採用広告
2023.07.19

LinkedIn(リンクトイン)広告とは?種類・特徴・掲載時のポイントまとめ

営業、採用等に利用できるLinkedIn(リンクトイン)はご存知ですか?
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングの小野です。
LinkedIn(リンクトイン)を利用していると、様々なLinkedIn広告を目にします。
ではLinkedIn広告はどういったシーンで活用できるのでしょうか?
今回は求人広告を掲載できるLinkedIn(リンクトイン)の広告について、広告の種類ごとに特徴や用途、掲載時のポイントなどをご紹介します。

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1.LinkedIn広告の種類

LinkedInとは?

「LinkedIn(リンクトイン)とは何?」と思っている方に簡単に説明すると、LinkedIn(リンクトイン)とはSNSの一種で、繋がる相手をビジネス上の繋がりのある相手に絞ったFacebookのようなSNSとイメージしていただければと思います。
ビジネスに絞っているため、投稿内容はプライベートなことではなくビジネスに関することがほとんどで、新たなビジネスチャンスを創出したり、仕事に関する情報を収集したり、転職や採用活動に用いたりすることができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。とてもボリュームの多い記事なので、目次から目的のトピックを探して読むのがおすすめです。
そのLinkedIn(リンクトイン)上に掲載できる広告がLinkedIn広告です。
FacebookでもTwitterでも広告を目にしますよね。
上記のSNSと同じで、ユーザーのプロフィールや属性をもとに広告のターゲットを指定したり、掲載面を指定できたりします。
そしてLinkedIn広告は、LinkedIn(リンクトイン)では転職や採用活動が可能なことから、求人広告と相性が良いという特徴があります。
転職や企業からスカウトされることを目的としてLinkedIn(リンクトイン)を利用するユーザーもいますから、プライベートや趣味を目的に活用する他のSNSと比較しても、求人広告の掲載先として向いているといえるでしょう。
ではLinkedIn広告にはどのような種類があるのでしょうか。
大きく分けると「スポンサードコンテンツ」「スポンサードInMail」「ダイナミック広告」「テキスト広告」の4つがあります。
1つずつご紹介します。

1.1.スポンサードコンテンツ

スポンサードコンテンツはフィードに表示される広告です。
フィードとは自分やつながりのあるユーザーの投稿が流れる場所です。
縦にスクロールしていくと、投稿の中に混ざってLinkedIn広告が表示されます。
縦スクロールで表示される広告ですので、スマホとの相性が良く、実際にモバイルからのアクセスが多いという特徴があります。
スポンサードコンテンツでは、以下の広告フォーマットを掲載することができます。

  • シングル画像広告
  • カルーセル画像広告
  • 動画広告
  • テキスト広告
  • スポットライト広告
  • フォロワー広告
  • 会話型広告

1.2.スポンサードInMail

スポンサードInMailは、インボックスに表示される広告です。
LinkedIn(リンクトイン)にはユーザー間でメッセージを送る機能があり、そのメールボックスのような画面上に掲載できます。
Mailというように、広告の形はメールのようなメッセージ型の広告です。

1.3.ダイナミック広告

ダイナミック広告はデスクトップのみに表示される広告です。
つまりパソコンでLinkedIn(リンクトイン)にログインしている際に表示され、モバイルでは表示されません。
フィードの横に表示され、インターネットで様々なサイトを閲覧している際によく目にするバナー広告のように位置が固定されており、フィード上の広告と違ってスクロールすることで流れてしまうことがありません。
また大きな特徴として、ダイナミック広告はターゲットに合わせてパーソナライズすることが可能です。
例えば太郎さんをターゲットにする場合、太郎さんのアイコン画像を用いて、「太郎さん、〇〇会社のページををフォローしませんか?/太郎さん、〇〇会社に入社しませんか?」というようなメッセージを掲載することができます。
これらをフォロワー広告、スポットライト広告と呼びます。

1.4.テキスト広告

テキスト広告はその名の通りテキストによるシンプルかつストレートな広告です。
フィードの上部や横に、ユーザーにアクションを誘導するテキストと小さな画像を掲載できます。

2.LinkedIn広告の種類に応じた用い方


それぞれのLinkedIn広告では、種類に応じた用い方があります。
LinkedIn広告に限らず、広告は掲載することで「認知を獲得する」「検討中の人に対して一押しをする」「実際に行動させる(購入、お問い合わせなど)」「特定の人にメッセージを送り関係性を構築する」などの目的を達成するのですが、その目的に応じてどの広告を用いるか使い分ける必要があります。
LinkedIn広告も同様に、目的に応じて使用すべきLinkedIn広告の種類が異なります。
例えば認知獲得を目的とするのなら、スポンサードコンテンツやダイナミック広告を用いて、ユーザーの興味関心に合わせたターゲティングで配信すると良いでしょう。
スポンサードコンテンツはLinkedIn(リンクトイン)で最も目にするフィード上に多く掲載され、ダイナミック広告はパーソナライズすることができるので目を引きます。
そのため、興味関心に沿った広告が掲載されていれば、ユーザーが認知しやすくなります。
検討中の人に対して一押しをするのが目的であれば、LinkedIn広告の種類は先ほどと同様、スポンサードコンテンツとダイナミック広告が良いのですが、ターゲティング方法を業界や職種、役職など具体的な対象を指定する方法に変えると良いでしょう。
ターゲットが具体的になっていれば、どのようなクリエイティブにするかが決まりやすく、またそのクリエイティブがターゲットに刺さりやすくなります。
実際に購入や問い合わせなどの行動を起こさせることが目的であれば、スポンサードコンテンツとスポンサードInMaiが良いでしょう。
スポンサードInMailはメールのようにメッセージを送ることができるので、ターゲットごとに文面を変えることで、アクションを起こしてもらえるようなアプローチが可能です。
特定の人にメッセージを送り関係性を構築するのが目的の場合も、同様のことがいえます。
LinkedIn広告は目的に応じて種類とターゲティング方法を使い分ける必要がありますが、スポンサードコンテンツは汎用性が高く、どの目的にも活用できる広告です。
LinkedIn広告を始めるなら、まずはスポンサードコンテンツから利用してみるとよいでしょう。

3.LinkedIn広告におけるクリエイティブのポイント


LinkedIn広告は用いるシーンや目的に合わせてそれぞれ種類を使い分ける必要があります。
ただ、最適なLinkedIn広告の種類を選べさえすればいいわけではありません。
やはり大切なのはクリエイティブです。
それではLinkedIn広告におけるクリエイティブのポイントをご紹介します。

3.1.ABテストを行う

クリエイティブは1種類ではなく、最低でも4種類用意してABテストを行いましょう。
LinkedIn広告の種類×ターゲティングの数だけキャンペーンがあるわけですが、1キャンペーンにつき4種類です。
掲載先が異なる広告で4種類配信しても、条件が異なれば比較になりません。
キャンペーンの数が多いとそれだけクリエイティブの用意が手間になってしまうかもしれませんが、必ず同一キャンペーン内でABテストを行いましょう。

3.2.コピーは簡潔に

コピーが長いとターゲットに伝わりづらく、また人によってはそもそも読みません。
ぱっと見て頭に入るような短いコピーなら、読もうと思わなくても目に入ることで認識されやすいのですが、長ければ読まなければ内容を認識されないため、まずはターゲットの頭に入りやすいことが重要です。文字数は70文字が目安です。
また、文頭に伝えたいことのうち重要な言葉を持ってくる方が目を引きやすいです。
例えば「三ツ星シェフの仔羊のロティが手軽に自宅で食べられます」という文章なら、最初に「三ツ星シェフ」という言葉が目に入るため、美味しい料理に興味がある人が興味を持ちやすいでしょう。
一方で「手軽に自宅で食べられる三ツ星シェフの仔羊のロティ」だった場合、意味は同じでも「手軽に自宅で」が最初に目に入ります。
「三ツ星シェフ」の文字が目に入るまで、料理や食事に関する内容だとは分からず、「手軽に自宅でヨガ」なのか、「手軽に自宅でDIY」なのか、わかりません。
料理や美味しい食事に興味のある人をターゲットにするなら、「三ツ星シェフ」を文頭に持ってきた方が良いように、ターゲットに合わせて伝えたい内容ほどコピーの前に持ってくるようにしましょう。

3.3.ターゲットに価値を提供する

ターゲットに「この広告をクリックしたり、広告に従ってアクションすることでメリットがある」と伝わる内容にしましょう。
価値がなければ行動を起こしてはくれません。
例えば非常に切れ味のいい包丁の広告を出稿するとします。
その包丁の特徴として「切れ味がいい」「~のブランド」などを広告でアピールしても、大抵の人には価値は伝わりません。
「切れ味がよくてストレスなく、ぱぱっと調理ができる」「きれいに切れるので料理の見た目もよくなる」など、その商品・サービスの特徴によってどのような好ましい結果を得られるのかを伝えなければ価値は伝わりません。

3.4.メッセージのトーンや口調を相手に合わせる

スポンサードInMailではメールのようにメッセージ型の広告をターゲットに送ることができます。つまりメールと同じです。
距離のある人にいきなり馴れ馴れしい文体でメールを送れば、相手は引いてしまうでしょう。
逆に関係性を構築できているのに堅苦しい文体でメールを送れば、相手は距離を感じてしまいます。
ターゲットに合わせてメッセージを作成しましょう。

3.5.行動を促す言葉を入れる

クリエイティブやコピーに「応募する」「フォローする」などの行動を促す言葉をいれましょう。
広告を見て興味を持てば勝手に行動に移してくれると思うのは間違いです。
興味を持って次のアクションが提示されれば、行動するか、しないかの「Yes/No」で考えられる状況になるわけですが、アクションが提示されなければ次に何をすればいいのか、「Yes/No」で考えられない思考に陥ります。
人は「Yes/No」で考えられる質問には答えやすい一方、「Yes/No」で考えられない質問には答えづらくストレスを感じやすいです。
そのため、LinkedIn広告でも相手に具体的な行動を促す文言を入れておきましょう。

3.6.LinkedIn広告の内容に関連した画像を用いる

やはりテキストよりも画像の方が相手に伝える情報量が格段に多くなります。
そのためLinkedIn広告の内容に関連のない画像を用いると、ターゲットに伝わりづらい広告となってしまいます。
中には画像で表しにくいメッセージがあるかもしれませんが、可能な限り関連性のある画像を選ぶようにしましょう。

4.LinkedIn広告を実際に設定してみよう!

4.1.キャンペーンの目的を選択する
LinkedIn広告(広告の目的)

LinkedInでは、広告出稿(キャンペーン)のはじめに、目的を設定します。
「認知度」「関心度」「コンバージョン」の3つのポイントで、方針が選べます。

【認知度】

  • ブランド認知…当社のビジネスについてより多くの人に知ってもらいたい。
    目的を選択するメリット:
    ・製品、サービス、会社、LinkedInイベントをより多くの人に紹介します

【関心度】

  • ウェブサイト訪問…LinkedIn内外からもっと多くの人にウェブサイトを訪問してもらいたい。
    目的を選択するメリット:
    ・ウェブサイトにトラフィックを誘導します
    ・マーケティングランディングページにトラフィックを誘導します
    ・LinkedInイベントにトラフィックを誘導します
    広告をクリックする可能性が最も高いユーザーにキャンペーンが表示されます。
  • エンゲージメント…投稿したコンテンツへのエンゲージメントをアップさせたい。
    目的を選択するメリット:
    ・コンテンツやLinkedInイベントへのソーシャルエンゲージメントを促進します
    ・会社ページのフォロワーを増やします
    広告へのエンゲージ、または会社へのフォローをする可能性が最も高いユーザーにキャンペーンが表示されます。
  • 動画視聴…動画視聴者の数をアップさせたい。
    目的を選択するメリット:
    ・動画のシェアを増やします
    動画を閲覧する可能性が最も高いユーザーにキャンペーンが表示されます。

【コンバージョン】

  • リード獲得…見込み顧客の数をアップさせたい。
    目的を選択するメリット:
    ・LinkedInでリードを獲得します
    ・プロフィールデータを使用したリード獲得フォームを活用します
    LinkedInのリード獲得フォームへの入力の可能性が高いユーザーにキャンペーンが表示されます。
  • ウェブサイトコンバージョン…購入、登録、ダウンロード数をアップさせたい。
    目的を選択するメリット:
    ・ウェブサイトでリードを獲得します
    ・ビジネスに有意義なアクションを促進します
    ビジネスに有意義なアクションを行う可能性が最も高いユーザーにキャンペーンが表示されます。
  • 求人応募者…自社の求人をプロモートしたい。
    目的を選択するメリット:
    ・自社に関連する求人を広めます
    ・求人への応募を促進します
    求人広告を閲覧またはクリックする可能性が最も高いユーザーにキャンペーンが表示されます。

4.2.オーディエンスを決める

オーディエンスとは、広告を見てほしい属性のことです。
LinkedInでは、場所・属性等で様々なターゲットを選べます。

場所

LinkedIn広告(オーディエンスの場所)
2つの方法でターゲットの所在地を特定します。
一つ目が、場所として、最近訪れた場所または定住する場所として、ロケーションを指定できます。
また、オーディエンスのプロフィール言語から指定します。
この2つの方法を利用し、「海外に住んでいる日本人」をターゲットとしたり、「日本に住んでいる英語圏の方」をターゲットとすることも可能です。

属性

LinkedIn広告(オーディエンスの属性)
ターゲットの属性を設定できます。

  • 会社
    会社のフォロワー、会社の規模、会社カテゴリ、会社名、会社成長率、業種、社員とのつながり、から指定可能。
  • 統計データ
    年齢、性別、から指定可能
  • 学歴
    出身校、学位、選考、から指定可能
  • 職務経歴
    スキル、ポジション、社会人経験年数、職務タイプ、職務レベル、から指定可能
  • 関心と特長
    グループ、メンバーの特長、メンバーの関心、から指定可能

4.3.広告フォーマットを決める

LinkedIn広告(広告の種類)
LinkedInでは用途に合わせた広告の種類を多数そろえています。

  • シングル画像広告・・・シングル画像、記事のリンク、またはLinkedInのイベントを使ってニュースフィードに表示する広告を作成します
  • カルーセル画像広告・・・2つ以上の画像を使用してニュースフィードに表示する広告を作成します。
  • 動画広告・・・動画を使ってニュースフィードに表示する広告を作成します。
  • テキスト広告・・・LinkedInページの右側または上部に表示するテキスト広告を作成します。
  • スポットライト広告・・・ユーザーのプロフィールデータを基にカスタマイズ化された広告を作成し、デスクトップ経由でオファーを促進します。
  • フォロワー広告・・・ユーザーのプロフィールデータを基にカスタマイズ化された広告を作成し、デスクトップ経由で会社ページをプロモートします。
  • 会話型広告・・・ターゲットオーディエンスのLinkedInメッセージ受信ボックスに配信される広告を作成します。

4.4.予算&スケジュール、入札

LinkedIn広告(広告の予算)
一日の予算、または通算予算をきめ、スケジュールを設定します。
また、入札の戦略として、以下から決定します。

  • 最大配信(自動)・・・予算全てを使って最大の成果を得る
  • ターゲット単価・・・予算目標以内で最大の効果を得る
  • 主導による入札・・・オークションで入札単価を管理する

4.5.推定オーディエンスを確認する

LinkedIn広告(オーディエンス推定)
上記の推定値を閲覧し、自社のターゲットやKPIに合っているかを確認します。

5.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用は自社内?運用代行?


LinkedIn広告(リンクトイン広告)自体の必要性について確認した後は、その運用を自社内で行うか、運用代行に任せるか、という点を検討しましょう。
LinkedIn(リンクトイン)を使って採用活動をするとなると、会社ページの運営や投稿、応募者への対応など、やるべきことは様々あります。
しかし、人事・採用担当者の業務はLinkedIn(リンクトイン)の運用だけではないですよね。
そこにLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用まで加わればどうなるか。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)はいわゆる「運用型広告」と呼ばれる広告です。
運用型広告は、広告を配信しながらリアルタイムにその結果を得て、運用を改善し続けていくタイプの広告です。
つまり運用に手間暇が掛かり、掛けた分だけ結果として現れやすいということです。
逆に言えば、LinkedIn広告(リンクトイン広告)に時間や労力を掛けなければ、ただのお金の無駄遣いに終わってしまうといえます。
もし人事・採用担当者が少なく、今以上の業務負荷で手が回らなくなるのであれば、LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行を利用したほうが良いでしょう。
運用代行を利用することで、現在抱えている業務に影響を出さずにLinkedIn広告(リンクトイン広告)を始められます。
もしLinkedIn(リンクトイン)専属の担当者を社内におけるのであれば、それでもいいでしょう。
とにかく、LinkedIn広告(リンクトイン広告)を出稿してはいるものの、手が回らずに運用を放置してしまうことだけは避けましょう。
また、急ぎで大量の人材を確保したい状況でLinkedIn広告(リンクトイン広告)を出稿するのが初めてというケースでは、迷わずLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行を利用することをおすすめします。
LinkedIn広告の運用支援サービスについて問い合わせる

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の使い方や出稿画面の見方など、一から覚えて出稿できるようになり、その上で成果も出すということは、よほど運用センスが良い上にビギナーズラックが起こらない限りは難しいと考えてよいでしょう。
人事・採用担当者の方ご自身も、予算を取っておきながら結果が出ない状況に陥るのは避けたいと思うので、おそらく大半の方は運用代行を利用するとは思います。
しかし決裁権を持つ経営者や上司が、LinkedIn広告(リンクトイン広告)の広告費だけでなく運用代行費まで費用が必要となると、首を縦に振らないこともあります。
しっかりと何故LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行を使う必要があるのか、人事・採用担当者は説明できなくてはいけません。

6.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行先を選ぶなら?


もしLinkedIn広告(リンクトイン広告)を運用代行に任せるのであれば、代行先をどこにするのかは重要なポイントです。
前述したようにLinkedIn広告(リンクトイン広告)は運用型広告です。
そのため、

  • LinkedIn(リンクトイン)について知見がある
  • 採用に関する知見がある
  • 運用ができる

という3点について確認した上で、運用代行先を選ぶべきでしょう。
LinkedIn(リンクトイン)はまだまだ日本での浸透率がFacebookやTwitterなどの他SNSに比べて低く、SNS広告を運用代行している広告代理店でもLinkedIn(リンクトイン)を扱ったことがないケースが多いです。もし広告代理店に任せる場合は、LinkedIn(リンクトイン)や採用について知見があるか、がポイントになってくるでしょう。
SNS広告に対する知見があったとしても、そもそもLinkedIn(リンクトイン)や採用に対して理解ができていなければ、望ましい結果は得られません。
一方、採用に対する知見がある採用代行の企業では、「運用ができない」というケースが考えられます。
「運用ができない」というのは、「集めたデータから改善を繰り返し続ける」ことができないということです。
これはある程度の経験やノウハウが必要です。
そのためきちんとデータを元にして話ができる会社かどうか、きちんと見極める必要があるでしょう。
もしLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用ができる会社がどうかの判断がつかない場合は、レポートの提出を求めてみましょう。
また現在の出稿状況における課題に対して、どのような対策を講じ得るのか、対策を列挙させてみることで、判断がしやすくなるはずです。
その際にきちんと客観的なデータを元に理論だてて対策を考えられるような人が担当者であれば、安心してLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用を任せられるはずです。
LinkedIn広告の運用支援サービスについて問い合わせる

7.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行を利用する場合、人事・採用担当者がすべきこと


LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行を利用する場合、きっちり運用ができる運用代行会社であることが前提ですが、基本的にお任せで問題ありません。
何か必要なことがあれば、運用代行会社から依頼されたり質問されたりするはずです。
しかしその上で、人事・採用担当者の方にはすべきことがあります。

7.1.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行会社に任せるなら勝手に手を出さない

LinkedIn広告(リンクトイン広告)のような運用型広告では、出稿のための管理画面が用意されているものがほとんどです。
その画面はwebでログインすればいいので、その画面を運用代行会社と自社の両方が閲覧できる状況になりうることもあります。
そのような環境だと、運用代行会社による運用で成果が出るのを待ってられず、勝手に操作をして広告の設定を変更してしまう人事・採用担当者もいます。
しかし運用代行会社は出稿プランを元に広告を配信しているわけですから、勝手に操作してしまうと計画がずれてしまうのです。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行会社に任せる場合は、基本的にはすべて任せ、何か気になることがあるときは運用代行会社の担当者に連絡して、勝手に設定をいじらないようにしましょう。「心配だ!」と思ってついつい手を出してしまいそうになる気持ちは分かりますが、まずはその心配する気持ちをLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行会社に伝えましょう。

7.2.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行会社に都度フィードバックを行う

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用をしてもらいながら、求人応募があったとしましょう。
その段階ではLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行会社からしてみると、運用でしっかり成果を出せていると思ってしまいます。
しかしその応募してきたLinkedIn(リンクトイン)ユーザーが、求めている人材像から遠くかけ離れたような人物だったとしたらどうでしょうか。
1度だけであればまだいいのですが、それが何度も繰り返されるなら、広告の出稿内容や掲載している求人内容に問題があると考えるべきでしょう。
その状況をLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行会社に伝え、出稿内容を精査していく必要があります。
また応募してくる人物の経歴などの条件面はぴったりなものの、考え方などや行動パターンなどの面で求める人材と異なる場合も、運用代行会社へのフィードバックが必要です。
同じ採用条件でも伝え方次第で見た人が抱く印象や、そのLinkedIn広告(リンクトイン広告)に惹かれる人というのは異なります。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)で応募が発生し、面談や面接をするたび、きちんと求めるような人材に対してLinkedIn広告(リンクトイン広告)を出稿できているのか、運用代行会社へのフィードバックを通して精度を高めていきましょう。

7.3.最低限の用語や運用ルールを把握する

ある程度、LinkedIn広告(リンクトイン広告)に関する用語や運用ルール、仕組みなどを理解しておきましょう。
最低限の知識がなければ、運用代行会社から報告を受けたときに何も分からくなってしまいます。
また報告に対して質問をしたり、希望を伝えたりすることも難しくなってしまいます。
自社のLinkedIn広告(リンクトイン広告)がどこに掲載されるのか、どのようなターゲット指定なら可能なのか、どのような仕組みで配信が決定されるのかなどをご存知でしょうか。
広告費の金額決定のタイミングや支払タイミングなどは、広告主側も把握しておくべきことですよね。
運用自体は運用代行に任せてしまってもいいでしょうが、何も知らずに任せるのではなく、知っている上で任せるようにしましょう。
何も知らない広告主であれば、適当に運用を済ませてしまおうとする運用代行会社がいないとは限りません。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用内容をより良くしていくだけでなく、身を守るためにも知識を身につけておきましょう。

8.自社でLinkedIn広告(リンクトイン広告)を運用する場合のポイント


「いやいや、やっぱりまずは自社で運用したい!」と思う方もいらっしゃると思います。
そこでLinkedIn広告(リンクトイン広告)を自社で運用する場合のポイントをいくつかご紹介します。
参考になれば幸いです。

8.1.経過も結果も数字で確認する

まず前提として、LinkedIn広告(リンクトイン広告)のパフォーマンスのが良いのか悪いのかを判断するには、客観的にも判断できる数字で判断をしましょう。
なんとなくダメ、なんとなく良い、という判断はNGです。
そのため細かい分析になることがありますが、投げ出してはいけません。

8.2.ターゲットを具体的にする

どのような相手に広告を掲載するのかしっかり具体的に考えましょう。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)を利用する以前に、求人募集する時点でターゲットは決まっていると思いますが、LinkedIn(リンクトイン)上のユーザー属性に落とし込む必要があります。

8.3.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の内容を考える

LinkedIn広告(リンクトイン広告)ではテキストや画像を用いてターゲットにアピールします。
したがって、どのようなテキストや画像を使うかについて考える必要があります。
1番はユーザーに刺さるものが望ましいです。
そのため、ターゲット層が何を望んでいるのか、自社の強みは何か、という点をしっかり考え、明確にしておく必要があります。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)が表示されても、表示された人がその後の行動をとるほどの興味を持つ内容でなければ、応募・選考・採用に繋げていくことは困難です。

8.4.LinkedIn広告(リンクトイン広告)の文面や画像は複数種類でテストをする

広告の内容は1つに固定する必要はありません。
複数種類を用意して、どれがもっともパフォーマンスがいいのかテストしていきましょう。
案外、会社内の人間が思っている会社の魅力が社外の人には刺さらないこともあります。
他の採用媒体では結果が出ているテキストでも、LinkedIn広告(リンクトイン広告)では結果が出ない、ということもあります。
媒体との相性もあるので、特にLinkedIn(リンクトイン)を使うようなユーザーにはどのような内容が刺さるのかを検討したほうがいいでしょう。

8.5.LinkedIn(リンクトイン)の会社ページを充実させる

LinkedIn(リンクトイン)には会社を紹介するページを作成する機能があります。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)で興味を持った企業があれば、自ずとLinkedIn(リンクトイン)内の会社ページを閲覧することでしょう。
そこでしっかり自社のミッションや事業、雰囲気、制度など、様々な魅力を伝えていくコンテンツを用意しておくと、一層採用候補者の興味が強くなるはずです。
会社ページは基本無料ですが、掲載できるコンテンツに限りがあるので、有料のキャリアページにアップグレードすると、さらにリッチなコンテンツを掲載することができます。

8.6.ある程度データが貯まるまで運用する

運用型広告というのは、一回出稿して結果が出て終わり、というタイプの広告ではありません。
コツコツと運用するからこそ運用型広告といわれるのです。
そして結果が数値として確認できるからこそ、運用ができるのです。
どのくらいLinkedIn広告(リンクトイン広告)が表示されたのか、どのくらいクリックされたのか、どのくらい応募が集まったのかなど、数字でパフォーマンスを確認する必要があります。しかし、数字で判断する際に重要なのが、母数がある程度あることです。
たった1日、2日程度LinkedIn広告(リンクトイン広告)を出稿して、10人程度に表示されたけれど応募がないから出稿を停止する。
このようなことはしてはいけません。
せめて10,000回表示されて、100回クリックされて、1人応募がくる。
このように、母数が大きい状態で結果がでるのか、でないのかを考えなくてはいけません。
母数が貯まるまではじっと我慢です。

9.LinkedIn広告(リンクトイン広告)だけでない、採用に利用できる運用型広告


ちなみにLinkedIn広告(リンクトイン広告)以外にも採用に利用できる運用型広告が存在します。
それらの広告を利用して採用活動を行ってきる企業は、LinkedIn広告(リンクトイン広告)でも採用が可能である可能性があります(ターゲット層や職種、雇用形態などにより多少の相性はあるでしょう)。ぜひ下記の運用型広告を用いて採用募集をしている企業は、ライバルがまだ少ないLinkedIn広告(リンクトイン広告)の利用もご検討ください。

9.1.Indeed広告(インディード広告)

「仕事探しはIndeed(インディード)」のキャッチコピーでお馴染みのIndeed(インディード)でも求人広告の出稿が可能です。
そもそも求人検索サイトなので、Indeed(インディード)のユーザーは積極的に仕事を探している人が中心で、求人広告を掲載するのにはぴったりの場所ですよね。
クリック課金型なのでコストを抑えて配信できるのが魅力です。

9.2.Facebook広告(フェイスブック広告)

LinkedIn(リンクトイン)とFacebook(フェイスブック)は似ている部分も多く、LinkedIn(リンクトイン)と同様にフィードに広告を掲載することができます。
そこで採用に関する広告を掲載すればいいのです。
広告を表示させるユーザーはFacebook(フェイスブック)に登録の部署・担当、業種などから指定できるので、採用したい層にターゲットを絞って配信が可能です。
ちなみにInstagram広告(インスタグラム広告)もFacebook広告(フェイスブック広告)の設定から同時に配信できます。

9.3.Twitter広告(ツイッター広告)

Twitterでもタイムラインに広告が流れますよね。
こちらも同様に求人広告の掲載が可能です。
しかしユーザー属性の登録をしないSNSですので、興味関心や行動履歴などからターゲットを絞る必要があります。
そのため、広告を見ているユーザーとターゲットにしたい層が合わない可能性があります。

10.採用だけではないLinkedIn広告(リンクトイン広告)の利用法


LinkedIn広告(リンクトイン広告)は、採用だけでなく製品プロモーションなどにも利用できることは前述しました。
ビジネスSNSであるLinkedIn(リンクトイン)だからこそ、以下のような目的でLinkedIn広告(リンクトイン広告)を活用していくことができます。
採用での利用が順調であれば、他の用途での利用も検討してみてはいかがでしょうか。

10.1.製品やサービスのプロモーション

まずは製品やサービスのプロモーションですが、FacebookやInstagramなどの他SNSでも製品やサービスの広告を見たことがあると思いますが、LinkedIn広告(リンクトイン広告)でも同様の広告配信が可能です。
特にtoB向けの製品やサービスのプロモーションはLinkedIn広告(リンクトイン広告)と相性がいいです。
FacebookやInstagramなどのSNSは、どちらかといえばプライベートで利用することが多く、そのため広告もtoC向けの広告が配信されやすいです。
実際、ユーザーとしてプライベートでSNSを使っている際に、仕事関連の広告を出されても・・・・・・と思う人は多いと思います。
一方でLinkedIn(リンクトイン)ならビジネスSNSなので、仕事モードのまま仕事に関する広告を目にすることで、スムーズに購買行動に移ってもらいやすくなります。
またLinkedIn(リンクトイン)のユーザー層が、いわゆるハイクラス層に分類されるような人が多いことから、toC向けの広告でも高年収な人向けの広告は相性が良いと考えられます。

10.2.セミナーの集客

製品やサービスのプロモーションだけでなく、LinkedIn広告(リンクトイン広告)はセミナーの集客にも活用できます。
最近はセミナーへの参加申し込みも決済もweb上で完結できるサービスが増えているので、FAXなどでセミナーの詳細を送るよりも集客力が高くなるでしょう。
またメールでの集客では、メールを開封してもらえるかも分かりませんが、LinkedIn広告(リンクトイン広告)であればフィード上に流れてくるので目にしてもらいやすくなります。
仕事関連のセミナーであれば、例えば上司が目にしたセミナーのLinkedIn広告(リンクトイン広告)をLinkedIn上で部下にシェアし、部下に参加を促すということも簡単です。

10.3.会社の認知度向上

もしあなたの会社が設立まもなく、そしてBtoBのサービスを提供しているのであれば、会社の知名度を上げるためにLinkedIn広告(リンクトイン広告)を使うのを検討してみてはいかがでしょうか。
LinkedIn広告(リンクトイン広告)の目的は購買獲得ではなく認知がメインになるので、問い合わせや購入などを求めずに、一定の広告額を定め、ターゲット層を絞って配信することで、今後狙っていく層の中でも認知度を向上させてセールスに活かしていけるかもしれません。
また、広く世に知られた企業でも、新しい取り組み、ロゴ、ブランドコンセプトなどを定めた際に、同様に認知のためにLinkedIn広告(リンクトイン広告)を利用していくことができるでしょう。

11.LinkedIn広告(リンクトイン広告)のご相談もどうぞ!


LinkedIn広告(リンクトイン広告)を運用代行にまかせる際は、まかせる前に良く考えた方がいいですね。
今回ご紹介した点を踏まえて、しっかり検討されることをおすすめします。
弊社はLinkedin(リンクトイン)の正規代理店です。
LinkedIn(リンクトイン)を活用した採用に関しては様々なノウハウを持っています。
広告に限らず、Linkedin(リンクトイン)を使って採用したい、という場合は是非ご相談ください!
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竹村 朋晃

竹村 朋晃

株式会社ダイレクトソーシング CEO (プロフィールはこちらをクリック) 2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。