LinkedInでタレントプールを作ろう
採用に携わるすべての方に向けてダイレクトリクルーティングとは何かについてお伝えしていきます。
ということで、今回の題材は『タレントプール』です。
そもそもタレントプールって何?という方は下記の記事を参考にしてみてください。
効率的な採用~タレントプールを活用しよう~
今回の投稿では、タレントプールを始めるにあたっての考え方についてお話します。
そもそも、タレントプールが必要な時ってどんな時でしょうか?
今、エージェントからの紹介、自己応募、社内紹介またはダイレクトリクルーティングどんな形でも構いませんが
常に潤沢に人材の応募がある企業であればタレントプールという概念を不要と感じるかもしれません。
しかしながら実際に求めている企業の方が多数です。そこで弊社のお客様の事例からすこし考えてみましょう。
目次
タレントプールを構築すべき理由
某大手メーカー 担当者様
「弊社の求めるエンジニアは、もう某大手エージェントのデータベース(タレントプール)にはいないのではと、
ここ数年感じています。」
大手システム会社 担当者様
「毎年、同じ様なエンジニアを担当者1人あたり数十人単位で採用しているので日々業務に追われ続けています。
できれば毎年その内の数名だけでもタレントプールから採用できだけでも、業務に余裕ができるのですが。」
IT系ベンチャー企業 担当者様
「自社の成長と共に求められる職種(セキュリティエンジニアとか)の幅が広くなってきた。数年前にお会いした
あの人のような人材がほしい。むしろあの人ともう一度お話がしたい。」
外資系専門商社 担当者様
「最近エージェントから紹介される候補者に見覚えがあるケースが何度か発生している。もしこちらから定期的に
声を掛けていればエージェント費用を抑えられていたのでは?」
いかがでしょうか。タレントプールを構築するための理由は1つではありません。
既存データベースの枯渇、安定採用、長期的な採用の実現そしてコストの低減というように、それぞれ目にみえている
課題は異なります。
これらを全て解決できるのがタレントプールだとしたら、やらないわけにはいかないでしょう。
「そんなことはわかっている、でもやり方がわからないんだ」
なんて声が聞こえてきそうですね。ということで、今回はLinkedInを利用したタレントプールの作り方!とはいいませんが
LinkedInを使うとことでタレントプールを作ることができる理由を紹介しましょう。
タレントプールを形成する
LinkedIn上で候補者の一元管理
LinkedInにいる日本人の人数は400万人登録されています(※文末に参考リンク)。当然これが貴社のタレントプールの
全てというわけではありません。いままで、自社セミナーやイベントに参加した候補者、応募してくださった候補者、または
交流会で名刺交換した候補者にもなっていないような方、このような人々が必ずLinkedInに登録しているかというとそうではありません。
そこで、LinkedInには、LinkedInに登録していない候補者を仮想的に登録する機能があります。つまり、LinkedIn内で、
自社と関わりのあった候補者からこれから候補者となりうるであろう候補者まで、すべてを一元管理することができます。
こんなことを言うとすぐにこのような質問がきます
【質問】勝手に人のプロフィールを登録してまずいんじゃないの?
【回答】安心してください。プロフィールの登録(作成)はされていません。貴社のアカウント上のみに、貴社内だけで
見ることができる仮想的なプロフィールを作っているとお考えください。そのため、知らない間に私のプロフィールができてる!なんて事は発生しません。
【質問】既に登録済みの人と重ならないの?
【回答】これも大丈夫です。登録したさいに既にアカウントがあればそれに紐付けされますし、今後LinkedInに登録された際も、自動的に紐付けられます。
ということで、まずはLinkedInと自社のタレントプールを一元管理をしてしまいましょう。
タレントプールから候補者を見つけ出す
LinkedInリクルーターライセンスの活用
LinkedInのリクルーターライセンスには、候補者を検索する機能があります。
これを利用することで、容易にタレントプールから必要な候補者を見つけ出す事ができます。
具体的な方法については、また別の記事でお話しますが、下記のよう様な状態で候補者を表示させることができます。
- 候補者がプロフィールを変更した時に通知させる
- 転職してから3年たったインフラエンジニアを表示させる
- 自社のフォロワーを表示させる
- 東京大学出身で英語が話せるBig4に所属するコンサルタントを表示させる 等々
LinkedInを利用することで、自由に候補者を見つけ出し管理することができます
タレントプールから候補者とコンタクトをとる
LinkedInと他媒体のメールの違いについて
見つけ出しても声が掛けれなければ意味がありませんよね。ということで、LinkedInのリクルーターライセンスを利用することで、その候補者に直接メール(InMailと呼ばれています)を送ることができます。ここでLinkedInの強みがここで発揮されます。
「こんかい貴方に声を掛けているけどこれはスカウトや応募してということではなくて、情報交換をしましょうというお誘いなんですよ」
といい切れるため、候補者は
「情報交換であれば是非」
なんて返信してくれます。そして、その候補者に転職意欲があれば、転職を進めることができますし、もしなかったとしても
「転職タイミングになったら声かけてくださいね」
とか
「では、お仕事が落ち着く半年後にもう一度お話させてくださいね。」
なんて、継続的なつながりを作ることができます。これこそタレントプールというというやつです。半年後の候補者ができたということですからね。
これは転職媒体やエージェントを利用するとできないLinkedInなどのビジネスSNSの強みとなります。
まとめ
ということで、今回はタレントプールについての基礎的な考え方と概要をお話させていただきました。
LinkedInはタレントプールを構築することを前提としたサービスでもあるため皆様が利用しやすい形になっております。
具体的な手法は今後少しづつ紹介していきますが、質問があればいつでもお問い合わせください。
ではまた次回!
(参考資料)人事・採用担当者向けオンラインセミナー
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竹村 朋晃
株式会社ダイレクトソーシング CEO (プロフィールはこちらをクリック) 2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。
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