので早くあがらせてほしい。残りの2日はどんなに遅くなっても大丈夫です。」と自分の意思を伝え、その働き方が実現することができました。職場では初めてのママ社員となりましたが、Bさんは復帰後1年半たった今も元気に働いています。

「娘を保育園に連れていくときは少しごめんねという気持ちになりますが、預ければあとは自分の時間。自分の中で子育ては1割くらいで、仕事をしたいという思いが育休中もずっと強くありました。」と語るBさん。

●営業職で働く二児のママ(40代前半)Cさんのケース

Cさんは同じ会社で二回の育休・職場復帰を経験し10年以上勤めていますが、その間でかなり働く女性への待遇も変わってきたといいます。「今だからいえることですが、最初の復帰時は等級もかなり下がり、給与も減り不平等さを感じていました。働く女性の事例が社内にも蓄積されてきたことで、やっと制度も整ってきたのではないかと思います。」と語るCさん。そのような思いがあっても仕事を続けてこれた理由を聞くと、その答えは明確でした。

「単純にこの仕事が好きだからです。育児や他のことを理由に、仕事を変えるつもりはありませんでしたし、これからもないと思います。」 Cさんは管理職は希望していないそう。これからもお客様とのやり取りを現場で続けていきたいとお話されていました。

Human hands in colorful paint showing symbols

●まとめ

それぞれのケースをみてきましたが、皆さんはどのように感じましたでしょうか。 今回最も伝えたかったことは、社会が女性活躍推進の流れであっても、ひとくくりに女性がキャリアアップや管理職登用を目指している訳ではない、ということです。 保育園ひとつにしても、毎日元気に送り届けて仕事に向かうママもいれば、毎日ごめんねといいながら、時には泣きながら出社するママもいる。 その前提の上で、それぞれの社員がどう働きたいのかをヒアリングし、その声を実現していくことが、人材定着にも繋がっていくと思います。 特に人事の皆さんは、人事制度の策定や改訂に携わることも多いかと思います。 ぜひ社員一人ひとりの状況や思いを聞いてほしいと、切に願っています。

それでは、また次回!お楽しみに!

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この記事を書いた人

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竹村

2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。