採用管理ツール(ATS)
2024.02.27

採用管理システム「HRMOS」の料金や機能、評判などを徹底解説

HRMOSは、採用業務を効率化したい企業に最適な採用管理システムです。応募者ごとの選考ステータスを簡単に把握できるため、対応漏れを防止しつつ、採用業務全体をスムーズに進められます。

本記事では、HRMOSに搭載されている機能や料金プラン、導入した企業の評判などをまとめて紹介します。採用管理システムの導入を検討している企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。

HRMOSとは?システムの概要を紹介

HRMOSは、株式会社ビズリーチが運営している採用管理システムです。直感的でわかりやすいユーザーインターフェイスであることが大きな特徴で、誰でも簡単に操作できます。コーディングやWebデザインなどに関する専門知識は必要ありません。求人管理や選考管理の機能を使って、採用に関する業務を効率化できるでしょう。

導入時はもちろん、運用中のサポートも充実しています。問い合わせ専門のチャットサポートスタッフが常に待機しているため、不明点がある場合はすぐに解決して、ストレスなく利用できるでしょう。

HRMOSに搭載されている主な3つの機能

HRMOSには、求人管理機能、選考管理機能、レポート機能などが搭載されています。それぞれの機能について詳しくチェックしていきましょう。

1. 求人管理機能

HRMOSを活用すれば、誰でも簡単に求人ページを作成できます。直感的に操作できるため、システムを使った採用活動が苦手という人でも困ることはないでしょう。作成した求人の内容を修正したり、編集したりすることも可能です。求人管理の画面に一覧が表示されるため、編集したい求人を選んで修正しましょう。自社の採用ページと連携することも可能です。

選考状況は一目で把握できます。選考中の応募者や辞退した応募者の人数などが表示されるため、全体像を把握した上で採用業務を進められるでしょう。エージェントからの紹介、社員からの紹介など、どのような経緯で応募があったのかも把握できるため、採用活動の分析や改善にも役立ちます。

2. 選考管理機能

選考管理機能を使えば、応募者の情報を簡単に把握できます。選考管理の画面には、応募者の氏名と一緒に、書類選考中や面接調整中といった選考ステータスが表示されるため、管理の手間はかかりません。対応漏れを防止しつつ、業務を効率化できるでしょう。

3. レポート機能

HRMOSには、レポート機能も搭載されています。レポート機能を使えば、応募数や選考数といったHRMOSに蓄積されたデータを、目的に応じて閲覧可能です。さらに、データをもとに自動でグラフ化してくれるため、採用活動の分析や改善にも役立つでしょう。

面接官ごとの評価傾向なども把握できるため、人事担当者の育成にも活用できます。採用費用の明細や推移の可視化もできるため、採用に関するROIの分析も可能です。

HRMOSの特徴や他の採用管理システムとの違い

HRMOSの特徴としては、他の求人媒体と連携できる、タレントプールを作成できる、サポートが充実している、といったことが挙げられます。

特におすすめのエージェントの推薦機能は、HARMOS独自のアルゴリズムに基づいているため、他の採用管理システムとの違いといえるでしょう。ここでは各特徴の詳細は以下のとおりです。

1. 複数の求人媒体と連携できる

HRMOSは、リクナビNEXTやdodaなど、さまざまな求人媒体と連携できます。HRMOSと同じく株式会社ビズリーチが運営する、ビズリーチ等の転職サイトと連携することも可能です。応募者情報を自動で連携して一元管理できるため、業務の手間を省けるでしょう。

最適なエージェントを推薦してくれる機能もあります。HRMOS独自のアルゴリズムにより、自社に合うエージェントを提案してくれるため、採用活動を効率化できるでしょう。求人を複数のエージェントへ一括提案したり、エージェントごとに実績を把握したりすることも可能です。

2. タレントプールを作成できる

タレントプールを作成できることもHRMOSの特徴のひとつです。タレントプールとは、将来の採用候補となる優秀な人材を登録しておくデータベースのことです。タレントプールを構築しておくことで、採用活動の質が長期的に向上する、採用コストを削減できる、といったメリットを得られるでしょう。HRMOSを活用すれば、応募者の情報をそのまま登録できるため、採用活動を進めながら手間をかけずにタレントプールを作成できます。

専用アカウントを作成して、リファラル採用の管理を行うことも可能です。リファラル採用とは、社員からの紹介など、人脈を活用した採用手法のことです。リファラル採用には、企業とのマッチング率や定着率を高められるというメリットがあります。HRMOSを活用すれば、リファラル採用を促進して、採用活動の質を高められるでしょう。

3. サポートが充実している

サポートが充実していることもHRMOSの特徴といえるでしょう。HRMOSでは、企業ごとに専属の担当者が付き、システムの導入から運用まで丁寧にサポートしてくれます。導入に関しては、各種の設定や使い方のレクチャーなどを行ってくれるため、システムをスムーズに定着されられるでしょう。1年間のロードマップ設計もサポートしてもらえます。

定期的な振り返りやデータ活用の支援を受けることも可能です。HRMOSのレポート機能の使い方を教えてくれるだけではなく、さまざまなノウハウや事例を提供してもらえるなど、丁寧なサポートを受けられます。求人ページの改善、辞退率低減につながるアクション、リファラル採用の強化などに関する客観的なアドバイスをもらえるため、課題を解決して採用活動の質を高められるでしょう。

4. HRMOSタレントマネジメントと連携可能

HRMOSは採用管理システムに限らず、さまざまなシリーズが発表されています。HRMOSの採用管理システムであれば、HRMOSタレントマネジメントと連携が可能です。これによって入社後もHRMOSで管理できます。これは、人事に関連したシステムをさまざま発表しているHRMOSならではの特徴といえるでしょう。

HRMOSの料金プラン

HRMOSの料金プランは公式サイトにも記載がなく、個別に見積りをもらう必要があります。料金について知りたい場合は、見積りフォームに会社名や電話番号、メールアドレスなどを入力して送信しましょう。

通常1営業日以内に電話連絡がくるため、採用に関する課題や目標を伝えます。ヒアリング内容をもとに最適な料金プランを提案してもらえるため、契約するかどうか検討しましょう。

HRMOSを使用する3つのメリット

HRMOSには、ダッシュボードを活用してタスクを管理できる、さまざまなツールと連携できる、ユーザーコミュニティに参加できる、といったメリットがあります。それぞれのメリットについて順番に確認しておきましょう。

1. ダッシュボードを活用してタスクを管理できる

ダッシュボードを活用してタスクを管理できることは、HRMOSの大きなメリットです。ダッシュボードには、選考状況サマリーや当日の面接予定、求人別の選考状況などが表示されます。未対応のメールや直近の面接をすぐに確認できるため、対応漏れを防止できるでしょう。

2. さまざまなツールと連携できる

GoogleカレンダーやSlackなど、さまざまなツールと連携できることもHRMOSを利用するメリットのひとつです。カレンダーツールと連携しておけば、面接の予定などを簡単に把握でき、日程調整の工数を削減できます。ZoomやGoogle Meetなどのツールとも連携できるため、オンライン面接をスムーズに実施できるでしょう。

3. ユーザーコミュニティに参加できる

HRMOSを利用すれば、Slackオンラインコミュニティに参加できます。コミュニティ内では、ユーザー同士で気軽に交流したり情報交換したりできるため、人脈を広げつつ課題を解決できるでしょう。

採用に関するイベントも定期的に開催されています。人事担当者のトレーニングやSNSを活用した採用手法といったテーマのイベントもあるため、自社に関連するものに参加するとよいでしょう。分科会活動も行われており、企業ごとの課題を共有しつつ解決策を考案できます。

HRMOSを使用する2つのデメリット

さまざまなメリットがある一方で、他社の料金プランと比較しにくい、応募数が少ないと効果を実感しにくい、というデメリットもあります。

1. 料金プランを比較しにくい

料金プランを比較しにくいことは、HRMOSのデメリットのひとつです。前述のとおり、HRMOSの公式サイトには料金プランが記載されておらず、個別に見積りをもらう必要があります。連絡をすればすぐに見積りをもらえますが、気軽に他社の料金プランと比較できないことに面倒さを感じる人もいるでしょう。

2. 応募数が少ないと効果を実感しにくい

応募数が少ないと、業務効率化などの効果を実感しにくいケースもあるでしょう。採用人数が少ない、職種が限られているといった場合は、費用をかけてHRMOSを導入する必要はないかもしれません。応募数が少ない場合は、レポート機能を活用しても、適切な分析結果を得られないケースもあります。導入すべきかどうかは、自社の状況や採用目標に合わせて検討しましょう。

HRMOSを使用するのはどのような企業が向いている?

HRMOSは、次のような企業に向いているでしょう。

1. 募集する職種や採用人数が多い

HRMOSは、大規模な採用活動を実施している企業に最適です。HRMOSを活用すれば、応募者が増えても選考状況をストレスなく管理でき、メール返信などの対応漏れも防止できます。応募者や職種の数が多いほど、システム導入の効果を実感できるでしょう。さまざまな職種の求人ページを作成したい、多くの人材を採用したい、といった企業は導入を検討してみてください。

2. 採用活動を分析して改善したい

採用活動を分析したい企業にもおすすめです。HRMOSのレポート機能を活用すれば、蓄積されたデータをもとに採用活動を分析して改善できます。採用に関する課題を明確にしたい、採用コストを削減したい、といった企業は導入を検討するとよいでしょう。

HRMOSの評判

ここでは、実際にHRMOSを導入した企業による評価を紹介します。導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。

1. ウェルスナビ株式会社

以前は表計算ソフトを使って管理していたのですが、応募者数が増えてきたため効率のよい管理システムを探していました。誰でも簡単に操作できることや、スムーズに情報共有できることが、HRMOSを導入することに決めた理由です。

導入後は、求人ページからの応募者が増え、優秀な人材を1年間で5名も採用できました。初めて採用活動をする社員でも問題なく操作できているため、とても助かっています。

2. Chatwork株式会社

部署ごとにバラバラだった採用管理システムを統一したいと考えているときに、HRMOSの存在を知りました。採用データを管理して分析したいという目的もあったので、HRMOSを使うことに決めました。使ってみると採用課題が明確になり、改善を図れるようになったと思います。

細かく権限を設定できる点もうれしいですね。安心して個人情報を管理できます。面接の日程調整や業務連絡も簡単に行えるので、採用活動全体を効率化できました。

3. 株式会社スノーピーク

以前は、Excelと紙の書類を使って管理していたのですが、ケアレスミスが多発していました。目標とする採用人数が増えたこともあり、HRMOSを導入して業務効率化とミスの防止を図ることになったのです。

導入効果として、求人情報をタイムリーに発信できるようになったと感じています。求人ページを簡単に作成できることや、職場の雰囲気を写真で伝えられることも大きなメリットですね。評価フォーマットもわかりやすく、人事担当者もうまく使いこなせています。

4. 株式会社マネーフォワード

別の採用管理システムを使っていたのですが、データの一元管理ができず手間がかかっていたので、HRMOSに乗り換えました。対応漏れが多く、機会損失につながっていたことも乗り換えた理由のひとつです。

HRMOSを導入したことでデータを一元管理できるようになり、業務効率が大幅にアップしました。採用活動をデータとともに振り返ることで、次のアクションにつなげています。Slackと連携することで、面接担当者との連絡もスムーズに行えています。

 

【まとめ】HRMOSを導入して採用活動を効率化しよう!

今回は、HRMOSに搭載されている機能や、導入するメリット・デメリットなどを紹介しました。HRMOSには求人管理機能やレポート機能が付いているため、採用状況を簡単に把握したり、データを活用して採用活動を分析したりできます。

書類選考中や面接調整中といった選考状況を一目で確認できるため、管理の手間はかかりません。直感的でわかりやすいユーザーインターフェイスであるため、システムが苦手な人でも簡単に使いこなせるでしょう。

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【参考URL】
採用管理クラウド「HRMOS採用」
HRMOS(ハーモス)採用 – みんなの採用部 by neocareer
HRMOS(ハーモス)シリーズ – 日本の人事部
採用管理システムHRMOS(ハーモス)の全知識|評価や評判、使い方、ログイン方法まで – アイミツSaaS
HRMOS採用(ハーモス)の評判は?メリット・注意点を解説 – テレ東プラス+

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安井

安井

飲食系ITベンチャーにてマーケティングを担当後、株式会社ダイレクトソーシングに転職。 カスタマーサクセスとしてコンサルティング業界やエンジニア業界を中心にダイレクトメディアを活用した調査・スカウトを実施。 現在は前職の経験とカスタマーサクセスにて顧客との対面で得た知見・市場感を元に、マーケティング業務全般を担当。

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