外国人をオンラインで採用する方法
外国人のオンライン採用、すでにやってる企業の方、これから始める企業の方、どうやって採用すればいいのかお困りではないですか。
コロナの終息がなかなか見えてきませんよね。
日本でも一時は終息の気配を見せたものの、また感染者が増加してきています。
そのため、出国・入国に制限が掛かってしまっており、制限解除も段階的に進められていますが、全解除への道はほど遠いようです。
仮にコロナが終息したとしても、また新しい感染症が流行するときが来てもおかしくありません。
すると、外国人採用をしている企業、これから始める予定だった企業にとっては大変ですよね。
日本の拠点で働いてもらうために海外在住の外国人に声を掛けるケースはもちろんのこと、海外拠点で現地採用したいケースでも、国内拠点にいる社員が対応することが一切できません。
海外拠点にいる社員で採用の判断が下せるケースなら問題ありませんが、重要なポストの場合は日本の本社で面接して判断することもあるでしょう。
そして重要なポストの採用ほど、後ろ倒しにはしにくいものです。
そこで今回は、これからの時代の外国人採用について、どのように進めて行くことができるのかご紹介します。
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目次
1.外国人採用はオンラインで
まず、結論から言うと、外国人の採用はオンライン採用に切り替えていくべきです。
オンラインであれば、採用担当者は日本にいながら海外にいる人とも気軽に面談や面接を実施することができます。
実際に会って話をするよりも、お互いにコストも時間も削減できます。
日本では「やっぱり実際に顔を合わせて話さないと」という考え方が上の世代を中心に一般的とされている面もありますが、インターネットやIT技術の発展とともにオンライン上でのやり取りに慣れ親しんだ世代が増えてきています。
そして今回のコロナでさらにオンライン上でのやり取りに慣れた人が増えたのではないでしょうか。
意外と出社しなくてもチャットやビデオ会議ツールなどを使って、問題なく仕事ができると思った人もいるのではないでしょうか。
アメリカなどの国土の広い国では、オンラインでの面接は普通です。
東海岸と西海岸で時差があるくらいなので、採用・入社が確定するわではない一度の面接や面談のためにわざわざ時間もお金も掛けて会いにいくのは非効率だからです。
日本でもコロナを受けて、国内での採用にオンライン採用を取り入れ始めた企業が多いですが、コロナ以前からオンライン採用が一般的だった国の人からすれば、オンライン採用をしない企業は非効率だと判断されてもおかしくありません。
欲しい人材に悪いイメージを持たれないためにも、外国人採用にはオンライン採用を積極的に取り入れていくべきでしょう。
2.外国人採用をオンラインで行うメリット
では外国人採用をオンラインで行うメリットについて、いくつか先ほど触れてはいますが、改めて整理してみましょう。
2.1.コストと時間を削減できる
日本の本社に勤めている採用担当者が、わざわざ採用候補者のいる国へ移動したり、採用候補者が日本に来たりするには、非常に多くのコストと時間が掛かります。
日本のお隣韓国でさえ、羽田や成田から片道で2時間半程度がフライトに掛かります。
日本で空港までの移動時間、搭乗手続きや手荷物検査などを受ける時間、韓国についてからの入国手続きや手荷物受け取りの時間などを考えると、プラス3、4時間くらいは掛かるかもしれません。
採用担当者側がこれらの時間を消費するのももったいないですし、採用候補者側は企業が欲しいと思うような人材であるため、それだけの時間をわざわざ捻出しようと思うのは、よほど相手の企業やポストに気持ちがある場合くらいではないでしょうか。
優秀な人材に「面接のために日本に来てください」と言っても、優秀な人ほど非効率なやり取りに嫌気がさして断るはずです。
2.2.交通手段によって生じるリスクを避けられる
今回のコロナでもそうですが、日本は島国であるため、飛行機や船といった交通手段にトラブルが生じた場合、海外との行き来ができなくなります。
感染症の流行において、人の行き来をとめることは感染防止において非常に有効ですので、コロナ以外でも感染症が流行した場合は飛行機や船が止まる可能性があります。
また、感染症だけでなく、天候トラブルでも飛行機や船が止まることがあります。
悪天候の中、無理に飛行機を飛ばしたり船を出したりすれば、最悪の場合は事故につながり死亡してしまうかもしれません。
企業も採用候補者も、さすがに採用のために命を懸けて移動しようとは思わないでしょう。
また、これは非常に悪い想定の話ですが、国際的な戦争になった場合、飛行機や船での行き来は非常にリスクが高くなります。
戦争や内戦中の地域がある場合は、その地域の上空を避けて飛行機が飛ぶくらいです。
あって欲しくないことですが、もし万が一、日本の近くで大規模な戦争が起こった場合、日本行きや日本発の飛行機が止まる可能性があります。
オンライン採用であれば、感染症・天候トラブル・戦争などがあっても、通常通り採用業務を進めて行くことができます。
2.3.採用候補者へのイメージ悪化を防げる
前述したように、オフラインでの採用では、採用候補者に非効率な企業だと判断されてしまうかもしれません。
優秀な人材ほど効率という面を重視する傾向にありますので、古いやり方にこだわっている企業では見向きもされないでしょう。
また、オンラインでの採用が可能な企業というのは、最低限の技術に対応できている企業とも言えます。
やり方が分からないからといって対応せずにいれば、対応力がない、技術に疎い企業だと判断されてしまうかもしれません。
現役世代でスマートフォンを使えない人は(使えるけれど使っていないという人は別)、「えー、使えないの。機械音痴だなあ」と思われ、お年寄りでスマートフォンを使えない人は「まあお年寄りだからなあ」と思われることがありますよね。
オンライン面接も同様です。
対応する力がないか、古い企業なのか、と判断されてしまうでしょう。
3.外国人のオンライン採用の方法
外国人採用をオンライン化するメリットは以上です。
それでは外国人採用をオンラインで行う方法についてご紹介していきましょう。
3.1.国内拠点に呼びたい場合
国内拠点に呼びたい場合は、採用後に来日できることを前提としましょう。
来日が難しい場合はリモートワークが可能な業務では無い限り難しいと思ってください。
まずは採用候補者を見つけなくてはいけません。
海外にいる人材なので、見つけるには3つの方法が考えられます。
1つ目は外国人採用専門のエージェントを利用することです。
海外にいる人材の中から採用候補者を探してきて繋げてくれるエージェントがいますので、依頼すれば条件に合う人材を見つけてきてくれるでしょう。
コストは掛かりますが、確実な方法ではあります。
2つ目は社員の知り合いを辿る方法です。
最近では留学やワーキングホリデーで海外に滞在したことのある人はそこそこいますよね。
そのような社員がいれば海外に友人がいるはずですので、その友人経由でいい人がいないか紹介してもらったり、その友人自身が条件の合う人材であったりする可能性があります。
この方法はコストは低く抑えられますが、運要素が強く、確実性に欠けます。
3つ目の方法はLinkedInを使って探す方法です。
LinkedInとはビジネス向けSNSで、人と繋がったり、投稿したり、メッセージのやり取りができたりなどの機能があります。
その機能の1つが採用の機能です。
企業向けにユーザーを条件で検索しスカウトメッセージを送ることができる機能、転職したいユーザー向けに求人情報を検索して応募できる機能があります。
日本に比べて海外では浸透しているSNSですので、海外の人材を探すにはぴったりです。
人材を探し出す力やスカウトで口説くスキルが求められますが、エージェントを利用するよりもコストは削減できますし、外国人人材に接触できる確実性は紹介よりも高いため、この中では1番おすすめの方法です。
人材を見つけて接触できたら、次は面談や面接です。
その際はビデオ会議ツールを使いましょう。
skype、zoom、Google Meetなど、今はたくさんのビデオ会議ツールが世に出ています。
実際に会っているのと変わらず、相手の顔を見ながら、ほぼリアルタイムでやり取りが可能です。
今回のコロナで有料のツールを導入した企業もいるでしょう。
無料で利用できるツールもあるので、選択肢は多いはずです。
何個か使ってみて、1番安定して会話ができるものを選ぶと良いでしょう。
ビデオ会議でなら軽い面談でも、採用が本決まりになりそうな大切な面接でも、どちらでも対応できます。
そのビデオ会議が軽い面談なのか真剣な面接なのかは、きっちり相手に伝えてから臨みましょう。
話をしてみてお互いに採用・入社の意思が確定した後は、メールやチャットで契約について話を進めていくだけです。
3.2.海外拠点で現地採用したい場合
次に海外拠点で現地採用したい場合はです。
基本的には海外拠点にいる社員が対応することになるでしょう。
しかし重要なポストの採用については日本の本社で対応することがあると思います。
そのようなときは、書類や初回の面談・面接などを現地の社員が対応し、最終の面接をビデオ会議で行いましょう。
人材を見つける方法は国内拠点に呼ぶ場合とほぼ同様で、前述した3つの方法以外に現地で求人を出すという方法が加わります。
外国人採用にオンライン採用を取り入れる方法は以上です。
既存のサービスや技術を使えばできる、非常にシンプルで簡単な方法ですよね。
それでも、「どうしても採用する人と実際に顔を合わせたい」と思う場合は、採用した後、問題なく行き来ができるようになったときに、出張で会いに行くといいでしょう。
採用が確定していない段階で会いに行くよりも、すでに採用した段階で会いに行く方が企業側としても嬉しいと思いませんか。
4.外国人はオンラインで採用しましょう
少子高齢化が進む日本では、海外で人材を見つけようとする動きが出てきています。
とくにIT系は人材の需要が高まっている一方で、国内の人材では足りなかったり、技術力の高い人材が限られてしまったりするため、外国人の採用を強化する企業もいます。
外国人の採用、しかもオンライン採用となると、やったことのない企業では難しい採用が掛け合わされていて不安に思ってしまうかもしれませんが、方法さえ知っていればそこまで難しいことではありません。
確かにポイントをおさえる必要がありますが、そこはダイレクトリクルーティングの採用支援に慣れた弊社がサポートいたします。
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直近ではコロナによって外国人採用をオンライン化していく必要性が高まっていますが、コロナに限らず、今後ますます外国人採用・オンライン採用の必要性が高まっていくでしょう。
今をチャンスと捉えて、ぜひオンライン採用で外国人を採用してみましょう。
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竹村 朋晃
株式会社ダイレクトソーシング CEO (プロフィールはこちらをクリック) 2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。
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