採用管理ツール(ATS)
2022.09.22

ATS(採用管理システム)上で動画面接ができるメリット

ATS(採用管理システム)上で動画面接ができたらいいと思いませんか?
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングの三上です。

ATS(採用管理システム)。
採用を管理するシステムなのだから、応募者管理や求人の内容管理を掲載、選考状況の把握などの機能ができるというのはイメージしやすいかと思います。
しかし、ATS(採用管理システム)の機能はそれだけではありません!
 
今回はATS(採用管理システム)で動画面接ができると、どのようなメリットがあるのか、そして動画面接ができるATS(採用管理システム)をご紹介いたします。
 

1.そもそも動画面接のメリットとは?

動画面接は録画した動画でお互いに面接する方法です。
企業側は面接担当者の質問を動画に撮って応募者に送り、応募者はそれに対する回答を動画に撮ります。
そんな動画面接ですが、動画面接を取り入れている企業の割合ってどのくらいでしょう?
日本の企業全体でみるとまだまだ少ないのではないかと思います。
 
そもそも動画面接のメリットとは何があるのでしょう?
実際に会って対面で行う面接とはどのように違うのでしょうか?
web通話でリアルタイムに面接するのともどのように違うのでしょうか?
動画面接のメリットを挙げてみました。
 

1.1.動画面接のメリット:時間にとらわれない

動画面接であれば、応募者は時間にとらわれずに面接を受けることができます。
例えば転職を検討している人で、平日は仕事が忙しくてなかなか企業を訪れての面接ができず、休みの土日は企業も休みで、いざ面接を受けようと思っても日程調整が難しいというケースはあると思います。
忙しくて転職する時間がない、という声も聞きます。
そこで動画面接を用いることで、簡単にいつでも面接を実施することができます。
企業は面接担当者の動画を一度録画してしまえば、それを応募者に都度送ればいいだけですし、応募者は平日の夜遅い時間や土日でも都合の良いときに動画を撮ることができます。
そして企業側も、その応募者の動画を好きな時間で確認することができます。
 

1.2.動画面接のメリット:場所にとらわれない

動画面接は直接会って話すわけではないので場所にもとらわれません。
例えば都内の企業が地方にいる応募者と面接しやすくなるでしょう。
新卒採用では「上京を考えている、地元にUターン就職したい、国外にいる」というような学生でも面接を受けやすくなります
物理的距離があると面接を実施するオフィスにまで来てもらう際の日程調整が大変です。
そして交通費も掛かってしまいます。
「就職活動でお金がかかる」と言われるのはこのような交通費があり、交通費を負担してくれる企業ばかりではないからです。
しかし動画面接であれば、それらの費用も必要なく、学生側としても積極的に採用選考を受けることができます
特に最近の10代20代は動画に慣れ親しんでおり、お金を払わずに済むならそちらの方がいいという気持ちが強いです。
今後、より動画面接が役立つ時代が来るでしょう。
 

1.3.動画面接のメリット:後で何度でも見返せる

動画ですので、応募者から送られた動画は後で何度でも見返せます。
再生しながら聞き取れなかった部分を再度再生することも、途中で前の回答を見返したいと思ったときに戻って見ることもできます。
動画面接の後に対面の面接をする採用の流れであった場合、実際に会う直前にもう一度見ることも可能です。
録画していないリアルタイムでのweb面接でも、時間や場所にとらわれない面接が可能ですが、一度きりのやり取りなのでどうしても面接官の記憶頼りになってしまいますが、録画した動画面接なら記録という確かな形で残すことができるのです。
 

1.4.動画面接のメリット:社内で共有できる

動画面接なら応募者からもらった動画を社内で共有することができます。
1次選考を書類、2次選考を動画面接として、3次選考の担当者が別にいるときにその担当に動画を事前に共有することができます。
また担当者が複数いるときに、同じ時間に一緒に動画を見る必要がありません
いつからいつまでに各々確認しておくということにして、確認後に改めて意見をすり合わせて合否を判断すればいいのです。
 

1.5.動画面接のメリット:共通の質問動画で面接がより公平になる

企業側の動画は一度録画してまえば、何人応募が来ても同じ動画で対応可能です。
そうすると質問の動画は応募者全員が共通なので、応募者側から見て公平な面接になるといえます。
面接担当者が複数いて、ひとりは穏やか、ひとりは威圧感がある、というように違いがあると、実際の面接での応募者側の感じ方・パフォーマンスに違いが出るでしょう。
また経験の浅い面接担当者の場合、質問の仕方が下手で相手に意図が伝わりづらかったり、質問の内容が適切ではないということも起こりえます。
しかし動画面接であればベテランの面接担当者が全員に同じように、同じ言葉で、同じことを質問することができるので、あとは応募者次第となるわけです。
 

2.動画面接のデメリットは?

動画面接のメリットをご紹介しましたが、動画面接にデメリットがないわけではありません。
対面でする面接やリアルタイムのweb面接と比べ、どのような短所があるのかも挙げてみたいと思います。
 

2.1.動画面接のデメリット:状況に応じた質問ができない

面接をしていると、応募者の返答や応募者の履歴から、その場に応じた質問をすることがあると思います。
しかしリアルタイムで会話をしているわけではない動画面接では、そのような柔軟な対応をすることができません。
すべての応募者に質問できる内容に限られてしまうため、無難な、そして応募者側から予想ができてしまうような「よくある質問」になってしまいます。
そうすると応募者側も予想できているので、しっかり用意した無難な回答をしがちです。
その場の状況に合わせた予想外の質問をすることができず、応募者の素の反応や考え方を見ることが難しくなってしまいます。
 

2.2.動画面接のデメリット:緊張感がなく、悪い意味での余裕が出てしまう

実際に会って話しているわけではないので、動画面接はどうしても緊張感に欠けてしまいます。
応募者側からは、緊張せずリラックスできるので、ありのままの本来の自分で答えやすい、という声もありますが、中には緊張感がなさ過ぎて悪い意味での余裕が出てしまうケースも。
そもそもそのようなタイプは採用しない、という企業であればそれでもいいのですが、実際に会ってみたらきちんとした人だったという可能性もあります。
採用のチャンスを逃す可能性があるのです。
 

2.3.動画面接のデメリット:録画の環境が必要になる

動画面接を行うには企業側も応募者側も録画環境が必要になります。
まずは機材です。
録画するためのビデオなどが必要です。
最近ではスマートフォンで撮ることもできますが、綺麗な映像がとれて音声もしっかり録音できる機種でないと、動画を見る側からして印象が悪くなってしまいます。
 
また動画を撮影する場所も必要です。
企業側も応募者も周りがうるさくない環境で録画する必要があります。
さらに企業側の場合はオフィス内で録画すると機密情報が漏れる可能性もあり、静かで、かつ余計なものが映らない場所で撮影しなくてはいけません。
応募者は印象がよくなるよう、日当たりの良い、きれいな場所を確保する必要があります。
 

3.動画面接機能つきATS(採用管理システム)

動画面接のメリット、デメリットをご紹介しました。
確かにデメリットはあるのですが、うまく選考に組み込むことで動画面接の良さを引き出すことができるはずです。
それでは最後に、動画面接機能が備わったATS(採用管理システム)をご紹介したいと思います。
 

3.1.改善リクルート(KAIZEN RECRUIT)

サムネイル
改善リクルート(KAIZEN RECRUIT)は「採用の自動化」がキーワードのATS(採用管理システム)です。
応募者からのエントリー情報をもとに、自動で条件に合致する応募者をピックアップし、自動で面接の動画を送信することができます。
応募者からの動画が送られてきて初めて、人事・採用担当者の手を動かす作業が発生するのです。
さらにマルチ言語対応のATS(採用管理システム)であるので、企業の質問用動画を外国語で用意することができれば、外国人採用にも使うことができるのです。
エンジニアやプログラマなどは日本でも外国人採用が進んでいますよね。
そのような職種や、また世界各国に支社があるような企業におすすめのATS(採用管理システム)です。
 
その他にも自動日程調整機能や求人ページ作成機能などが備わっています。
豊富で、しかも自動化のできる機能がありながら、費用が抑えられているため、コストパフォーマンスの良いATS(採用管理システム)です。
新卒採用、中途採用、アルバイト採用、外国人採用などあらゆる採用に適しています
 

3.2.HARUTAKA(ハルタカ)


HARUTAKA(ハルタカ)はweb面接・動画面接プラットフォームです。
web面接・動画面接に特化したツールですが、その他に候補者管理やチャット機能、採用分析機能も備わっているためATS(採用管理システム)として活用することができます。
HARUTAKA(ハルタカ)は録画する動画面接だけでなく、リアルタイムで行うweb面接にも対応しているので、柔軟な面接が実現できることでしょう。
応募者はスマートフォンのカメラから回答の動画を録画し送信することができ、またチャット機能があるので、スマートフォンに慣れ親しんだ若者を採用する新卒採用に向いています。
 

4.ATS(採用管理システム)の動画面接で採用のチャンスを増やそう!

動画面接のメリット、デメリット、そして動画面接が可能なATS(採用管理システム)をご紹介してきました。
現在、無理して日程調整をして対面の面接をしていませんか?
応募者に長距離移動してきてもらって面接をしていませんか?
もし当てはまるなら今すぐ動画面接をはじめてみましょう!
きっと今よりも面接の実施がらくになると思いますよ。

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三上

三上

2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。 コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。 その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。

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