スタートアップ向け採用ブランディング支援会社10選 | 株式会社ダイレクトソーシング
採用ブランディング
2026.07.24

スタートアップ向け採用ブランディング支援会社10選

スタートアップ向けの採用ブランディング支援会社とは、資金も知名度も限られる創業期・成長期の企業が「候補者から選ばれる理由」を設計し、採用サイト・スカウト・SNSなどの接点で一貫して発信できるように伴走する専門会社のことです。2026年時点でおすすめできるのは、データドリブンなスカウト起点ブランディングに強い株式会社ダイレクトソーシング、スタートアップ特化で300社以上を支援するポテンシャライト、候補者体験(CX)設計のHeaRなどの10社です。費用相場は戦略設計のみで50万〜300万円、制作物まで含めると300万〜1,000万円が目安です。

「エンジニアにスカウトを送っても返信が来ない」「大手と同じ媒体で戦っても埋もれてしまう」「そもそも自社の魅力を言語化できていない」——。採用ブランディングの必要性を感じながらも、どの支援会社に相談すべきか判断できず、動き出せていないスタートアップの経営者・人事の方は少なくありません。

支援会社は各社とも得意領域がまったく異なります。理念策定に強い会社もあれば、クリエイティブ制作に強い会社、データ分析に強い会社もあり、「自社のフェーズと採用課題に合う会社」を選べるかどうかで成果は大きく変わります

本記事は、日本初のLinkedIn公式パートナーであり、300社以上のダイレクトリクルーティング支援と60万件超のスカウト運用データを持つ株式会社ダイレクトソーシングが、スタートアップ向けに実績豊富な採用ブランディング支援会社10社を、支援実績・得意領域・費用相場の観点から徹底比較して解説します。

スタートアップ向け採用ブランディング支援会社10選 実績で選ぶ徹底比較2026

✅ この記事でわかること

✔️ 支援会社10社の比較 スタートアップ支援の実績が豊富な採用ブランディング会社10社の特徴と使い分け
✔️ 選定5基準 実績の近さ・一気通貫力・データ活用・費用柔軟性・内製化支援で見極める方法
✔️ 費用相場 戦略設計のみ50万〜300万円/制作込み300万〜1,000万円の内訳と項目別の目安
✔️ 90日ロードマップ 支援会社と併走して採用ブランディングを立ち上げる標準スケジュール
✔️ 失敗パターン 「作って終わり」を防ぎ、スカウト返信率・内定承諾率の改善につなげる方法

📌 この記事はこんな方におすすめです

  • 採用ブランディングを外部パートナーと進めたいスタートアップの経営者・人事責任者の方
  • スカウト返信率や応募数が伸びず、発信する「魅力の言語化」から見直したい方
  • 支援会社ごとの得意領域と費用相場を比較してから問い合わせたい方
  • エンジニア採用・グローバル採用に強いパートナーを探している方
⚡ 5行で読む結論

  • 採用ブランディングは「制作」ではなく「戦略」から:EVP(従業員への提供価値)の言語化が先、サイトや動画は後
  • 会社選びの最重要基準は「実績の近さ」:自社と同じフェーズ・同じ職種を支援した実績があるかを最初に確認する
  • 費用相場は戦略のみ50万〜300万円、制作込み300万〜1,000万円:スタートアップは項目別のスモールスタートも有効
  • データで効果測定できる会社を選ぶ:スカウト返信率・応募率・内定承諾率のKPI報告がない会社は「作って終わり」になりやすい
  • エンジニア・グローバル採用が主戦場なら:60万件超のスカウトデータを持つダイレクトソーシングのようなスカウト起点型が費用対効果に優れる

採用ブランディング支援会社とは?スタートアップにとっての役割

採用ブランディング支援会社とは、企業の「働く場所としての魅力」を調査・言語化し、採用サイト・スカウト文面・SNS・面接体験などあらゆる候補者接点で一貫して伝わるように設計する専門会社です。広告代理店や求人媒体の代理店と異なり、「どの媒体に出すか」の前段にある「何を・誰に・どう伝えるか」を設計するのが本業です。

採用ブランディングの中核は「EVP」の設計

支援会社が最初に取り組むのは、EVP(Employee Value Proposition=従業員への提供価値)の整理です。給与や福利厚生だけでなく、「どんな課題に挑戦できるか」「どんな仲間と働けるか」「どんな成長機会があるか」を、競合他社との比較の中で言語化します。EVPが定まっていない状態で採用サイトや動画を作っても、候補者の記憶に残らない「きれいなだけの制作物」になってしまいます。

スタートアップこそ外部パートナーが有効な理由

スタートアップは経営者や社員が自社の魅力を「当たり前」と感じてしまい、社内だけでは強みを客観的に言語化しにくい構造があります。また、専任の採用広報を置く余裕がないフェーズでは、戦略設計・コンテンツ制作・効果測定のノウハウを外部から一気に取り込み、並行して内製化を進めるのが最短ルートです。実際に当社が支援する300社以上の企業でも、外部の視点を入れてEVPを再設計した企業ほどスカウト返信率の改善幅が大きい傾向があります。

スタートアップに採用ブランディングが必要な3つの理由

結論として、スタートアップに採用ブランディングが必要な理由は「知名度の壁」「比較される時代」「採用コストの高騰」の3つです。いずれも放置するとスカウト返信率・応募数・内定承諾率のすべてに悪影響が出ます。

理由1:知名度ゼロでは「認知→興味」の入口に立てない

候補者は社名を知らない企業からのスカウトを開封する際、まず採用サイトやSNSを確認します。ここで「何をしている会社か」「なぜ面白いのか」が10秒で伝わらなければ、返信には至りません。60万件超のスカウト運用データを分析すると、企業側の情報発信が整っている企業ほどスカウト返信率が高いことが明確に表れています。

理由2:候補者は複数社を「並べて」比較している

転職ドラフト、LinkedIn、ビズリーチなどの普及で、優秀な人材ほど複数社からスカウトを受け取り、比較検討するのが当たり前になりました。比較の土俵で「この会社は他と何が違うのか」を言語化できていない企業は、条件面だけで判断され、資金力のある大手に負けます。差別化の軸を作るのが採用ブランディングの役割です。

理由3:採用単価の高騰を「資産」で下げる

エンジニアの人材紹介手数料は理論年収の35〜40%が相場となり、1名あたり300万円を超えるケースも珍しくありません。採用ブランディングで作るEVP・コンテンツ・カルチャー発信は一度作れば使い回せる「資産」であり、紹介依存から脱却して採用単価を中長期で下げる投資になります。採用コスト全体の考え方は採用TCOの記事でも詳しく解説しています。

採用ブランディング支援会社を選ぶ5つの基準

支援会社選びで失敗しないための基準は、「実績の近さ」「一気通貫力」「データ活用」「費用柔軟性」「内製化支援」の5つです。特にスタートアップは予算が限られるため、1つ目の「実績の近さ」を最優先で確認してください。

採用ブランディング会社を選ぶ5つの基準 スタートアップが失敗しないためのチェックポイント

基準1:実績の近さ——「大手企業の実績」と「スタートアップの実績」はまったく別物です。自社と同じフェーズ(シード/シリーズA〜B/上場前)・同じ職種(エンジニア/セールス等)の支援事例があるかを必ず確認します。
基準2:一気通貫力——戦略設計だけ・制作だけの会社に分割発注すると、コンセプトと制作物がズレます。戦略から制作・運用まで同じチームで対応できるか、または部分依頼に柔軟かを見ます。
基準3:データ活用——スカウト返信率・応募率・内定承諾率などのKPIを設計し、定例で効果を報告する仕組みがあるか。数字で語れない会社は「作って終わり」のリスクが高くなります。
基準4:費用柔軟性——数百万円のフルパッケージしかない会社はスタートアップには不向きです。診断のみ・ペルソナ設計のみなどのスモールスタートや、月額での伴走契約が可能かを確認します。
基準5:内製化支援——永久に外注し続けるのは資金効率が悪いため、運用ノウハウやテンプレートを社内に移管してくれる「伴走型」かどうかも重要な分かれ目です。

より詳細なベンダー選定の進め方(要件定義・RFP・比較評価)はベンダー選定RFPの記事12項目要件定義の記事をご参照ください。

【タイプ別】スタートアップ向け採用ブランディング支援会社10社

スタートアップ向けに実績豊富な採用ブランディング支援会社10社は、「データ活用型」「スタートアップ特化型」「理念・クリエイティブ型」「採用実務一体型」の4タイプに整理して選ぶのが近道です。各社に優劣があるのではなく得意領域が異なるため、自社の採用課題に合うタイプから検討することをおすすめします。なお、本記事の掲載はランキングではなく順不同です。

タイプ別に見る採用ブランディング支援会社10社 データ活用型 スタートアップ特化型 理念クリエイティブ型 採用実務一体型

タイプ会社名得意領域主な実績・特徴
データ活用型ダイレクトソーシング当社スカウト起点のデータドリブン採用ブランディング/エンジニア・グローバル採用日本初のLinkedIn公式パートナー・支援300社以上・60万件超のスカウトデータ
データ活用型ジャンプ魅力の定量分析による科学的な戦略設計独自ツール「STRUCT FINDER」
スタートアップ特化型ポテンシャライト採用戦略〜ブランディングの一気通貫支援採用支援450社以上・採用ブランディング300社以上
スタートアップ特化型HeaR候補者体験(CX)設計・採用の上流戦略支援100社超・独自の「HeaRメソッド」
スタートアップ特化型セブンデックスUX起点の「入社体験」デザイン戦略〜制作の一貫対応・部分依頼にも柔軟
理念・クリエイティブ型パラドックス理念(志)を軸にした企業・採用ブランドの統合企業アイデンティティ策定280社以上
理念・クリエイティブ型揚羽課題抽出型の支援・理念浸透・制作体制の厚さ支援実績920社超
理念・クリエイティブ型トゥモローゲート採用が難しい業界のブランディング・ビジョン設計「不人気業界でも採用できる」を掲げた支援実績
理念・クリエイティブ型むすび理念共感採用・知名度の低い企業のブランド構築中小・無名企業の支援に定評
採用実務一体型レジェンダRPO知見を活かした実務型ブランディングRPO専業30年超・「ブランドホイール」フレーム

※ 掲載はタイプ別の整理であり、順位付け・優劣の評価ではありません。タイプ分類は各社の公表情報をもとにした当社編集部の整理です。実績数値は各社公式サイト・公表資料に基づきます(2026年7月時点)。

10社の特徴を詳しく解説|実績・強み・向いている企業

ここからは4つのタイプごとに、各社の特徴を実績・強み・向いている企業の観点で解説します。いずれも実績豊富な会社ですので、自社の採用課題(スカウト返信率・母集団形成・理念浸透・運用体制など)に最も近い強みを持つ会社から検討するのが近道です。

【データ活用型】株式会社ダイレクトソーシング(当社)|スカウト起点の採用ブランディング

株式会社ダイレクトソーシングは、日本初のLinkedIn公式パートナーとして300社以上を支援してきたダイレクトリクルーティングの専門会社です。60万件超のスカウト運用データをもとに「どの訴求がどの職種の候補者に刺さるか」を定量的に検証しながら、スカウト文面・採用ピッチ資料・LinkedIn企業ページなどの候補者接点を一気に磨き上げる、スカウト起点の採用ブランディングを提供しています。

「まずサイトや動画を作る」型の支援と異なり、スカウト返信率という明確なKPIで効果を測定しながら訴求軸をチューニングするため、投資対効果が数字で見えるのが特徴です。エンジニア採用・グローバル人材採用など、LinkedInやビズリーチ等40種以上のメディアを使う採用に強みがあります。実際の改善事例はアッヴィ社の事例エンワールド社の事例をご覧ください。

当社のことですので、あえて得意・不得意も率直にお伝えします。

得意なこと
  • 60万件超のスカウトデータに基づく定量的な訴求設計
  • スカウト返信率という明確なKPIでの効果測定
  • エンジニア・グローバル採用(LinkedIn公式パートナー)
  • ブランディングと母集団形成の同時推進
不得意なこと
  • テレビCM級のマス向けブランディング
  • 採用サイト等の大規模制作は提携先との連携になる場合がある
  • スカウト送信を伴わない「理念策定のみ」のご依頼

向いている企業:エンジニア・グローバル人材の採用が急務で、ブランディングを「スカウト返信率・採用決定数」という成果に直結させたいスタートアップ。

【データ活用型】ジャンプ株式会社|魅力を定量分析する科学的アプローチ

ジャンプは「採用がすべて」を掲げ、独自ツール「STRUCT FINDER」で企業の魅力を定量分析し、科学的に採用戦略を設計する会社です。感覚ではなくデータで自社の強み・弱みを可視化してからコンセプトを作るため、社内の合意形成がしやすいのが強みです。

向いている企業:経営陣がデータドリブンな意思決定を好み、「なぜこの訴求なのか」を定量的な根拠で固めたい企業。

【スタートアップ特化型】株式会社ポテンシャライト|採用ブランディング300社以上の実績

ポテンシャライトは、スタートアップ・ベンチャー企業に特化して採用支援450社以上、採用ブランディング300社以上の実績を持つ会社です。採用計画の立案から媒体選定、選考体験設計、MVV策定まで採用活動のすべてのプロセスを一気通貫で支援します。職種別(エンジニア・セールス・マーケター等)に最適化されたブランディング設計と、スタートアップならではのスピード感が強みです。

向いている企業:シード〜シリーズBで採用体制をゼロから立ち上げる、採用戦略と発信の両方を任せたいスタートアップ。

【スタートアップ特化型】HeaR株式会社|候補者体験(CX)を軸にした設計

HeaRは「候補者体験(Candidate Experience)の最大化」を軸に、採用の上流設計に強みを持つ会社です。独自の「HeaRメソッド」で事業戦略と採用戦略を接続し、スカウト・面接・オファーの各接点で候補者の入社意欲を高める体験を設計します。支援実績は100社超で、スタートアップのグロースフェーズ支援に定評があります。候補者体験の設計方法は候補者体験(CX)の記事でも解説しています。

向いている企業:応募はあるのに選考辞退・内定辞退が多く、選考プロセス全体を候補者目線で再設計したい企業。

【スタートアップ特化型】株式会社セブンデックス|UX起点の「入社体験」デザイン

セブンデックスはUXデザインの知見を採用に応用し、候補者の認知から入社までを「体験」として設計する会社です。戦略設計から制作まで一貫対応しつつ、部分的な依頼にも柔軟なため、スタートアップが必要な部分だけ切り出して発注しやすいのが利点です。

向いている企業:プロダクトづくりと同じ目線で、候補者接点のUXを丁寧に設計したいデザイン感度の高い企業。

【理念・クリエイティブ型】株式会社パラドックス|「志」を軸にした理念ブランディング

パラドックスは、企業の「志」を軸にしたアイデンティティ策定を280社以上手がけてきたブランディング会社です。経営者・社員への360度ヒアリングを通じて理念を言語化し、企業ブランドと採用ブランドを統合して構築します。理念共感型の採用を志向する企業に強く、クリエイティブの完成度にも定評があります。

向いている企業:シリーズB以降で組織拡大期に入り、ミッション・ビジョン・バリューの再定義と採用を接続したい企業。

【理念・クリエイティブ型】株式会社揚羽|920社超の実績と厚い制作体制

揚羽は支援実績920社超を誇る採用ブランディングの老舗で、徹底した課題抽出と厚い制作体制が強みです。採用サイト・コンセプトムービー・インナーブランディングまで幅広く対応し、BtoB企業や製造業での実績が特に豊富です。スタートアップにとっては、上場を見据えてコーポレート・採用ブランドを本格的に整えるフェーズで頼りになる存在です。

向いている企業:レイターステージで採用サイト・映像などの制作物を高品質に揃えたい企業。

【理念・クリエイティブ型】トゥモローゲート株式会社|採用が難しい業界を勝たせる設計

トゥモローゲートは「不人気業界でも採用できる」を掲げ、建設・物流・製造など採用難易度の高い業界で成果を出してきた会社です。ビジョンマップによる経営の言語化と、SNSでの発信力が武器です。BtoBで知名度がない、業界イメージが不利といった条件を独自のブランドで反転させる設計を得意としています。

向いている企業:業界イメージの不利を跳ね返す個性的なブランドを作りたい企業、経営者が発信の前面に立てる企業。

【理念・クリエイティブ型】むすび株式会社|知名度の低い企業の理念共感採用

むすびは「理念共感採用」を軸に、認知度が低い企業のブランド構築を得意とする会社です。戦略から制作まで一気通貫で、企業の身の丈に合った無理のない運用設計を提案するスタイルのため、初めて採用ブランディングに取り組む企業でも導入しやすいのが特徴です。

向いている企業:地方・ニッチ領域で知名度ゼロから理念共感型の採用を作りたい企業。

【採用実務一体型】レジェンダ・コーポレーション株式会社|RPO30年超の実務型

レジェンダは採用代行(RPO)専業30年超の知見を活かし、「運用まで見据えた」実務的な採用ブランディングを提供する会社です。独自フレーム「ブランドホイール」でブランドを整理し、その後の採用オペレーションまで接続できるのが強みです。採用代行との使い分けは採用代行3タイプの記事で詳しく解説しています。

向いている企業:ブランディングと同時に採用オペレーション全体のアウトソースも検討している企業。

採用ブランディングの費用相場|スタートアップの予算の組み方

採用ブランディングの費用相場は、戦略設計のみで50万〜300万円(1〜6ヶ月)、採用サイト・動画などの制作物まで含めると300万〜1,000万円以上が目安です。スタートアップは最初からフルパッケージを買うのではなく、診断・ペルソナ設計などの項目別にスモールスタートするのが定石です。

採用ブランディングの費用相場2026 戦略設計のみ50万〜300万円 制作込み300万〜1000万円

項目別に依頼する場合の目安
依頼内容費用相場期間の目安
採用ブランド調査・競合調査各50万円〜1〜2ヶ月
ペルソナ設計20万〜50万円0.5〜1ヶ月
ブランドストーリー作成100万円〜0.5〜1ヶ月
コミュニケーション設計20万〜50万円0.5〜1ヶ月
コンテンツ制作(記事・動画等)30万円〜2ヶ月〜

重要なのは、費用を「単発の制作費」ではなく「採用単価を下げる投資」として捉えることです。人材紹介1名分(約300万円)の予算で戦略設計とスカウト運用改善を行い、紹介依存から脱却できれば、2人目以降の採用からコスト構造が大きく変わります。当社の300社以上の支援経験でも、この「紹介費用の付け替え」でブランディング予算を捻出するスタートアップが増えています。

支援会社と進める採用ブランディング90日ロードマップ

支援会社と併走する場合、採用ブランディングの立ち上げは「診断・戦略設計(Day 1-30)→コンセプト・制作(Day 31-60)→発信・効果測定(Day 61-90)」の90日が標準スケジュールです。90日で完璧を目指すのではなく、発信を開始してデータを取り、改善サイクルに入ることをゴールに置きます。

採用ブランディング90日立ち上げロードマップ 診断戦略設計 コンセプト制作 発信効果測定

Day 1-30:診断・戦略設計

現状の採用データ(応募率・スカウト返信率・辞退理由)と競合の発信を棚卸しし、EVPとペルソナ、訴求軸を決定します。この30日の質がその後のすべてを決めるため、経営者が必ずコミットしてください。

Day 31-60:コンセプト・制作

ブランドストーリーを核に、採用ピッチ資料・スカウト文面・採用サイト(または既存サイトの改修)・社員インタビューコンテンツを制作します。制作物は「候補者が選考中に読む順番」を想定して優先順位を付けるのがコツです。

Day 61-90:発信・効果測定

LinkedIn・スカウト媒体・SNSで発信を開始し、スカウト返信率・カジュアル面談転換率を週次で計測します。返信率の変化は訴求軸の正しさを測る最速のフィードバックです。スカウト返信率の改善方法はスカウト返信率の記事で、90日運用の詳細は採用90日運用の記事で解説しています。

よくある失敗パターン4つと対策

採用ブランディングの失敗は「作って終わり」「実態との乖離」「経営不在」「効果測定なし」の4パターンに集約されます。契約前にこの4つへの対策を支援会社に確認するだけで、失敗確率は大きく下がります。

❌ 失敗1:作って終わり

立派なサイトと動画が完成した瞬間にプロジェクトが終了し、運用されず風化する。

✅ 対策:契約時に「納品後の運用体制」まで設計に含める。月次の発信計画とKPIレビューをセットで依頼する。
❌ 失敗2:実態との乖離

発信を盛りすぎて入社後のギャップが生まれ、早期離職と悪評につながる。

✅ 対策:EVPは「現社員が共感できるか」で検証する。課題や大変さも含めて誠実に開示する方が結果的に定着率が上がる。
❌ 失敗3:経営不在

人事任せで進めた結果、経営戦略とズレたブランドができて社内で使われない。

✅ 対策:戦略設計フェーズ(最初の30日)は経営者が必ず参加する。ヒアリングだけでも経営の言葉を直接インプットする。
❌ 失敗4:効果測定なし

「いい感じのブランドができた」で満足し、採用数値への貢献が誰にも説明できない。

✅ 対策:スカウト返信率・応募率・内定承諾率のベースラインを開始前に記録し、90日ごとに変化をレビューする。

まとめ|「実績の近さ」と「効果測定」で選べば失敗しない

スタートアップの採用ブランディング支援会社選びは、「自社と同じフェーズ・職種の実績があるか」「数字で効果測定してくれるか」の2点を軸にすれば大きく外しません。理念策定型・クリエイティブ型・データ型と各社の個性は異なりますが、限られた予算で成果を出す必要があるスタートアップには、スカウト返信率などのKPIに直結するデータドリブン型からのスモールスタートをおすすめします。

当社ダイレクトソーシングは、日本初のLinkedIn公式パートナーとして、60万件超のスカウト運用データと300社以上の支援実績をもとに、「発信すべき魅力の特定」から「スカウト起点での発信・効果検証」までを一気通貫で支援しています。エンジニア採用・グローバル採用にお悩みのスタートアップは、まずは無料相談で自社の現在地を診断してみてください。

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  • 日本初のLinkedIn公式パートナー——グローバル・エンジニア採用に強い
  • 300社以上の支援実績——スタートアップから外資大手まで
  • 40種以上の採用メディア対応——貴社に合うチャネルをデータで選定

よくある質問(FAQ)

Qスタートアップ向けの採用ブランディング支援会社はどこがおすすめですか?
A

エンジニア・グローバル採用が主戦場ならデータドリブンなスカウト起点ブランディングに強い株式会社ダイレクトソーシング、採用体制全般の立ち上げならスタートアップ特化で300社以上の実績を持つポテンシャライト、選考辞退の改善なら候補者体験(CX)設計のHeaRがおすすめです。自社と同じフェーズ・職種の支援実績があるかを基準に選んでください。
Q採用ブランディングの費用相場はいくらですか?
A

戦略設計のみで50万〜300万円(期間1〜6ヶ月)、採用サイトや動画などの制作物まで含めると300万〜1,000万円以上が相場です。項目別ではブランド調査50万円〜、ペルソナ設計20万〜50万円、ブランドストーリー作成100万円〜、コンテンツ制作30万円〜が目安です。スタートアップは診断や調査からのスモールスタートをおすすめします。
Q採用ブランディングの効果はどれくらいで出ますか?
A

スカウト文面や採用ピッチ資料の改善効果はスカウト返信率として最短2〜4週間で表れます。一方、採用サイトやSNS発信による認知形成は6ヶ月〜1年単位の取り組みです。短期はスカウト返信率、中期は応募数・内定承諾率と、時間軸の異なるKPIを組み合わせて評価するのが正しい測り方です。
Q採用ブランディングと採用広報の違いは何ですか?
A

採用ブランディングは「何を・誰に・どう伝えるか」というEVP(提供価値)の戦略設計を指し、採用広報はその戦略に基づいて記事・SNS・イベントなどで発信する実行活動を指します。順番としてはブランディング(戦略)が先で、広報(実行)が後です。戦略なしに発信だけ増やしても、メッセージがぶれて効果が出にくくなります。
Q社員数10名以下のシード期でも採用ブランディングは必要ですか?
A

必要ですが、数百万円の制作投資は不要です。シード期に必要なのは、創業ストーリーと挑戦できる課題を1枚の採用ピッチ資料に言語化し、スカウト文面と経営者のSNSで一貫して発信することです。この最小構成なら数十万円規模から始められ、シリーズA以降の本格投資の土台になります。
Q支援会社に依頼せず自社だけで進めることはできますか?
A

可能ですが、自社の魅力を客観視できず「社内では常識」の強みを見落とすリスクが高くなります。おすすめは、EVP設計・競合調査など客観性が必要な上流工程だけ外部の支援会社を使い、日々の発信・運用は内製化するハイブリッド型です。内製化支援まで含めて伴走してくれる会社を選ぶと移行がスムーズです。

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竹村 朋晃

竹村 朋晃

著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。

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