オンライン面接(ウェブ面接)を導入する流れ
オンライン面接(ウェブ面接)に対応できていますか?
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングの小野です。
最近では会議やセミナーなど、オンラインで実施している企業も多くなってきていますよね。
弊社でもウェブ会議を行うことがありますが、実際に会わなくてもミーティングに支障はないなあと感じます(相手との関係値や状況によっては実際に会って話したほうが良い場合ももちろんあります)。
このオンラインを使ったコミュニケーションは、採用の現場でも活用できます。
すでにオンライン面接(ウェブ面接)を取り入れている企業も最近では多いです。
そこで今回は、オンライン面接(ウェブ面接)の利点、面接だけでなく採用全体をオンライン上で完結するための方法についてご紹介したいと思います。
目次
1.「実際に会って話さないと採用できない」という思い込み
「採用は“人”を見るものだから、実際に会って話さないと・・・・・・」
それ、思い込みです。
内定を出すまで一度も会わなくても、自社に適した人材、優秀な人材を採用することは可能です。
人とコミュニケーションをとるとき、言葉以外の要素から多くの情報を得るという「メラビアンの法則」は皆さんご存知のことでしょう。
相手の姿勢や身だしなみ、姿勢、表情、話し方、声の質など、話の内容以外によって相手の印象が大きく変わるものです。
言葉以外のコミュニケーション、いわゆるノンバーバルコミュニケーションに、私たちは強く依存しています。
そのため、メールでのコミュニケーションではすれ違いが生じることがあります。
怒っていないのに、相手に怒っていると勘違いされるケースとかは、仕事だけでなくプライベートでも起きることです。
逆に怒っているのに伝わらないケースもあります。
電話ではどうでしょうか?
電話では話し方や声音など、どのように話しているのかという情報が追加されるため、メールよりも相手の機嫌や状況を読み取ることができます。
しかし対面で話すとき、以下のようなことってありますよね。
A「~~だよね」
B「そうだね」
A「そして~~だね。HAHAHA」
B「・・・・・・。そういえばさ、~~」
相手の顔を見たら、「あ、まずいこと言っちゃったかも」「ウケなかったな」というのが分かりますよね。
しかし、電話で、しかも沈黙が一瞬だったりすると気付かないときがあります。
話し声は笑っていても、顔が笑っていないということもありますが、それも電話では気付きにくいのです。
このようなことから、メールや電話でのコミュニケーションよりも、実際に会って話す方が良いというのは事実です。
しかしそれは、実際に会う以外にコミュニケーションをとる方法が、昔は電話やメールくらいしかなかったからです。
現代は違います。
今では、地球の裏側にいる相手とリアルタイムに顔を見て話すことができます。
オンライン面接(ウェブ面接)では、電話とは異なり、音声だけでなく映像も使って相手とコミュニケーションを取れるので、相手から受け取る情報が会って話すそれと大差がないのです。
確かに昔は「採用は“人”を見るものだから、実際に会って話さないと・・・・・・」と考えるべきでした。
しかし、現代ではそれはもはや思い込みに過ぎないのです。
2.オンライン面接(ウェブ面接)のメリット
実際に会って面接するのとオンライン面接(ウェブ面接)では、相手に伝わる情報量、またこちらが相手から読み取れる情報量に大差がありません。
では、大差がないのであれば、「逆に実際に会っての面接でもいいのでは?どちらでもいいのでは?」と考えると思います。
しかし、会って面接するよりも、オンライン面接(ウェブ面接)を積極的に推奨する理由があります。
オンライン面接(ウェブ面接)のメリットをご紹介します。
2.1.遠距離の相手とも気軽に面接ができる
神奈川県在住の人が東京の会社で面接を受けるのは、そう難しいことではありません。
しかしこれが、例えば大阪だったり福岡だったり、はたまた海外だったりしたらどうでしょう。
難しいですよね。
「面接するので、〇日の〇時に東京オフィスまでお越しください」とは気軽に言えません。
いくら新幹線や飛行機といった移動手段の技術が発達しても、実際に移動するのは人間なので長距離移動は疲れます。
疲れた状態で面接を受けるのは、採用候補者にとっては不安でしょう。
また移動にはお金も時間も掛かります。
選考過程において、採用候補者に何度も足を運んでもらう必要がある場合、その費用も時間も倍々になっていきます。
心の底から「働きたい!」と思ってくれている候補者であっても、遠距離であった場合に何度も面接のためにオフィスに来てもらうのは、時間的にも、コスト的にも、体力的にもきついものです(「本気ならできるはずだ!」という根性論は一部の人には当てはまりますが、世の中の大半の人には当てはまらないので横に置いておきます)。
しかしオンライン面接(ウェブ面接)であれば、神奈川にいる採用候補者も、大阪にいる採用候補者も、海外にいる採用候補者も、皆同じ条件で面接を受けることができます。
移動の必要がないので、時間もお金も体力も必要以上に消費せずに面接に臨むことができます。
企業も採用候補者の移動について心配する必要がありません。
2.2.企業もコスト削減できる
採用候補者に面接で掛かった交通費を支払う企業もいますよね。
最終面接のみ、遠方からの候補者のみなど条件を絞っているケースも多いですが、塵も積もればです。
オンライン面接(ウェブ面接)であれば、企業は採用候補者の交通費を支払う必要がありません。
また、オフィスに来てもらって面接する場合、企業側は移動もないし、さほどコストは掛からないだろうと思ってしまいがちですが、受付で応対して会議室に通し、面接担当の社員に採用候補者が来社したことを連絡する人の存在を忘れてはいけません。
受付担当がいる会社であればそれが仕事なので当然のことですが、受付を設けておらず、社内にいる社員が対応することにしている企業では、その人のメイン業務の手を止めてしまうことになります。
オンライン面接(ウェブ面接)であれば、時間になったら双方がツールにログイン・アクセスするなどだけで済みます。
2.3.天候や交通トラブルなどの外部要因の影響を受けない
面接の日に超大型台風が直撃。
そのような状況で「面接をするのでオフィスにお越しください」と求職者に伝える企業は基本いないと思います(「本気でなら~」は以下略)。
そもそも人事・採用担当者の方も出社したくありませんよね。
また、天候が良くても電車が止まってしまい、採用候補者がオフィスに辿り着けないというケースは多々あります。
実際に会って行う面接は、このように外部要因によって実施困難な状況に陥ることがあります。
オンライン面接(ウェブ面接)であれば、このようなことで面接が中止になることがありません。
2.4.必要であれば、何度でも面接を実施できる
前述した通り、オンライン面接(ウェブ面接)であれば、実際に会って行う面接よりも気軽に実施できます。
そのため、実施回数を増やすハードルが低くなります。
採用候補者と企業、双方が納得した上で入社が決まることが望ましいので、お互いに不安なことや疑問点を残したままで内定通知、受諾に進むのは、早期離職の可能性を高めます。
せっかく採用しても、すぐに辞めてしまうのであれば、選考に掛けた労力やコストが無駄になってしまいますよね。
オフィスに来てもらって行う面接よりも、オンライン面接(ウェブ面談)なら必要に応じて気軽に設定できます(その場合は面接というよりも面談と言った方が適切かもしれませんね)。
2.5.以上のことから、質の高い採用の増加につなげられる
オンライン面接(ウェブ面接)を導入することで、採用候補者と企業、双方がハッピーになるわけですね。
するとどうなるか。
応募の増加、採用の質の向上が起こります。
「弊社はオンラインでの面接や面談に対応しているので、一度気軽にお話してみませんか?」と企業は採用候補者にアプローチしやすく、採用候補者も「オンラインで済むなら」と面談や面接の実施に同意しやすくなります。
今までは地理的な条件、費用的な問題で諦めていた求職者でも、選考を受けやすくなるため、応募しやすくなるのです。
応募者の母数が増えれば、優秀な人材の数も増えます。
そして納得するまで面談、面接を実施できるため、マッチ度の高い人材を獲得しやすくなるのです。
オンライン面接(ウェブ面接)を導入することで採用効率の改善つなげることができるのです。
3.オンライン面接(ウェブ面接)が簡単に実現できる「KAIZEN RECRUIT(改善リクルート)」
オンライン面接(ウェブ面接)を導入するには、オンラインでコミュニケーションの取れるツールを導入する必要がありますね。
skypeのように無料で使えるツールもありますが、採用を目的に使うのであれば「KAIZEN RECRUIT(改善リクルート)」のご利用はいかがでしょうか。
KAIZEN RECRUIT(改善リクルート)は採用管理ツール(ATS)なのですが、オンライン面接(ウェブ面接)の機能を有した採用管理ツール(ATS)です。
そのため、応募者の管理から自動日程調整など、採用に役立つ機能が備わっています。
そして、面接や面談以外にも、採用業務をオンライン化できることをご存知でしょうか。
採用の始めから終わりまで、すべてオンライン上で完結できる採用手法があります。
それが「ダイレクトリクルーティング」です。
4.採用の最初から最後までをオンラインで完結できる「ダイレクトリクルーティング」とは?
「ダイレクトリクルーティング」とは、母集団形成から採用までを企業自らが行う手法です。
エージェントのような第三者を挟みません。
そのため、採用コストの削減、人材のマッチ度向上というメリットがあります。
母集団形成のために、人事・採用担当者が採用候補者を探してこなくてはいけません。
そのため、その手間がデメリットとも言えるのですが、最近ではダイレクトリクルーティングを想定した採用サービスが数多く存在しているので、それらを使えば特に心配はいりません。
例えば、世界最大級のビジネスSNS「LinkedIn(リンクトイン)」では、登録ユーザーの中から条件を絞って人材を探し出し、スカウトメールを送ることができます。
LinkedIn(リンクトイン)は転職サイトではないため、ユーザーの多くが転職潜在層であり、転職市場になかなか出てこない優秀な人材を採用することができます。
新卒採用、中途採用、どちらにも対応している媒体があり、職種や業界など特定のターゲットに絞って採用できる媒体もあります。
ダイレクトリクルーティングでは、それらの媒体を使って採用候補者を探し、スカウトメールを送ります。
スカウトメールで候補者から良い返事があれば、電話面談やウェブ面談に進みます。
候補者に選考に進みたいと思ってもらえれば、オンライン面接(ウェブ面接)を行い、内定通知・受諾によって採用が決まります。
このように、ダイレクトリクルーティングであれば、採用のすべてをオンライン上で完結させることができるため、面接のみをオンライン化するよりも、さらにコスト削減、採用効率改善につなげることができるのです。
5.ウェブ面接やダイレクトリクルーティングで採用をオンライン化してみよう!
オンライン面接(ウェブ面接)やダイレクトリクルーティングのメリットについてご紹介しました。
採用をオンライン化することは、企業にとっても、採用候補者にとってもメリットの多いことです。
まずは面接をオンライン化することからなら簡単に始められると思います。
ぜひ試してみましょう。
また、ダイレクトリクルーティングなら採用全体のオンライン化を進めることができます。
しかし何から何まで企業自らが行わなくてはならず、不安になる人事・採用担当者の方は少なくありません。
弊社ではダイレクトリクルーティングに特化して採用代行を承っています。
ダイレクトリクルーティングを始めてみたいけれど不安があるという方は、一度お気軽にご相談ください。
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竹村 朋晃
株式会社ダイレクトソーシング CEO (プロフィールはこちらをクリック) 2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。
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