新卒採用ノウハウ
2025.08.21

【企業向け】会社説明会の適切な時間設定とは?所要時間と効果的な時間配分

会社説明会の時間設定は、参加者の集中力を考慮し、適切に配分することが重要です。時間が短すぎると企業の魅力を十分に伝えられず、長すぎると集中力が途切れてしまいます。

そこで本記事では、最適な所要時間や効果的な時間配分について解説し、求職者に響く説明会を実現するためのポイントを紹介します。

目次

会社説明会の時間設定を行う上で意識すべきこと

会社説明会の時間設定

会社説明会の時間設定を適切に行う上で、意識すべきことを以下にまとめます。

参加者が集中できる時間の長さ

会社説明会の適切な時間設定を考えるうえで重要なのは、参加者が最後まで集中を維持できるかどうかです。
一般的に、人が高い集中力を維持できる時間は 60〜90分程度 とされています。

なお多くの講義や研修が同様の時間に設定されているのはそのためです。

これ以上長くなる場合は、途中で集中が途切れる可能性が高まります。
そのため、質問やちょっとしたアンケートなど視聴者が参加できる要素を入れたり、休憩をはさんだりして、参加者の集中力を維持する工夫が欠かせません。

またオンライン説明会の場合は、対面よりも集中力が続きにくいため、オフライン開催よりも短く設定するのが適切です。

これらを踏まえた具体的な所要時間は、別項目の「会社説明会の適切な所要時間」にて紹介します。

短すぎる・長すぎる場合のデメリット

短すぎる・長すぎる場合のデメリットについても理解しておきましょう。

短すぎる場合

  • 企業の特徴や魅力を十分に伝えられず、印象が薄くなる
  • 事業内容や仕事内容を詳しく説明する時間が足りず、求職者の疑問が解消されない
  • 質問時間が確保できず、参加者の理解が深まらない

長すぎる場合

  • 参加者の集中力が続かず、話の内容が頭に入らなくなる
  • 途中で退席する人が増える可能性がある(特にオンラインの場合)
  • 採用担当者側の負担も増え、準備や運営が大変になる

説明会の目的は、参加者に企業の魅力を効果的に伝え、エントリーや応募につなげることです。
そのためには、適切な時間配分を意識し、無駄なく要点を伝えることが重要です。

開催に適した時間帯

会社説明会の効果を最大限に高めるには、開催する時間帯も重要なポイントです。
なお、合同説明会は主催によって時間が設定されるため、ここでは単独説明会を想定しています。

具体的な時間帯は、以下の通りです。

  • 午前(10:00~12:00)
    午前中は比較的集中しやすい時間帯です。ただし、朝早すぎると移動の負担が増えるため、10:00以降が適切でしょう。
  • 午後(14:00~16:00)
    比較的集中しやすい時間帯で、適度な長さの説明会に向いています。少なくとも昼食後すぐ(12:00〜13:00)は眠気が出やすいため避けましょう。

なおオンライン説明会の場合は、上記に加えて以下の時間帯も有効です。

  • 夜(18:00~20:00)
    学生や転職希望者が、授業や仕事を終えた後に参加しやすいためおすすめです。ただし、20:00以降は疲労が溜まり、集中しづらくなるだけでなく「遅い時間まで仕事をするのが普通なのか」といった印象をもたれるため避けましょう。

ターゲット層の生活リズムを考慮し、参加しやすい時間帯に設定することで、より多くの求職者に企業の魅力を伝えることができます。

会社説明会の適切な所要時間

会社説明会の所要時間

会社説明会の適切な所要時間について解説します。

単独説明会(オフライン)は90分~120分

先述した通り、一般的に人が高い集中力を維持できる時間は60〜90分程度とされています。
ただし60分以下では、企業の魅力や事業内容を十分に伝えきれないこともあるため、単独説明会としては短いといえます。

そのため、単独説明会(個別説明会)の場合は「90分」が妥当といえるでしょう。
合間に休憩や質疑応答など参加形式のものを挟めば、120分までは許容範囲です。

これ以上長くなると、情報のインプット量が多すぎて記憶に残りにくくなり、途中で集中が途切れる可能性が高まります。

単独説明会オンラインは60分~90分

オンラインで開催される単独説明会は、60分〜90分が適切な時間とされています。
対面よりも画面越しのコミュニケーションになるため、集中力が持続しにくい点を考慮する必要があります。

そのため、オンライン説明会では60分を基本とし、短時間で企業の魅力を伝えることが重要です。

ただし、社員登壇や座談会、質疑応答などの要素、もしくは休憩を加えることで、90分まで延ばしても参加者の関心を維持しやすくなります。

一方で、90分以上の長時間になると、オンライン特有の疲労感(いわゆるZoom疲れ)が発生しやすく、途中で離脱する参加者が増えるリスクがあります。

そのため、話し続けるだけの一方通行の形式ではなく、途中で質問タイムを設ける、チャットで意見を募るなど、参加者が能動的に関われる工夫を取り入れましょう。

合同説明会は20~30分

合同説明会では、1回あたりの説明時間を20〜30分に設定するのが一般的です。
参加者が入れ替わりでブースを訪れるため時間が限られており、簡潔かつインパクトのある説明が求められます。

20分程度であれば、企業概要や事業内容の紹介が中心となり、深い情報まで伝えるのは難しいですが、参加者に「もっと知りたい」と思わせるきっかけを作れます。

一方、30分まで確保できれば、業務内容や働く環境についても簡単に触れられ、企業の特徴をより明確に伝えられるでしょう。

合同説明会は短時間での勝負になるため、視覚的に訴えるスライドや動画を活用し、参加者の興味を引くことが大切です。

また、サポート人員を確保できれば、説明後に個別相談ブースや質問対応の時間を設け、より詳細な情報を伝える場を用意すると効果的です。

単独説明会における時間配分の目安(90分の場合)

会社説明会の所要時間

単独説明会における時間配分の目安について、90分の場合を想定して紹介します。

全体の時間配分は、下記の通りです。

  • 1.挨拶・自己紹介・流れの説明(5分)
  • 2.企業紹介(10分)
  • 3.事業内容の説明(10分)
  • 4.職種ごとの仕事内容(15分)
  • 5.社風・働く環境の紹介(25分)
  • 6.社員との座談会もしくは質疑応答(15分)
  • 7.以降の選考フローに関する説明(5分)
  • 8.アンケートの実施(5分~)
    ※適宜休憩(5分)

以下では、各ステップを詳しく解説します。

1.挨拶・自己紹介・流れの説明(5分)

冒頭5分間で、まず担当者が簡単な挨拶と自己紹介を行い、参加者に安心感を与えます。
その後、説明会の全体の流れを伝え、どのような内容が聞けるのかを明確にしておくことが重要です。

また、「最後に質問時間を設けているので、気になることがあればメモしておいてください」など、参加者の積極的な姿勢を促す一言を加えると、説明会がより有意義なものになります。

2.企業紹介(10分)

10分間で自社の「基本情報や理念、ビジョン」「業界内でのポジションや競争優位性」を伝えます。

まず、会社の基本情報や理念、ビジョンを説明します。

単なる沿革や売上データの羅列だけでなく、「なぜこの事業をしているのか」「どんな社会課題を解決しているのか」といったストーリー性のある説明を心がけると、参加者の印象に残りやすくなります。

次に、業界内でのポジションや競争優位性についてです。
市場シェアや業界内での評価、独自の技術やサービスなどを伝えれば、参加者は自社の成長性と安定性を判断しやすくなります。

3.事業内容の紹介(10分)

企業紹介の後は10分間で、「主要な事業・製品・サービス」「プロジェクトや成功事例」について説明します。

参加者の多くは、自分がどのような仕事に携わるのかを知りたいと考えているため、具体的な事業例や製品、サービスを交えて説明すると、より興味を引きやすくなります。

また、サービスの特徴を伝える際には、単なるスペックの説明ではなく、実際に利用した顧客の成功事例や、社会的なインパクト などを交えると、より具体的にイメージしてもらいやすくなります。

製品でなくサービスが主力の企業の場合は、具体的なプロジェクトでの成功事例を通じて「顧客や社会のどのような課題を解決したのか」をアピールすると良いでしょう。

4.職種ごとの仕事内容(15分)

続いて、各職種の具体的な業務内容や役割を詳しく説明します。
職種は部門・部署によって多岐にわたるため、参加者もより具体的に知りたい内容のため、15分と若干長めに設けています。

例えば、「営業職では、クライアントとの商談に加えて、提案資料の作成や社内ミーティングも重要な業務です」など、業務の幅広さややりがいを具体的に説明すると、参加者がより自分ごととして考えやすくなります。

なお、特に新卒採用の場合は業務のイメージが湧きにくいため、1日の仕事の流れや実際のプロジェクト事例を交えて伝えると効果的です。

また、配属後のキャリアパスについても触れることで、将来の成長イメージを持ってもらいやすくなります。

5.社風・働く環境の紹介(15分)

社風や働く環境の説明は、企業文化が自分に合うかどうかを判断する重要なポイント となります。
ワークライフバランスなど昨今特に重視される要素が含まれており、マッチ度にも大きく関わるため、15分と比較的多くの時間を設定しています。

ここでは、「福利厚生や社内制度の紹介」「研修制度や成長環境の説明」「社内風土や価値観」について詳しく紹介しましょう。

例えば、以下のような項目を具体的に説明すると、イメージしやすくなります。

  • 福利厚生や社内制度:住宅手当や資格取得支援などの制度
  • 働き方:リモートワークの有無、フレックスタイム制の導入状況
  • 研修制度や成長環境:新入社員研修、OJT、資格取得支援制度、キャリアアップに向けた研修プログラム
  • 社内風土や価値観:チームワーク重視か、個人の裁量が大きいかなど
  • 社内の雰囲気:社員旅行や交流イベントの様子

これらを丁寧に紹介することで、自社とマッチ度の高い人材からの応募を促せます。

6.社員との座談会もしくは質疑応答(20分)

参加者が最も興味を持つのが、現場で働く社員のリアルな声です。
そのため、座談会もしくは質疑応答の時間を20分と十分に設け、社員が実体験を交えて話す機会を作りましょう。

座談会では、以下のようなテーマを設定すると話が弾みやすくなります。

  • 入社の決め手や会社の魅力
  • 実際に働いてみて感じたギャップ
  • 成長できたエピソードややりがい

一方の質疑応答では、参加者が質問しやすいように、匿名で質問を受け付けるツール(スライドやチャット機能) を活用すると、より活発なやり取りを期待できます。

なお、特に以下の要素を含むと、より参加者の関心を引きやすくなります。

  • 若手社員の経験談
  • 実際の業務に関するリアルな話

7.以降の選考フローに関する説明(5分)

説明会の最後には、5分間で今後の選考スケジュールや応募方法について明確に説明します。

「興味があるけれど、次に何をすればいいのか分からない」という状況を防ぐため、以下のポイントを具体的に伝えましょう。

  • エントリーや応募の方法
  • 書類選考の提出期限
  • 適性試験の有無と実施日
  • 面接の回数と形式(オンライン・オフライン)
  • 試験内容
  • 内定までのスケジュール
  • 採用関連の問合せ先日

8.アンケートの実施(5分~)

最後に、参加者にアンケートを記入してもらいます。アンケートは、今後の説明会の改善や、選考過程の参考にするための重要なデータとなるため、適切な設問を設定しましょう。

アンケートは5分間と設定していますが、充実した回答を得つつ回収率を高めるために「記入が終わり次第で自由退出」とするのがおすすめです。

また、QRコードを用いたオンラインアンケートを活用すると、記入の負担を軽減し、より率直な意見を集めやすくなります。

合同説明会における時間配分の目安(30分の場合)

合同説明会の時間配分

合同説明会では、限られた時間内で企業の魅力を端的に伝えることが求められます。
ここでは、30分間の合同説明会における適切な時間配分の目安を紹介します。

全体の時間配分は、下記の通りです。

  • 1.挨拶と企業紹介(5分)
  • 2.事業内容の紹介(5分)
  • 3.職種ごとの仕事内容(5分)
  • 4.社風・働く環境の紹介(5分)
  • 5.質疑応答(5分)
  • 6.選考フロー説明とアンケートの実施(5分)

先述した単独説明会(90分)のように詳細な説明を行う余裕はないため、コンパクトに要点を押さえつつ、興味を持ってもらうこと が重要です。

以下では、各ステップを詳しく解説します。

挨拶と企業紹介(5分)

説明会の冒頭では、5分間で担当者の挨拶と企業の基本情報 を簡潔に紹介します。

単独説明会では、会社の理念やビジョンを詳しく伝える時間を確保できますが、合同説明会では「どんな企業なのか」を短時間で印象付けることが優先されます。

そのため、以下のようなポイントを意識して話すと効果的です。

  • 業界内でのポジション
    例:「〇〇業界でトップクラスのシェアを誇る企業です」
  • 主力事業や強み
    例:「〇〇技術を活かした製品で、国内外の企業と取引があります」
  • 企業の特徴を一言で表すキャッチフレーズ
    例:「挑戦を恐れない社風が特徴です」

単独説明会よりも短時間で伝える必要があるため、インパクトのあるメッセージを意識しましょう。

事業内容の紹介(5分)

合同説明会では、事業の詳細を深掘りする時間はないため、5分間を目安にシンプルかつ魅力的に伝えることが重要です。

事業内容を説明する際には、以下の流れを意識すると、端的に伝わりやすくなります。

  • 1.事業の概要:
    「当社は〇〇業界において、〇〇の事業を展開しています」
  • 2.代表的な製品・サービス:
    「例えば、〇〇というサービスは〇〇の課題を解決しています」
  • 3.競合との差別化ポイント:
    「競合と比べて、〇〇の点で優位性があります」

特に、企業の強みや特徴を短時間で印象付けることがポイントです。
スライドや図を活用し、視覚的に理解しやすい説明を心がけましょう。

職種ごとの仕事内容(5分)

参加者が最も知りたいのが「自分がどのような仕事をするのか」という点です。

ただし、単独説明会のように各職種の詳細を伝える時間はないため、主な職種と業務の流れを5分程度で簡潔に説明しなければなりません。

例:「当社には主に3つの職種があります。」

  • 営業職:「お客様のニーズを聞き、最適な提案を行います。」
  • エンジニア職:「自社の製品・サービスを開発し、技術革新を進めます。」
  • 事務・管理職:「経営や人事、総務として会社を支える役割を担います。」

このように、スライドや資料で職種ごとに1〜2行で要点をまとめておくと、短時間でも伝わりやすくなります。

また、可能であれば「どんな人が向いているのか」を一言加えると、参加者がより自分ごととして考えやすくなります。

社風・働く環境の紹介(5分)

企業の文化や働き方を伝えることは、求職者が「この会社に合いそうか」を判断する大きな要素になります。

ただし、合同説明会では詳細な説明が難しいため、以下のポイントを簡潔に紹介すると効果的です。

  • 社風の特徴
    例:「若手の裁量が大きく、挑戦しやすい環境です」
  • 働き方のポイント
    例:「フレックスタイム制を導入し、柔軟な働き方が可能です」
  • 教育・研修制度
    例:「新入社員研修やメンター制度があり、未経験でも成長しやすい環境です」

単独説明会のように細かいエピソードを交える余裕はないため、端的に伝えつつ、より詳しく知りたい方は個別説明会に参加するよう促すと良いでしょう。

質疑応答(5分)

合同説明会においても、質疑応答の時間を設けると、参加者の関心や満足度が高まります。
ただし、時間が限られているため、あらかじめ「よくある質問を想定し、回答を用意しておくこと」が重要です。目安として5分を設定しています。

もし当日、質問が少なかった場合でも、想定問答を用意しておくことで、スムーズに進行 できます。

また、より詳しい話を聞きたい方には、「この後の個別相談で対応可能です」と案内すると、企業への関心を高めることにつながります。

選考フロー説明とアンケートの実施(5分)

最後に、参加者が次のステップに進みやすいように、以下のような選考フローを伝えます。

  • エントリーや応募の方法
  • 書類選考の提出期限
  • 適性試験の有無と実施日
  • 面接の回数と形式(オンライン・オフライン)
  • 試験内容
  • 内定までのスケジュール
  • 採用関連の問合せ先

ただし目安は5分間であり、各フローを丁寧に解説する時間はないため、次のフローに重きをおいて説明しましょう。

最後にアンケートを実施し、参加者の感想や興味の度合いを確認します。オンラインフォーム(QRコードなど)を活用すると、時間を短縮しつつ回収率が上がります。

説明会の時間を調整するポイント

説明会の成功には、時間配分の工夫と柔軟な対応が欠かせません。

限られた時間内で最大限の情報を伝えつつ、参加者の関心を引きつけるためのポイントを紹介します。

参加者の集中力を保つ工夫

参加者の集中力は長く続かないため、話し方や構成を工夫することが重要です。

例えば、以下の方法を取り入れると、聞き手の興味を維持しやすくなります。

  • ストーリー性を持たせる
    例:「〇〇さんの入社1年目の成長ストーリー」「メイン事業が生まれた背景とこれまで」
  • 適度に質問を投げかける
    例:「この中で〇〇を知っている人はいますか?」

また、スライドに視覚的な要素(画像・グラフ)を多用する と、集中力が途切れにくくなります。

想定より時間が押した場合の対処法

説明が長引いた場合、次の内容を短縮しつつ、重要なポイントは確実に伝える ことが必要です。

  • 詳細な説明は省略し、結論を先に述べる
    例:「この制度のポイントは、〇〇と〇〇です」
  • 座談会や質疑応答の時間を調整する
    例:「質問はこの後の個別相談でも受け付けます」
  • 選考フローなどの情報は資料で補足
    例:「詳細は配布資料をご確認ください」

なお時間が押しても、締めの挨拶や次のステップの案内は省かないようにしましょう。

時間が余った場合の対処法

予定より早く進んでしまった場合は、参加者との双方向のやり取りを増やすと効果的です。

  • 社員の体験談や成功事例を追加
    例:「実は〇〇なエピソードがありまして…」
  • 参加者に質問を促す
    例:「皆さんが気になっていることはありますか?」
  • 企業の強みや社風についてもう一歩踏み込んで話す
    例:「実はこの商品、意外な場所でも使われているんですよ」

ただし、無理に時間を埋めようとすると冗長になるため、短縮できる場合はスムーズに終了 させることも大切です。

なお60分以上の説明会であれば途中で小休憩をはさむにも良いでしょう。

適切な休憩時間の設け方

90分以上の説明会では、参加者の集中力を維持するために休憩を入れることが推奨されます。

  • 60〜90分の説明会なら中盤で5分程度の休憩を設ける
  • 合同説明会のような短時間の説明では休憩不要
  • 休憩後の再開時に簡単なアイスブレイクを行うと効果的

特にオンライン説明会では、長時間の画面視聴は疲れやすいため、適度に休憩を挟むのがポイントです。

短時間で魅力を伝えるプレゼン技法

限られた時間で企業の魅力を伝えるには、要点を絞り、印象に残るプレゼンを意識することが重要です。

  • 結論を先に述べる(PREP法)
    Point(結論):「当社の強みは〇〇です。」
    Reason(理由):「なぜなら〇〇だからです。」
    Example(具体例):「例えば、〇〇という実績があります。」
    Point(再確認):「だから〇〇が特徴なのです。」
  • ストーリー形式で話す
    例:「入社1年目のAさんが成長した過程」
  • スライドは1枚1メッセージを意識(文字を詰め込みすぎない)

特に合同説明会では「この企業、気になる!」と思わせることが優先です。

説明時間の不足が予想される場合は資料を配布する

特に合同説明会や短時間の説明会では、説明しきれない情報を資料で補足するのが効果的です。

  • 企業の詳細情報はパンフレットやPDFで提供
  • 選考フローやエントリー方法をQRコードで案内
  • 社員のインタビュー記事や動画リンクを共有

ただし、配布資料に依存しすぎると説明が薄くなる ため、「もっと知りたいと思わせる」内容を意識しましょう。

実施後のフォローに注力する

説明会実施後のフォローにも注力しましょう。
とりわけ合同説明会では、多くの企業と比較されるため特に重要です。

  • お礼メールを送る(エントリー促進につなげる)
    例:「本日はご参加ありがとうございました。詳しい情報は〇〇でご覧いただけます」
  • 個別相談や追加説明会への案内
    例:「興味を持っていただいた方は、ぜひ〇〇説明会にもご参加ください」
  • SNSやメルマガで継続的に情報提供

説明会で関心を持った求職者が実際に応募に進むための導線を作る ことがポイントです。

まとめ

会社説明会の時間設定は、参加者の集中力や企業の情報量を考慮し、適切に決めることが重要です。

単独説明会は90〜120分、オンラインなら60〜90分、合同説明会では20〜30分が一般的な目安となります。あわせて開催時間帯をターゲット層にあわせて工夫することで、より多くの求職者に参加してもらえる可能性が高まります。

説明会の目的を明確にし、無駄なく要点を伝えることで、企業の魅力を最大限にアピールしましょう。

また、弊社はダイレクトリクルーティング支援企業として、過去60万件・全40媒体以上のソーシングデータを用いて、自社が求める人材の採用を最短ルートで成功に導くサポートを行っています。

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竹村 朋晃

竹村 朋晃

著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。

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