IELTS・TOEFLは就活で評価される?日系グローバル・外資の見方
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LSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)
IELTS・TOEFLは、就活で評価されます。外資系ではそのまま通じ、4技能テストとしてTOEICより重く見られることさえあります。問題は日系企業で、人事の「共通語」がTOEICのため、スコアの水準が正しく伝わらないことがある——つまり評価されないのではなく、翻訳が必要なのです。この記事では、企業タイプ別の見え方と、CEFR換算表、損をしない書き方を解説します。
結論:評価される。ただし読み手で3段階
背景を説明します。日本の採用現場では、TOEICが事実上の標準です。採用時にTOEIC Programのスコアを要件・参考にしている(または今後する可能性がある)企業は73.6%(IIBC「英語活用実態調査2022」)。人事は「600点」「730点」「800点」という数直線で英語力を測ることに慣れています。一方、IELTSやTOEFLは留学・アカデミック世界の言語です。「IELTS 6.5」と書いても、それがどの水準なのか即座に分かる日系の面接官は多くありません。あなたのスコアの価値は変わらないのに、読み手の辞書に載っていない——これが「評価されない」ように見える現象の正体です。
3試験の性格の違い
| 試験 | 測る技能 | 日本の就活での位置づけ |
|---|---|---|
| TOEIC L&R | 聞く・読む | 日系人事の共通語。検索・足切りの基準として最も広く通用する |
| IELTS | 4技能(話す・書く含む) | 留学の証明として強い。英連邦圏・大学院ルートで標準。外資に響く |
| TOEFL iBT | 4技能(話す・書く含む) | 北米留学の標準。交換留学の要件で取得済みの人が多い。外資に響く |
見逃せないのは、IELTSとTOEFLがスピーキングとライティングを含む4技能テストだという点です。前回の記事で「TOEICは話せる証拠とセットで初めて満額で信用される」と書きましたが、IELTS・TOEFLはその「話せる証拠」を最初から内蔵しています。情報量ではTOEICより上——だからこそ、伝わる形に翻訳しないともったいないのです。
CEFR換算表と、書けるライン
履歴書に書けるラインの目安は、IELTS 6.0、TOEFL iBT 80から。交換留学の出願要件と同水準で、B2帯(就活の主戦場)に入るからです。IELTS 6.5・TOEFL iBT 90を超えたら、はっきり武器です。TOEIC換算でおよそ800点台に相当し、しかも4技能の裏づけつき。逆にIELTS 5.5未満・TOEFL 60台までは、無理に書かず、留学エピソードそのもので語るほうが得策です。
損をしない書き方:CEFRを添えて「翻訳」する
やることは1つだけ。スコアの横にCEFRレベルを添えることです。履歴書・ESなら「IELTS 7.0(CEFR C1)」「TOEFL iBT 92(CEFR B2)」。CEFRはETSやブリティッシュ・カウンシルが公表する公式の対照なので、自己申告の「TOEIC換算◯点相当」より正確で、盛っている印象も与えません。読み手がCEFRを知らなくても、C1・B2という記号は調べればすぐ出ます。
LinkedInでは3か所。資格欄(Licenses & Certifications)に発行元(IELTS:British Council/IDP、TOEFL:ETS)と取得年月つきで登録し、スキル欄に「IELTS 7.0」のようにスコアごと追加し、英語版プロフィールにも同じ内容を載せます。IELTS・TOEFLは海外の採用担当やグローバルポジションの検索でむしろ強く効く資格です。英語版に書いていないのは、いちばん響く読者に届けていないことになります。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)
よくある質問
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日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。
出典・注記:CEFR対照はETSおよびIIBC公表の対照表に基づく目安で、試験ごとに測定する技能が異なるため厳密な換算ではありません。企業の活用状況(73.6%)はIIBC「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2022」に基づきます。評価の傾向は監修者の採用支援実務に基づく一般論であり、企業・職種により異なります。TOEIC・TOEFLはETS、IELTSはBritish Council・IDP・Cambridgeの登録商標です。2026年7月8日公開(2028卒版・毎年更新)。

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竹村 朋晃
著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。
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