LinkedIn採用
2024.09.10

LinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイトの使い方

LinkdIn(リンクトイン)のタレントインサイトをご存じですか?
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングの小野です。

LinkedIn(リンクトイン)は知っているけれど、その採用ツールの1つである「インサイト」については知らないという方は少なくありません。
そもそも、LinkedIn(リンクトイン)を採用に使えることを知らない方やLinkedIn(リンクトイン)を採用に使えるのは知っているけれど採用ツールを把握しきれていないという方が、日本ではまだまだ多いという印象です。
そこで今回はLinkedIn(リンクトイン)のインサイトについてご紹介したいと思います。

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1.LinkkedIn(リンクトイン)は採用に利用できる

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まずはLinkedIn(リンクトイン)について説明します。
LinkedIn(リンクトイン)は知っているよ、という方は次の章から読んでいただければと思いますが、「LinkedIn(リンクトイン)ってそもそも何?」「名前は知っているけれど具体的には知らない」という方はぜひご一読ください。
 
LinkedIn(リンクトイン)はアメリカ生まれのSNSです。
実名で登録し、ビジネスで繋がりのある人物同士でつながり、情報共有や近況を発信して利用します。
繋がっている人の投稿やフォローしている企業アカウントの投稿がフィードに流れ、いいねやシェアができるようになっています。
Facebookの用途をビジネスに絞ってプライベートを除いたものと捉えていただければ大丈夫でしょう。
ちなみに「Facebook」を例に出しましたが、実は2004年創業のFacebookよりも先に、2003年にLinkedIn(リンクトイン)はサービスを提供開始しているのです。
Facebookの方が「LinkedInに似てる」と表現した方が正しいのかもしれませんね。
 
日本のLinkedIn(リンクトイン)ユーザーは400万人超で、日本でSNSの代表格として名前を挙げられやすいFacebookやTwitter、Instagram、LINEの日本人ユーザーよりも数が少ないのが現状です。
しかし発祥の地アメリカでは1億9千900万人超のユーザーがおり(つまり日本の人口以上のユーザー数がいる!)、世界全体のユーザー数は10億人超でTwitterの世界全体ユーザー数(3億3千500万人)やLINEの全世界月間アクティブユーザー(2億1千700万人)よりも多くのユーザーがいるのです。
そのため、海外留学や海外赴任の経験がある人は、現地の友人や同僚がLinedkIn(リンクトイン)を使っていたのを見て自身も使い始めたという人が結構います。
また、ビジネスに関する情報を発信したり収集したりすることのできるLinkedIn(リンクトイン)は、仕事やキャリアに高い意欲を持つ人材の間でもよく利用されています。
他国に比べて日本でのLinkedIn(リンクトイン)の浸透率がまだまだ低い一方で、ユーザーが少ないからこそ、日本のハイキャリア層が集中しているという特徴があるのです。
 
つまり、日本の全ユーザー数に対してハイキャリア層の割合が高いということは、LinkedIn(リンクトイン)の日本人ユーザーをターゲットに採用活動をすればハイキャリア層を効率良く採用することができる、ということです。
 

2.LinkedIn(リンクトイン)の採用機能

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ここではLinkedIn(リンクトイン)を使った採用について、メリットや機能などをご説明します。
「LinkedIn(リンクトイン)で採用できることもメリットも知っている。タレントインサイトについてのみ知りたい」という方は3章からお読みください。
 

2.1.LinkedIn(リンクトイン)を採用に用いるメリット

LinkedIn(リンクトイン)の日本人ユーザーの特徴から、LinkedIn(リンクトイン)を採用活動に用いれば効率良く優秀な人材を獲得できる、ということを前の章でご説明しましたが、それ以外にもLinedkIn(リンクトイン)を採用に用いるメリットがあります。
 

  • 海外の人材も採用できる
  • 採用候補者のキャリアや実績を確認しやすい
  • 採用単価を抑えられる
  • 企業ページを用いて採用ブランディングがしやすい

 
1つの目の「海外の人材も採用できる」について、これは説明しなくても想像できると思いますが、海外のユーザー数が多いためアプローチできる人材を見つけやすいということです。
例えば、プログラマやエンジニアの需要が高まっていますが、少子化の進む日本ではのちのち需要に対して人材が不足すると言われています。
そこでLinkedIn(リンクトイン)を用いれば海外のプログラマやエンジニアに接触することができるので、国内だけでなく、広く世界から人材を探すことができるのです。
 
2つ目の「採用候補者のキャリアや実績を確認しやすい」は、採用候補者をLinkedIn(リンクトイン)で見つけたら、その人のプロフィールを閲覧すれば、その人がどの会社に在籍していたことがあり、現職はどのような仕事で、どのような結果を出してきたのかが一目瞭然だからです。
LinkedIn(リンクトイン)のプロフィールはその人のキャリア情報がまとまったものなので、履歴書のようなものなのです。
 
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3つ目の「採用単価を抑えられる」については、LinkedIn(リンクトイン)は企業が直接人材の母集団を形成して、接触から採用までを行う手法「ダイレクトソーシング(ダイレクトリクルーティング)」による採用を前提に設計されているからです。
従来、転職サイトなどに登録している人材を採用するには、転職サイトを運営している企業のエージェントを通して紹介されるため、どうしても仲介手数料などが掛かってしまっていました。
しかしLinkedIn(リンクトイン)は採用機能の利用契約を結べば、LinkedIn(リンクトイン)に登録しているユーザーに企業自らアプローチすることができるため、エージェントなどの第三者を挟むことなく仲介手数料なども支払う必要がなくなり、採用単価を抑えやすくなっているのです。
 
4つ目の「企業ページを用いて採用ブランディングがしやすい」については、企業や団体などが作成しているFacebookのFacebookページのように、LinkedIn(リンクトイン)でも企業のページを作成することができ、そこで自社の文化や制度、事業、募集職種などについて紹介することができるからです。
働く場としての自社の魅力を存分にアピールすることができます。
 

2.2.LinkedIn(リンクトイン)の採用ツール

LinkedIn(リンクトイン)を採用に用いるメリットがあることはご理解いただけたでしょう。
それでは、具体的にLinkedIn(リンクトイン)にはどのような採用ツールがあるのでしょうか。
 

  • タレントインサイト
  • 会社ページ(キャリアページ)
  • ターゲティング広告
  • ジョブスロット
  • リクルーター

 
タレントインサイトについては次章で詳しくご紹介します。
会社ページは前述したとおり、自社の魅力を発信できるページです。
最低限の情報(住所やHPなど)は無償で掲載できますが、事業や部署の紹介コラムや社員などを用いてより詳しく自社の情報を発信するには、有償のキャリアページを活用する必要があります。
リクナビやマイナビなどで企業について詳しく説明したり、先輩社員インタビューを載せたりする機能がありますが、それに似たものと捉えていただいて大丈夫です。
 
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ターゲティング広告は、その名の通り、ターゲットを定めて採用広告を配信できる機能で、ターゲットの人材を会社ページ(キャリアページ)に誘導します。
場所、業界、職種、ジョブレベル、現職の会社規模、言語、現在の会社名、学校名、学位、卒業年、専攻、過去勤務していたことのある会社、スキル、肩書などの条件を指定し、ターゲットのフィードやLinkedIn(リンクトイン)画面に広告を表示させることができます。
採用したい人材像がはっきりしている場合に有効です。
 
ジョブスロットは「おすすめの求人」などの枠に自社への応募に誘導する広告を表示する機能です。
LinkedIn(リンクトイン)のユーザーはプロフィール設定で転職に興味があるか/ないかを選択することができ、転職に興味があるユーザーにはLinkedIn(リンクトイン)からのメールにおすすめの求人が掲載されます。
その中に自社が組み込まれ、応募数の増加に繋がります。
 
リクルーターは、LinkedIn(リンクトイン)の全ユーザーのプロフィールを検索・閲覧し、採用したい人材がいたらその人に直接ダイレクトメッセージを送ることのできる機能です。
詳細検索により条件に該当する人材を絞り込むことができ、さらにその人物が転職に興味をもっている状態か興味がない状態かも確認した上で、スカウトメールを送ることができるのです。
 

3.LinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイト

それではここからはLinkedIn(リンクトイン)の採用ツールの1つであるタレントインサイトに絞って説明していきます。
 

3.1.タレントインサイトでできること

LinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイトは、人材・企業の調査レポートツールです。
特定の条件に合致する人材や特定の企業について、直近の状況を調べることができます。
具体的には、ターゲットとなる人材のグループに対して、
 

  • 居住地(どの国、県にいるか?)
  • 出身校、専攻(どの学校、部出身が多いか?)
  • 動き(どの国、会社からどこに動いてるか?)
  • 業種(どの業種いるのか?)
  • 雇用先(どの業種、会社で仕事しているか?)
  • スキル(どのキーワドで検索すればよいか?)
  • 魅力度(この人材にとって自社の魅力度)
  • 採用競争度合(地域、業界別の競争度合い)

 
を調べることができ、また、自社・競合他社の社員に対して、
 

  • 出身校
  • 人材の流れ(人材の獲得先、流出)
  • 在職期間、離職率
  • 社員数の変動
  • 社員のスキルとその分布、動向
  • 各部署の人数、離職率

 
を調べることができます。
LinkedIn(リンクトイン)内のデータからのレポートのため、LinkedIn(リンクトイン)ユーザーの少ない企業のレポートや実際とずれている可能性が高く注意は必要ですが、自社が求める人材の層が今どこにおり、どの企業に流れているのか、競合他社の人材の動きがどのようになっているのかを分かりやすく示してくれるレポートです。
 

3.2.タレントインサイトの活用方法

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タレントインサイトの活用方法としては、レポートを元に採用戦略や採用広告の設計に用いることができます。
例えば、Fin Techのように「~Tech」と呼ばれる言葉が増えてきている通り、様々な業界・分野で技術者が求められるようになってきています。
いままではエンジニア・プログラマといえばIT業界に在籍しているのが普通でしたが、これからは金融や教育、農業、住宅、ヘルスケアなどの他業界でもエンジニア・プログラマの需要が高まっていくことが分かっており、このような新しくエンジニア・プログラマを採用したい企業が、「ではどこを見ればターゲットが見つかるか」を判断するのにタレントインサイトが役立つのです。
ターゲット人材の居場所が分かれば、それを条件にターゲティング広告を出稿することができます。
 
また、例えば競合他社のうちA社へのターゲット人材の流入が突出して増えていることがタレントインサイトで分かれば、A社の採用活動・ブランディングを参考に採用戦略や採用広告のクリエイティブを考えることができます。
その業界の中でもA社がターゲット人材に評価されている何かがあるわけですから、同じターゲット人材を求めるのであれば、それを知らなくては採用はうまくいきません。
何をアピールすればいいのか、そもそもターゲットにしている層が自社に合っていないのかなど、タレントインサイトのレポートから考えて行くことができるのです。
逆に最近離職率が高くなっている競合他社がいればチャンスです。
レポートではその企業の離職パターンを発見することができるので、そのパターンで離職した人材に刺さりそうなアプローチ方法で接触すれば、自社に引き込むことができます。
 
このようにLinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイトは、実際の人材や企業の動き簡単に知ることができ、自社の採用を今後どのように進めていくべきかを判断するのに有効な採用ツールです。
 

4.LinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイトを採用に活かしてみませんか?

LinkedIn(リンクトイン)の採用ツールの1つである「タレントインサイト」についてご紹介しました。
なかなか競合他社の最近の採用の動きやターゲット人材の動きというのは把握しづらく、把握しようとすれば多大な労力が掛かる者ですが、LinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイトを使えば簡単に知ることができます。
ただひたすら自社の魅力のみを伝えていても、他社との競争に勝てなくては優秀な人材は獲得できません。
ぜひLinkedIn(リンクトイン)のタレントインサイトを使って、戦略のある採用活動を進めていきましょう。

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竹村 朋晃

竹村 朋晃

株式会社ダイレクトソーシング CEO (プロフィールはこちらをクリック) 2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。

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