LinkedIn(リンクトイン)での効果的な書き方~採用、企業紹介、投稿など~

更新日:2020年11月16日(月)

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三上

ビジネスに特化したSNSである「LinkedIn(リンクトイン)」は、企業の採用活動においてとても有効なツールです。LinkedInを使った採用活動では具体的に、求人情報の掲載や企業紹介、そしてスカウトメール送信ができます。 特に優秀な人材へダイレクトにオファーができるスカウトメールは積極的に利用したい機能です。とはいえ

  • 「効果的なスカウトメールの書き方がわからない」
  • 「人の心を動かすスカウトメールとはどんなものだろう?」
  • 「スカウトメールを送っても返信が来ない」

とお悩みの方も少なくないでしょう。
そこで今回は「LinkedInでの効果的なスカウトメールのポイント」について、事例をもとにご紹介します。
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採用につながるLinkedIn のスカウトメール事例

 採用につながるLinkedInのスカウトメールについて、4つのパターンに分けた事例をご紹介します。自社や相手の状況などに応じて使い分け、カスタマイズしていきましょう。

基本バージョン

まずは基本バージョンから。「すっきり」「わかりやすく」「明確に」がポイントです。できるだけ短く、わかりやすく書くことを意識しましょう。

件名
【CONFIDENTIAL案件】★★様へ。タレントアクイジションポジションのご紹介
本文

★★様
はじめまして。
★★で人事部長をしております★★と申します。

LinkedInで★★様のご経験を拝見し、新卒・キャリア両方の採用の経験に興味をもち、ご連絡いたしました。特に、ダイレクトソーシングに関する高いスキルをお持ちである点に非常に魅力を感じております。
現在、弊社では人材紹介依存から脱却すべく、ダイレクトソーシングを強化しようと思っております。そこで、TA Leadとして、★★様のような方に、ダイレクトソーシング施策を牽引いただきたいと思っております。
★★(社名)では、一般的には〇〇のイメージが強いかと思いますが、実は○○を提供しており、〇〇や〇〇といった技術を提供しております。
今後、〇〇等の新事業拡大をするためにも、今までとは違った人材の採用を増加させていく予定です。
つきましては、一度カジュアルにお話できませんか?
もちろん、お電話で15分程度のお時間でも構いません。
★★様からのお返事をお待ちしております。

署名:
〇〇株式会社
〇〇(役職)鈴木太郎
URL(ポジションに関連する記事)
URL(採用ページ)

知名度が低い会社の場合

誰もが名前を知っているような会社ではない場合、知名度の低さを補足するためには「数字やデータ」を示すことが大切です。具体的な数字・データを使い、相手の興味を引きましょう。

件名
【社名】★★様。東京駅の本社に遊びにきませんか?
本文

はじめまして。★★の★★と申します。
先ほど、★★様のプロフィールを拝見し、これまでのご経験に非常に魅力を感じました。

弊社は「〇〇〇」というミッションを掲げ、〇〇サービスを展開しております。
私たちのサービスでは、〇〇や〇〇のお客様などを中心に、累計20,000社が導入し、年間〇〇%の成長をしているスタートアップベンチャーです。
現在調達フェーズはシリーズCに突入し、更なる資金調達の準備を進めており、日本の〇〇と言われています。
弊社ではさらなる事業拡大に伴い、自発性を持って開発を進めるエンジニアに参画していただきたいと考えております。
そこで★★様のプロフィールを拝見し、〇〇エンジニアとして是非ご活躍いただけないかと思い、お声がけいたしました。
○○様の★★のご経験と、弊社の〇〇ポジションで必要な経験で、非常にマッチすると考えており、ぜひ一度、カジュアルにお話しできれば幸いです。
今すぐご転職をお考えでなくとも構いません。
15分程度で結構ですので、情報交換を含めてカジュアルにお話させていただけないでしょうか?
お返事お待ちしております。

署名:
〇〇株式会社
〇〇(役職)鈴木太郎
URL(関連ブログ記事 etc)

会話形式のショートバージョン

LinkedInでは短い会話形式のスカウトメールも効果的。ポイントはLINEやSlackでの会話のように、「短く」簡潔にすること。個人から直接送られてきたと感じてもらえるようにカスタマイズしましょう。

件名
【社名】★★様のプロフィールを拝見しました。
本文

初めまして、★★株式会社の★★と申します。
突然のご連絡失礼いたします。
先程○○様のプロフィールを拝見させていただき、〇〇や〇〇に非常に魅力を感じご連絡いたしました。
★★は、〇〇や〇〇のです。最近では金融機関とのプロジェクトも決まりいよいよ本格的に動き始めております。
会社のビジョンや現在のプロジェクトについて、また創業メンバーとして参画いただく際にはストックオプション等の条件面も考慮させていただきたいと考えておりますので、まず一度カジュアルにお話しするお時間をいただければ幸いです。
お返事お待ちしております。

署名:
〇〇株式会社
CTO 鈴木太郎

転職顕在層向け

現在、転職活動をしている人に向けたバージョンです。ポイントは、「条件面を提示する」こと。条件を具体的に書くことで、返信率が高くなります。

件名
【社名】★★様のプロフィールを拝見しました。
本文

初めまして、★★の★★と申します。
突然のご連絡失礼いたします。
プロフィールを拝見させていただき、★★様のご経歴とスキルに非常に魅力を感じご連絡しました。
私たちは“〇〇”をキャッチフレーズに、現在、〇〇グループを立ち上げ、拡大しております。
★★のようなご経歴をお持ちの方に、「★★」のポジションでご活躍いただけないかと考えております。
そこで、先ほどプロフィールを拝見し、大変興味を持たせていただきました。

■募集職種:★★
■年収例:
〇〇万円/27歳
〇〇万円/33歳
〇〇万円/40歳

■勤務地
東京オフィス

■担当業務
〇〇

弊社にご興味をもっていただけましたら、ぜひ一度ご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

 

署名:
〇〇株式会社
リクルーター 鈴木太郎

 LinkedInの効果的なスカウトメールのポイント

 ダイレクトリクルーティングが可能なLinkedInのメリットを活かすには、スカウトメールが重要です。そこで先述した事例を踏まえて、効果的なスカウトメールのポイントをご紹介します。

返信率をあげるためのメールテンプレート集>

相手の気持ちに寄り添った内容にする

LinkedInは転職サイトとは異なるため、今すぐに就職や転職を考えていない方も多いです。そのため通常の求人媒体で送るようなスカウトメールを送ってしまうと興味を持たれず、最後まで読んでもらうことすらできない可能性もあります。相手に興味を持ってもらうためには、自社のことばかりアピールしたり、いきなりスカウトしたりするのではなく、まず相手の気持ちに寄り添い、仲良くなるためのきっかけを作ることが大切です。

自社の紹介はわかりやすく端的に済ませ、相手の経歴やスキルに触れて、それに興味を持っていることを伝え、自分との共通点、日常会話や趣味の話題などを通して関係を深められるような内容にしましょう。

相手にとってメールのやりとりをするメリットを示す

LinkedInではプロフィールを見れば、相手がどのようなことに興味を持っていて、どのようなキャリアをたどっているのかがわかります。今すぐの転職は考えていない相手にも自社で働くことに魅力を感じてもらうためには、プロフィールから相手にとってのメリットとなることを探り、それが提供できる会社であることを示すのが効果的です。たとえばエンジニアとしての技術を持ち、転職にも少し興味を持っているAさんにアプローチしたい場合、自社の役員や同じエンジニアとして働き、Aさんよりもキャリアのある社員からアプローチしてもらうという方法があります。採用担当者から連絡するよりも、役員や自分と同じエンジニアとして働くキャリアが上の社員から連絡が来たほうが、Aさんは自分が期待されていると感じるでしょう。

特にAさんよりキャリアのある同じ職種の社員から連絡をすれば、現場の生の声やエンジニアとしてのキャリアの築き方など、Aさんにとってメリットとなるリアルな魅力を伝えられるため、親近感を抱いてもらいやすくなったり、興味を持ってもらいやすくなったりします。 

特別感が伝わるようにする

スカウトメールがテンプレートのようになっていたり、ありきたりな内容になっていたりすると、よほどの大企業か相手がもともと興味を持っていた企業からの連絡でない場合は興味を持ってくれません。件名には相手の名前を入れて、「ぜひ会いたい」という気持ちが伝わるようにしましょう。送る相手に合わせて、それぞれの魅力を伝える件名に変えることが大切です。冒頭のあいさつも相手に合わせた特別感のあるものにし、内容は堅苦しくならないよう、マナーは守りつつ親近感が伝わる文章で、伝えたいことをわかりやすく記載します。
そして何より重要なのは、「あなただからこそスカウトメールを送った」と明確に伝えることです。これまでの経歴やスキル、自己紹介などを読んで興味を持った点、なぜスカウトメールを送ったのか、相手のどんなところをどのように評価しているのかなどを伝えましょう。 

募集要項やリンクを記載しない

相手が今すぐの就職・転職を考えていない場合、求人情報のような内容をスカウトメールに記載してしまうと、あまり良い印象を持たれません。
そのため「興味のある方はご連絡ください」などの文章も控えましょう。
LinkedInのスカウトメールは相手に興味を持ってもらうためのコミュニケーション手段です。メールのやり取りを通して徐々に信頼関係を築いていき、採用につなげましょう。 

スカウトメール送信前にプロフィールを充実させる必要性

スカウトメールを送信する前に、LinkedInの自社プロフィールや送信者自身のプロフィールを充実させておくことも大切です。
なぜならスカウトメールを受け取った相手が、送信者やその会社のプロフィールを見たときに内容がスカスカだと、「この会社は平気なのかな?」「この人は信用していいのかな?」と不安に思ってしまうからです。プロフィールを見たときに「この会社なら安心できそうだ」「この人なら信頼できる」と思ってもらえるよう、しっかり記入しておきましょう。
また送信者のプロフィールに自分との共通点、たとえば出身大学が同じ、出身地が同じ、留学先の国が同じなどあった場合、親近感を持ってもらいやすくなります。プロフィールが充実していればスカウトメール自体にあれこれ会社の紹介や説明を書く必要もなくなるので、一石二鳥です。

 LinkedInで求人掲載の募集要項を書く際のポイント

効果的なスカウトメールのポイントとあわせて、LinkedInで求人掲載をする際の書き方のポイントについてもご紹介します。スカウトメールを読んで興味を持ってくれた方が求人情報を見て、さらに興味を深めてくれる可能性もあるので、しっかりポイントを抑えて書きましょう。

相手がメリットを想像しやすいよう具体的に書く

求人掲載の募集要項では、その企業で働くメリットを伝えることが大切です。
特にどんな仕事をするのかを具体的に書くことで、求職者は自分が実際に働いたときのイメージをしやすくなり、その中でメリットを感じられれば応募を検討します。たとえば「ワールドワイドな活躍ができる仕事です」だけだと具体性に欠け、働くイメージがつきにくいものです。
一方、「アメリカや中国、ロシア、フランスなどの企業を相手に商品の魅力を伝えて販売する仕事です。初めに担当する国を決定しますが、希望や適性を見て変更も可能です」だとどうでしょう?「中国語が得意だから活かせそう」「フランスで働いてみたかったから、向いているかも」「アメリカへの留学経験が活かせるぞ」「あちこちの国へ出張したり転勤したりするのではなく、自分の担当した国とじっくり向き合えるのはやりがいがありそう」などと自分が働いた場合のイメージが湧きやすく、メリットも想像しやすいはずです。
このようにできるだけ具体的に書くことで、求職者への働くメリットを想像してもらいやすくし、応募へつなげましょう。

 他社との違いを明確にする

競合他社との違いを明確にすることも、求人掲載では大切なことです。
給与や福利厚生、売上、シェアなどといった条件以外に求職者が見るポイントは、会社の風土や雰囲気が自分に合っているかという点でしょう。会社の文化や雰囲気が合わないと居心地が悪く、人間関係もうまくいかなくなる可能性が高いです。それを避けるためにも求職者はその会社の組織風土や雰囲気を確認したいものですし、そういった風土や雰囲気は会社によって色が異なる部分、つまり差別化しやすい部分と言えます。
組織風土や雰囲気といったものはなかなか伝わりにくいものですが、それをしっかり言語化して伝えることで他社との差別化がはかれるのです。とは言っても、「アットホームな職場なので働きやすいです」だけではNG。もっと具体的に、「全社員が経営者とクオーターごとに面談を実施しています。その面談での話から新しい社内制度が生まれたこともあります」などと書いたほうが伝わりやすくなります。
実際に働いている社員の声を部署ごとに紹介するというのもおすすめです。その際もできるだけ具体的に、働きやすさや風通しの良さを感じたエピソードなどを盛り込んで紹介するようにしましょう。 

 LinkedInでの効果的な企業紹介ページの書き方

スカウトメールを送る前に会社のプロフィールページを充実させましょうと伝えましたが、具体的にLinkedInではどのような企業紹介ページが作れるのかをご紹介します。LinkedInの企業紹介ページには無料版と有料版があり、無料版では簡単な会社の説明と求人情報の掲載のみが可能ですが、有料版では豊富なコンテンツが用意されています。有料版には会社概要、求人情報の掲載のほか、カルチャーというページがあり、会社概要に記載した情報以上に詳しい情報を記載できます。
たとえば各事業部や所属社員の紹介、社員ブログ、会社の様子を撮影した写真などが掲載できるのです。社員ブログなどは一人の担当者に執筆を任せるのではなく、複数の人に書いてもらうようにすると、より会社の魅力を多面的に伝えられますし、人によって文章に個性が出るため、反響の良い書き方を探ることもできます。
また文章だけでは伝わりにくいことも、写真では伝わりやすくなるため、写真を効果的に使うのもポイントです。社内の風景や社内から見える景色、社員が働いている様子、休憩中の和気あいあいとした雰囲気がわかる写真などを掲載すると、社内の様子や雰囲気を視覚的に伝えられます。 

LinkedInのスカウトメールを上手に使って優秀な人材を獲得しよう

LinkedInではユーザーのプロフィールページから、その人の職歴や学歴、保有するスキルなどが見られるため、企業にとって欲しい人材を探すのに有効です。最初から直近の転職を希望していない相手でも、スカウトメール次第では自社に興味や関心を持ってもらうことも可能。自社の求める経験やスキルに見合った人材を見つけたら、スカウトメールでコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていきましょう。
スカウトメールでは自社のアピールは控えて、相手の気持ちに寄り添い、「ぜひ一緒に働きたい」「経験をぜひ活かしてほしい」という気持ちをしっかり伝えることが大切です。
LinkedInのスカウトメールを上手に活用して、優秀な人材を逃さず獲得していきましょう。
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この記事を書いた人

ブログ著者の顔写真

三上

2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。
コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。
その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。