Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の特徴・評判・料金を解説

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）とは、Sansan株式会社が提供するダイレクト・リファラル採用サービスです。

少子高齢化を背景に労働力不足が深刻化する昨今、転職市場では売り手市場が続いており、企業間の人材獲得競争は激しさを増すばかりです。
こうしたなか注目されるのが、求める人材に直接アプローチできるダイレクトリクルーティングサービスです。

そのなかで今回は、有名な名刺アプリ「Eight」を提供するSansan株式会社が手がけるEight Career Design（エイトキャリアデザイン）について、特徴やメリット、料金、評判について紹介します。

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Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）とは

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）とは、名刺アプリ「Eight」を提供するSansan株式会社のダイレクト・リファラル採用サービスです。

Eightユーザーの中から検索条件に当てはまる人材を抽出し、スカウトを送ったり、タレントプールに追加して一覧で管理したりできます。

また、企業ページを作成し、Eightを通して社員やフォロワーに企業情報を発信することも可能です。
Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）を利用すれば、その企業ページに「求人情報」を掲載できるようになるのです。

そもそも「Eight」は名刺管理アプリ

「Eight」とは、350万人を超えるユーザーに利用されている名刺アプリです。
実物の名刺をカメラで撮影するだけでAIが内容を読み取り、リストに追加・管理できます。
Eightアカウント同士でつながっていれば昇進や異動などで肩書きが変わっても通知で知ることができます。

Eightを通じて気軽に連絡も可能ですので、名刺を交換して終わりではなく、将来のビジネスの可能性を漏らさず活かすことができ、多くのユーザーに評価されています。

LinkedIn（リンクトイン）との併用も効果的

ビジネスSNS「LinkedIn（リンクトイン）」でも同様に、ユーザーの検索、スカウト、タレントプールへの追加、企業ページの作成が可能となっており、既にLinkedIn（リンクトイン）を使った採用をしている企業にとって、Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）は馴染みやすい採用サービスだと思います。

LinkedIn（リンクトイン）の日本ユーザーは年々増加していますが、それでもLinkedIn（リンクトイン）は使っていなくて名刺アプリ「Eight」は利用している、というユーザーがいるはずですから、今まで接触できなかった層にアプローチしていくためにも、両サービスを利用することをおすすめします。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の特徴

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の特徴は、以下の通りです。

Eight上の企業ページに求人情報を掲載できる

Eight上に作成した企業ページに求人情報を掲載できます。企業ページに掲載することで、フォロワーに対して求人をアピールすることができます。

また、募集要項の作成ページでは、入力した条件に合うユーザーがサンプルとして10名ほど表示されます。
募集要項を入力しながら、その条件やポジションでの採用を行えそうかを確認できます。

なお、募集要項に入力可能なユーザーの絞り込み条件は「職種、業種、年齢、募集地域、職位、企業規模」の6つです。
それ以外の「実績・経歴」や「自社の企業文化にマッチしそうか」などは、プロフィールを確認したり、実際に接触し始めてから確認する必要があります。

ユーザーに直接アプローチできる

条件にマッチしたユーザーに対してスカウトメッセージを送信することで、直接アプローチできます。

ユーザーのプロフィールや自社社員とのつながりも確認することができるので、人事・採用担当者からスカウトを送るか、つながりのある自社社員から接触を図るか、2通りの方法から適した手段を選択可能です。

ただし、スカウトを送る際に重要なのは、対象ユーザーがスカウトを受け取りたいのかという点です。
この点は、ユーザーが設定している「転職意向度」を確認することである程度の判断が可能です。

基となっているEightは名刺管理アプリであり転職のためのツールではないため、ユーザー全員が転職を考えているわけではないことは留意しましょう。

ユーザーをタレントプールに追加できる

条件にマッチしたユーザーは、スカウトを送るだけでなく、タレントプールに追加することも可能です。
タレントプールとは、今後採用の可能性がある人材を貯めておくためのデータベースのことです。

以下の記事でタレントプールの解説をしておりますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

参考記事：「タレントプールとは？-メリットや活用するポイントについて紹介-」

面接を重ねてあと少しで内定という段階でご家族の都合などで転職ができなくなってお断りされたり、どうしても辞められないタイミングだったりと「タイミングさえ合えば転職していたかもしれない」というケースは多いものです。

そこで、タレントプールに追加して管理しておけば、対象ユーザーの都合が良くなったタイミングで声を掛けることができます。

ユーザーの転職意向の変化を把握できる

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）には、タレントプールに追加したユーザーがプロフィール情報の更新や募集要項の閲覧など「転職意向度」が高まったと予想される行動を取った場合、通知を受け取れる機能があります。

自社とつながりのある候補者をスカウトできる

自社社員とつながりのある人材を対象にスカウトを送信することで、高い返信率や応募率を期待できます。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の料金

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の料金は、定額制（月額12万円〜）で別途成功報酬が発生します。

「通年かつ定期的に中途採用を実施している」「毎年複数人を中途で採用している」という企業には、Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）のような定額制の採用ツールが適しています。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）を利用するメリット｜企業側

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）を利用する企業側のメリットを紹介します。

従来の採用媒体では接触できない潜在層に接触できる

Eightはそもそも採用媒体ではなく名刺管理アプリのため、「積極的ではないけれど良い話があれば応じる」といった転職潜在層にも接触できます。

転職顕在層は転職ナビサイトなどを通して転職市場に出てきますが、転職潜在層との接点をもつことは容易ではありません。

ただし、求職者優位の売り手市場であることを勘案すると、今後は転職潜在層に対していかに接触できるかが、企業の採用力を左右します。
そのため、転職顕在層だけでなく転職潜在層にも接触できる手段を得られる点はEight Career Design（エイトキャリアデザイン）の大きなメリットといえるでしょう。

ダイレクトリクルーティングとリファラル採用を並行できる

ダイレクトリクルーティング（スカウト型採用）とリファラル採用の両方を並行して進められることもEight Career Design（エイトキャリアデザイン）のメリットです。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）は、名刺管理ツールの特性を活かして、採用したい人材と自社社員のつながりの有無を確認できます。
つながりがあれば、その社員に候補者の人物像について事前に確認できますし、確認して採用したいとなれば社員から候補者に接触することも可能です。
つまり「リファラル採用」を行えるのです。

面識のない人事・採用担当者からの話よりも、面識のある社員からの話の方が、相手も耳を傾けやすいことでしょう。
そして繋がりがなかったとしてもスカウトメッセージの送信機能があるので、直接アプローチが可能です。

中長期的な採用活動が可能

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）のタレントプール機能を用いれば、中長期的な採用活動が可能な点もメリットといえます。

即採用に至らない場合はタレントプールへ追加し、先に紹介した転職意向の変化に応じた通知機能を活かして適切なタイミングでのアプローチを行えます。
この機能によって、候補者の現状を逐一チェックする手間はなく、タレントプールの登録人数が増えても少ない負担で運用可能です。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）は機能としてタレントプールを備えているため、タレントプール機能の備わっていないナビサイト等と比較すると、より少ない工数で中長期的な採用活動を行えます。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）を利用するメリット｜ユーザー側

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）を、ユーザー側が利用するメリットを紹介します。
企業側としても、ユーザー側のメリットを理解しておくことで、より適切なアプローチを行えます。

待っているだけでスカウトされる可能性がある

待っているだけで企業からスカウトされる可能性がある点は、ユーザーにとって最大のメリットです。
転職をしたいと考えている人は転職サイトに登録するなど積極的に動いていますが、以下のような人も少なくありません。

こうした人たちに共通するのは「企業から転職の誘いがあれば話を聞いてみてもいい」と考えている点です。
転職のために時間や労力をかけている余裕がないけれど「機会さえあれば検討したい」と考えている人もいます。
企業側としては、こうしたユーザー側の心情を理解したアプローチを行うことが有効です。

気になる企業の採用情報をチェックできる

ユーザー側は、気になる企業があればその企業ページをフォローして最新情報をタイムリーに受信することができます。

もちろんその情報の中には、採用情報も含まれます。
「この企業に興味があるけれど、興味のあるポジションでの採用が今現在ない」という状況だったとしても、企業ページをフォローしておけば、そのポジションの採用が始まった瞬間に反応できるのです。

こうした層は、転職潜在層に比べて転職意思の高い層ですから、タイミングが合えば積極的に応募して選考に進んでくれるでしょう。
そのためにも、企業側は関心を維持・向上させ、必要なタイミングで応募につなげるためにも定期的な情報発信を行う必要があります。

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の評判｜導入事例

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の評判について、導入事例を基に紹介します。
以下で紹介するいずれの事例も、各社の課題に対して明確な成果をもって解決できていることから一定以上の評判・評価を得ていることが分かります。

人材獲得競争が激化する業界で若手のポテンシャル層を獲得できたB社

広告主や広告代理店を対象としたWEBマーケティング支援を行うB社は、業界内での人材獲得競争が激しさを増すなか、新たにEight Career Design（エイトキャリアデザイン）を導入しました。

初めてのダイレクトリクルーティングサービスでしたが、名刺情報を参考にして初回面談がスムーズに進み、20代前半のポテンシャル層の採用に成功。
自社への転職意向の確認よりも「カジュアル面談を通じてお互いを理解すること」を重視し、さまざまな候補者とまずは接点を持てるように意識したとのことです。

また、同社の要望をきっかけに「最終ログインからの経過時間」も機能として実装されました。

M&A業務経験者の採用に成功したA社

中小企業やスタートアップ向けのマッチングプラットフォームを手がけるA社は、M&A業務経験者という採用難易度の高い人材を求めてEight Career Design（エイトキャリアデザイン）を導入しました。

ニッチな採用ターゲット層のため、転職潜在層にもアプローチする必要性を感じて、ダイレクトリクルーティングサービスであるEight Career Design（エイトキャリアデザイン）を選択。

スカウトメッセージを「自社のアピールではなく、入社によって本人は何を得られるのかを重視した内容」にすることで、高い返信率を実現しました。
その結果、M&A業務経験のある人材を採用することに成功しています。

課長以上の役職にあたる人材を1カ月未満で採用できたS社

企業や組織におけるマネジメントのコンサルティングを担うS社は、課長以上の役職にあたる質の高い人材の獲得を課題としていました。

そこでEight Career Design（エイトキャリアデザイン）を導入。名刺管理ツールの特性を活かして、課長以上の役職である人材を条件として検索・選定し、ピンポイントでアプローチをかけます。
ユーザーごとに「転職意向度」が設定されるため、候補者の状況に応じて即座にアプローチできる点にメリットを感じたとのことです。

結果として、スカウト開始から1カ月未満で1名の採用に成功しています。
ダイレクトリクルーティングも運用次第で、こうしたスピード感のある採用を実現できます。

まとめ

Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）とは、名刺アプリ「Eight」を提供するSansan株式会社のダイレクト・リファラル採用サービスです。

本記事内では、Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）の特徴に加えて、企業側・ユーザー側それぞれのメリット、料金、評判を紹介しました。
ぜひ検討時の参考にしてください。

従来のように応募を待つスタイルで人材を採用できるのは、ごく一部の優良求人のみと考え、これからは企業自ら人材にアプローチしていく必要があります。
それを可能とするのが、Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）のようなダイレクトリクルーティングサービスです。

ただ一方で、ダイレクトリクルーティングサービスは多種多様なため「自社に最適なサービスを選定できるか不安」という方も多いのではないでしょうか。

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