知名度のないベンチャーが年間50名採用しようとする話

採用計画

採用ポジション

弊社では、今期（2022年4月~2023年3月）約50名の採用を予定しており、2022年10月時点で、60%程度の進捗で、スケジュール通りの状況です。
ポジションは以下になります。応募ページはこちら

採用チーム

採用担当はこれまで大出が一人でした。ダイレクトリクルーティングから人材紹介対応、採用ブランディング等を一人で対応しており、限界が来たため、2022年4月からは、総務人事部から、2名のメンバーが、ダイレクトリクルーティングや求人票のアップなど、一部業務を手伝ってもらっています。

また、カスタマーサクセス部や情報システム部から、採用業務の理解を深める目的で1ヶ月限定でサポートに入ってもらっています。

採用プロセス

採用プロセスは、基本的には2週間~3週間で完結します。プロセスは短いほど候補者体験が向上するので、一番ボトルネックとなる日程調整は、ダイレクトスケジューリング等の日程調整ツールを利用して、高速化をはかっています。

主な採用業務

採用担当の業務は膨大で、想像以上にオペレーションに割かれる時間は多いです。弊社ではできる限り自動化をはかっていますが、「求人票を変える」だけでも社内稟議を通して、各媒体へのアップがあるため、大変な作業量となります。

採用単価

さすがに、非公開とさせていただきますが、各流入経路別の割合は、ダイレクトリクルーティングと人材紹介が1対1程度です。今期（2022年4月）からリファラル採用を積極的に実施し、採用全体の10%程度までのびてきました。

上記から、一般的な企業の採用単価と比較すると、約25%程度低い状態といえます。

母集団形成

人材紹介

ポイント

人材紹介会社とのお付き合いの仕方は、非常に重要だと思います。弊社では以下の点を気を付けています。

1. 人材紹介会社とは定期的に採用ペルソナのすり合わせを実施
2. 書類選考は素早く、選考理由を明確に
3. 反応はできるだけはやく

上記を気を付けることで、自社の「好みの採用要件」を深くまで理解していただくことができ、マッチした方からの応募も増え、採用は一気に加速していきます。

利用サービス

現在（2022年4月時点）、弊社では以下の人材紹介会社にお世話になっています。

No	サービス名	利用状況	特長
1	リクルート		採用全般に利用
2	パーソル		採用全般に利用
3	Type		採用全般に利用
4	ギークリー		エンジニア採用
5	ワークポート		採用全般に利用
6	パソナ		採用全般に利用
7	エンジャパン		採用全般に利用
8	MS Japan		コーポレート部の採用
9	ゼネラルパートナーズ		障害者採用
10	アデコSpring		採用全般に利用

現在は、上記のように個別に人材紹介会社と契約することなく、全国の転職エージェントの方から人材を紹介いただけるサービスがあります。Groovesが提供する「Crowd Agent」とROXXが提供する「Agent bank」が有名です。弊社でも利用を検討中です。

No	サービス名	利用状況	特長
1	Crowd Agent		5000名以上の人材紹介が利用
2	Agent bank		2500名以上の人材紹介が利用

ダイレクトリクルーティング

ポイント

基本的には、ビズリーチ、LinkedIn、Wantedlyの3メディアを中心に、時期によってEightやOpenWork等を利用しています。また、新規サービスは基本的には積極的に利用し、テストをかねて利用するようにしています。

直近では、エンジニア採用が増えてきているので、エンジニア特化型のメディアを増やす必要があると考えています。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	ビズリーチ		全方位型
2	LinkedIn		全方位型
3	Wantedly		20代～30代の若手中心
4	Eight Career Design		全方位型
5	PaceBox		全方位型
6	openwork		20代~30代が中心
7	リクルートダイレクトスカウト		全方位型
8	doda Recruiters		全方位型
9	日経転職版		全方位型
10	ミドルの転職		35-49歳がメイン
11	Green		20、30代のエンジニア
12	Forkwell Jobs		エンジニア
13	LAPRAS SCOUT		エンジニア
14	Qiita Jobs		エンジニア
15	Findy Enterprise		エンジニア
16	レバテックダイレクト		エンジニア＆デザイナー
17	paiza		エンジニア
18	Offers		エンジニア
19	エンジニアHub		エンジニア
20	転職ドラフト		エンジニア
21	Nishika		データ・AI
22	AMBI		25－34歳の若手ハイキャリア
23	ミイダス		若手中心
24	キャリトレ（2022年12月にサービス終了）		20代中心
25	Liiga		高学歴若手中心
26	CareerCross		バイリンガル人材
27	LiBz		女性中心のハイキャリア層
28	YOUTRUST		社員の友達の友達
29	VIVIVIT		デザイナー
30	アマテラス		スタートアップ志望者

求人媒体

ポイント

求人媒体の定義はなかなか難しいのですが、過去エン転職など利用していたこともあるのですが、現在はIndeedとWantedlyの2媒体を利用しています。

Wantedlyは、よく応募者の方から「貴社のWantedlyの○○に記事をみまして」と言われることも多く、採用ブランディングのプラットフォームとして利用している側面もあります。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	リクナビNEXT		会員数約1,000万人
2	マイナビ転職		地方採用に強み
3	エン転職		会員数約800万人
4	doda		IT業界の層が多い
5	Indeed		掲載費無料（クリック課金型）
6	Wantedly		会員数350万人

リファラル

ポイント

2022年4月から、弊社でもリファラル採用を積極的に実施しています。入社が決まった際には、紹介元に30万円の報酬を付与しています。2022年4月~2022年9月末までの半年で、4名程が入社に至っています。

リファラル採用のプラットフォームとして、MyReferとRecfcomeが有名です。弊社でも導入検討をしていますが、まだ100人以下の規模なので、未導入です。

リファラル採用のポイントは以下だと考えいます。

1. なんといっても、地道に個別に社員から紹介をもらう
2. 自社で採用しているポジションを社内で徹底周知する
3. 入社したばかりのメンバーからは積極的に紹介をもらう
4. 紹介者が不合格になった場合のケアをきちんと行う

リファラル採用は、応募からの内定率が高く、採用単価も下げられるため、非常に有効な採用方法ですので、今後も継続的に実施し、拡大していきたいと思います。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	MyRefer		ー
2	Refcome		ー

転職フェア

ポイント

弊社では、現在のところ、転職フェアへの出展経験はありません。今後、採用ペルソナや採用人数が変わったタイミングで検討する予定です。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	doda転職フェア		ー
2	マイナビ転職EXPO		ー
3	Typeエンジニア転職フェア		ー

SNS採用広告

ポイント

最近では、SNSで採用系の広告を皆さんも目にすることは多いのではないでしょうか？広告の種類についても、認知目的、採用イベント集客目的、企業ブランドプロモーションなど、様々な場面で利用されています。

弊社では、主にLinkedInで、採用イベントの集客に利用しています。LinkedInでは、経験やスキル等、細かくターゲットを絞って広告配信ができるので、SNS採用広告としては、LinkedInをメインで利用しています。

今後は、弊社も採用動画があるので、こちらをyoutube広告にアップしていきたいと思っています。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	LinkedIn広告		詳細なターゲティング広告が可能
2	Facebook広告		ー
3	Twitter広告		ー
4	youtube広告		ー

カジュアル面談プラットフォーム

ポイント

カジュアル面談プラットフォームとして、最近リリースされた「Meety」をテスト的に利用しています。ダイレクトリクルーティングの普及により、潜在層の採用が増える中、「カジュアル面談の重要性」が増してきています。弊社でも、ダイレクトリクルーティング経由の候補者は、かならずカジュアル面談を実施しています。そんな中生まれたサービスですので、今後に期待です。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	Meety		DS社のMeetyページ

採用ブランディング

採用ページ

ポイント

採用ページについは、これまで色々試してきました。Wixで作っていた時代、hubspotで作っていた時代、engageを試してみた時代、HERPに直接リンクをかけていた時代。

現在は自社のナレッジデータベースをNotionにしたことをきっかけに、Notionで採用ページを作成しました。

ただ、Notionだと、アクセス解析ができないため、Notionのサードパーティツールである「Super」を利用して、Webサイトとして公開しています。

Notionで採用ページを作るメリットは、

• 全社員がNotionに慣れているので気軽に編集ができる
• 社員全員が採用を自分事としてとらえてくれる

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	Notion		DS社の採用ページ
2	Super		https://super.so/

採用ピッチ

ポイント

弊社では、採用ピッチは「カジュアル面談」や「オファー面談」のタイミングで、候補者とのミスマッチ防止のために利用しています。

ボリュームとしては全70ページで、内容は以下の項目になります。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	Googleスライド		ー
2	SlideShare		ー

採用動画

ポイント

採用動画は、自社で製作し、採用イベントのオープニングやSNS、採用ページなどで利用しています。弊社は、別業界からの転職がほとんどですので、メンバーの前職や転職理由にフォーカスした「社員インタビュー」を複数本作成し、候補者の応募動機付けに役立てています。

実際に利用している動画

掲載準備中

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	youtube		限定公開でアップしてます。

採用SNS

ポイント

弊社では、複数のアカウントを運用していますが、正直、採用チームのリソース不足のため、積極的な投稿はできていません。ただ、SNSでの情報が主流になってきているので、今後は活発にコンテンツの投稿が必要かと思います。

また、最近ではTikTokを利用した会社紹介も増えてきているので、検討が必要かと思いますが、キラキラ系が苦手なメンバーが多いので、悩みどころです。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	LinkedIn		公式LinkedInページ
2	Facebook		公式Facebookページ
3	Twitter		公式Twitterページ
4	Instagram		ー
5	TikTok		ー
6	Youtube		ー

採用ツール

適性検査・プログラミング試験

ポイント

弊社では、現在適性検査は実施していません。本来なら、面接プロセスの高速化やスキル事前チェックの観点で入れた方がよいと考えています。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	SPI		適性検査
2	CUBIC		適性検査
3	ミキワメ		適性検査
4	GAB		適性検査
5	V-CAT		適性検査
6	track		ITスキルチェック
7	paiza		ITスキルチェック
8	codility		ITスキルチェック
9	TOPSIC		ITスキルチェック
10	Tecfull		ITスキルチェック

日程調整

ポイント

弊社では、自社開発のツール「ダイレクトスケジューリング」を利用しています。きっかけは、「人材紹介会社経由の候補者との日程調整に使いたい」「個人情報取り扱いの同意文を自社向けにカスタムしたい」といったニードから、開発にいたりました。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	ダイレクトスケジューリング		面接の日程調整特化型ツール
2	Spir		ー
3	eeasy		ー
4	TimeRex		ー
5	biskett		ー
6	調整アポ		ー

採用管理ツール（ATS）

ポイント

弊社では、これまでの色々なATSを試してきたのですが、ダイレクトリクルーティングメディアとの連携ができる点で、HERPにしています。また、Slack連携ができるので、現場を巻き込んだ採用には適しているため、こちらを利用することになりました。

利用サービス

No	サービス名	利用状況	特長
1	HERP		ー
2	HRMOS		ー
3	ジョブスイート		ー
4	HITO LINK		ー
5	ジョブカン		ー
6	Talentio		ー

感想・まとめ

採用業界は日々。新しいツールや新たなサービスがリリースされるので、「どのサービスが自社の採用に向いているのか？」を見つけ出すのは非常に大変です。特に、私たちは採用支援サービスを提供している会社なので、常に最先端を理解し続ける必要があります。

今回は、どちらかというと、自社のメンバーに、採用チームが何をやっているのか？について知ってもらうために、記事としてまとめました！