LinkedIn(リンクトイン)のスカウトメールの返信率を高める4つのコツ

更新日:2020年11月17日(火)

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三上

ビジネスSNSであるLinkedIn(リンクトイン)でスカウトメールを送るのは、企業の採用活動においてとても有効なものです。
しかし中には、

  • 「LinkedInでスカウトメールを送っても返信がこない!」
  • 「スカウトメールの返信率が低すぎるけれど原因がわからない」

とお困りの採用担当者もいらっしゃるでしょう。
LinkedInはSNSという特性上、一般的な求人媒体とはアプローチの仕方が異なるという点を踏まえてスカウトメールを送る必要があるのです。
そこで今回はLinkedIn(リンクトイン)のスカウトメールに返信がこない理由を踏まえた上で、スカウトメールの返信率を高めるコツをご紹介します。
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1.LinkedIn(リンクトイン)のスカウトメールとは

LinkedIn(リンクトイン)には、つながりのないユーザーに対して直接メッセージを送れる「InMail」という機能があります。
LinkedInにはビジネスに関心のあるユーザーや転職を検討しているユーザー、外国語が堪能なユーザーなど、優秀な人材が多くいるのが特徴です。そんな優秀な人材を獲得するため、企業の人事・採用担当者がダイレクトソーシング(ダイレクトリクルーティング)を実施する際に用いられています。
企業が自社の求める条件に合った人材、優秀で特別なスキルを持つユーザーに対して、直接アプローチできるのが魅力です。

2.LinkedInのスカウトメール返信率を高めるコツ

それではさっそく、スカウトメールへの返信率を高めるためにはどのような点を意識すればいいのか、そのコツを4つご紹介します。返信がこないとお困りの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

2-1.まずは良好な関係を築く

LinkedInで特に重要なのは、獲得したい相手と良好な関係を築くことです。
そのためにも、いきなり転職の話を持ち出すのは禁物。まずはお互いのことを知り合い、理解を深めて信頼関係を構築していく努力が必要です。フランクにビジネスの話から趣味の話までできるような関係性を築いておけば、いざ転職の話をしたときにも前向きに話を聞いてもらいやすくなります。LinkedInでダイレクトソーシング(ダイレクトリクルーティング)を行う場合は、すぐに結果を出そうとしないこと。長期に渡ってコンタクトを取り続け、ビジネス上の関係性を徐々に築くことでメールの返信率も上がりますし、人材獲得にもつながりやすくなります。また多くの人と良好な関係を築けていると、採用候補者として人材をプールしておけるため、人材が必要になったときもすぐにアプローチできます。

2-2.相手目線の内容にする

普段の会話でもそうですが、自分の話ばかりで相手の話を聞こうとしない人は嫌がられてしまいますよね。LinkedInのスカウトメールも同じで、企業の特徴や強み、事業内容などの話を一方的にするのは良くありません。相手がその会社に興味がなければ苦痛なだけです。自社に興味を持ってもらうために大切なのは、まず相手に興味を持つこと。相手に興味を持ち、相手目線の内容にすることが大切です。

そのためには、LinkedInのプロフィール欄やフォローしているアカウントなどから話題を探すのがおすすめ。
現在の職種や経歴、持っている免許、資格、スキル、受賞した実績、趣味などLinkedInのプロフィール欄にはさまざまな項目があるため、それをしっかりチェックしましょう。人は共通点のある人物に親近感を覚えやすいので、自分との共通点を探して話題にしてみるのも効果的です。関係性がある程度できたら日常会話や趣味の話題も取り入れ、関係を深めていきましょう。

相手がメールのやり取りをするメリットを示すのも有効です。たとえばビジネスにおける情報を共有したり、相手と似た経歴を持つ社員や役員から連絡をしたりすることで、採用担当者から連絡をするよりも興味を持ってもらいやすくなります。

もし採用したい人物が興味を持ちそうな人が社内にいたら、その人から連絡をとってもらうのも1つの手です。

 このように相手が興味を示す内容はどのような話題なのかを考え、相手目線の内容でアプローチすれば、メールの返信率も上がります。

2-3.スカウト理由を具体的かつ序盤に書く

スカウトメールの受け取り手にとって気になるのが、「相手は自分の何に魅力を感じてメッセージをくれたのだろうか」という点です。そのためメールを送った理由は序盤に記載するようにしましょう。また魅力を感じた理由が明確に書かれていなかったり、誰にでも使い回しできそうなありきたりな理由だったりすると、相手に興味を持ってもらえず最後まで読んでもらえません。

魅力を感じたポイント=スカウト理由はそれぞれに合わせて、LinkedInの相手のプロフィールにある経歴や人柄、スキル、将来的な目標などの部分に触れながら具体的に記載することが大切です。相手もメールをもらった理由を見て納得できればその後のメッセージもしっかり読みますから、興味を持ってもらいやすくなり、返信率も上がります。

なおスカウト理由をそれぞれに合わせて具体的に書くことにより、企業側としても本当にその相手が自社のターゲットに当てはまっているのかを再確認することができます。

2-4.具体的なアクションを明記する

ターゲットが返信しやすいように、具体的なアクションを明記しておくこともスカウトメールの返信率を上げるのに効果的です。

たとえば興味を持ってくれたら一度会ってお話がしたいというメッセージとともに、相手の都合の良い日を返信してもらいたい旨を書くなど、具体的なアクションを明記しましょう。ただしLinkedInは転職サイトではありませんから、いきなり「面接候補日を返信してください」というのはNGです。何度かやり取りをした上で、フランクに話をしたいという雰囲気を出すと、相手も構えず気楽な気持ちで返信できます。

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3.LinkedInでスカウトメールを送るメリット

LinkedInのInMail機能を使ってスカウトメールを送ると、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。

転職に積極的ではない潜在層にアプローチできる

LinkedInは転職サイトとは異なりビジネスSNSであることから、今すぐに転職したいと積極的に考えている転職顕在層のユーザーは少ない傾向にあります。積極的に転職を考えているユーザーが少ないのであれば、スカウトメールを送っても意味がないのではと思われるかもしれませんが、そうではありません。

LinkedInのユーザーの多くは、「良い話、良い機会があれば転職を考えてもいい」という転職潜在層です。転職潜在層は将来的には転職する可能性のあるユーザーなので、スカウトメールを送る意味は大きいと言えます。しかもこうした転職潜在層は転職サイトには登録していないため、LinkedInだからこそアプローチできるという強みがあります。

 今は積極的に転職を考えていなくても、アプローチ次第ではその企業に興味を持ち、転職を考えてくれる可能性が大いにあるのです。そのためLinkedInからスカウトメールを送れば、いち早く優秀な人材を獲得できるチャンスがあります。

3-1.採用コストを削減できる

LinkedInのスカウトメールで優秀な人材が獲得できれば、求人広告を出したり人材紹介会社に採用を依頼したりする費用をかけずに済むため、採用コストの削減にもつながります。求人媒体やエージェントなど外部に採用を依頼すると高い費用がかかってしまいますが、LinkedInから欲しい人材に直接アプローチして採用に至れば、大幅なコストカットができるのです。

3-2.自社にマッチした人材を獲得できる

LinkedInにはさまざまな経歴、スキルを持った人材が登録しています。そのため豊富な人材の中から自社の希望にマッチした人材を獲得しやすいというのもメリットです。

LinkedInには海外在住のユーザーも多く、「英語が堪能な人材が欲しい」「中国語ができる人材が欲しい」「海外進出する際の現地リーダーとなる人材が欲しい」などといったニーズにマッチするユーザーと出会うこともできます。企業側から求める条件に合った人材を探してアプローチし、コミュニケーションを重ねることで相手も企業について深く理解した上で入社に至れるため、入社後のミスマッチが起こりにくいというのもメリットと言えるでしょう。

4.LinkedInのスカウトメールに返信がこない理由

スカウトメールを送れるサービスはLinkedIn以外にもありますが、LinkedInのスカウトメールはビジネスSNSというサービスの特性上、注意すべきポイントが変わってきます。

求人サイトや転職サイトではOKでも、ビジネスSNSであるLinkedInではNGなこともあるため、次にご紹介するLinkedInのスカウトメールに返信がこない理由を確認し、自社のスカウトメールを見直してみましょう。

4-1.応募を急かしてしまっている

よくやってしまいがちなのが、会社の特徴(社風、福利厚生、会社規模)や給与形態を押し出すことで、会社の魅力を伝えて応募を促すこと。たとえば、以下のようなものです。

  • 「営業なら稼ぎたいですよね? 当社の営業職なら平均月収40万以上も可能です! 稼ぎたい方は今すぐにご応募ください」
  • 「福利厚生が充実! 残業なしで年間休日120日以上の働きやすい環境をご用意しています。ぜひご応募ください」

実はLinkedInのスカウトメールでこのような文章を送っても、あまり効果がありません。LinkedInは主に転職潜在層が多く、転職に対して直近では興味がないため、こうした企業の魅力を伝える文章を送って応募を急かしても、なかなか相手には響かないのです。直近での転職にあまり興味のない相手に対しては応募を急かすのではなく、時間をかけてアプローチする必要があります。

 「早く応募してほしい」という気持ちはわかりますが、時間をかけて相手との関係性を築くことが大切です。条件や待遇などで相手を惹きつけようとするのではなく、まずは相手と会話をするための入り口としてスカウトメールを利用しましょう。

4-2.企業目線の内容で興味を持ってもらえていない

採用活動を行う上で自社の魅力を相手に理解してもらうことは大切ですが、LinkedInでは相手目線の文章でなければあまり効果がありません。たとえば次のようなスカウトメールの文面はどうでしょうか?

メール例

「はじめまして。株式会社〇〇人事採用担当の☓☓と申します。
当社は創業以来10年間、右肩上がりで利益を出し続けている広告代理店です。
今後3年間で事業拡大をするべく、新たなチャレンジを続けております。業績も好調で、昨年は成長率120%を記録しました!こうした背景を受け、現在中途採用を積極的に行っております」

この文面では完全に企業目線です。企業側の一方的で押しつけがましい文章になってしまっており、受け取った側は最後まで読もうと思えないでしょう。

LinkedInのスカウトメールでは、「自社の特徴や魅力を前面に伝えよう」という気持ちは抑えることが大切です。 

4-3.メールの内容が定型文になっている

LinkedInには優秀な人材が多いため、ターゲットとなるすべての人にアプローチしたいところですが、多くの人にスカウトメールを送るとなると手間がかかります。そこで、できるだけ手間を省くために定型文を活用している、という企業も多いのではないでしょうか。転職に積極的なユーザーばかりがいる転職サイトであればそれもOKですが、LinkedInのユーザーに多いのは転職潜在層です。
転職潜在層は積極的に転職を考えているわけではありませんから、定型文や見覚えのあるありきたりな文章が送られてきても興味を持ちません。最後まで読んでもらえず、スルーされてしまう可能性が高いのです。

LinkedInには、ビジネスに必要な情報収集をするためにLinkedInを利用している人、ビジネスに有益な人脈をつくるために利用している人など、転職目的ではない人も多いため、それぞれに合わせてメールの内容を変える必要があります。 

4-4.相手との距離感が適切ではない

仕事で関わる相手とコミュニケーションをとる際は言葉遣いやマナーに気を付けるのは当然ですよね。

LinkedInのスカウトメールでもそれは同じ。SNSだからと言って、会ったこともない相手になれなれしい言葉を使っても、相手に不信感や不快感を与えてしまうだけです。当然ながら返信もしてもらえないでしょう。
とは言え、あまりにも丁寧すぎる言葉遣いでスカウトメールを送るのも、LinkedInでは逆効果になる場合があります。 

丁寧すぎる言葉遣いだと、堅すぎる印象を与えてしまい、返事に困る場合もあるのです。

見ず知らずの相手との適切な距離感をつかむのは難しいものですが、失礼にならないようマナーを守りつつ、丁寧すぎて堅くなりすぎない程度の言葉遣いを心掛ける必要があります。
また誤字や脱字、敬語の使い方にも気をつけましょう。文章には書いた人の人柄が出るものです。相手に信頼してもらい、心を開いてもらえるような文章を心がけましょう。 

4-5.送信元のプロフィールが充実していない

LinkedInのスカウトメールに返信がこない場合に見落としがちなのが、送信元のプロフィールが不足しているということ。

LinkedInでメッセージを受け取る人は、会社からではなく、個人から受け取っているように感じています。そのためメッセージを受け取った後、ほとんどの候補者は送信元であるあなたのプロフィールを見に行きます。

送信者のプロフィールを見て、「この人に会ってみたいか?」「この人は信頼できる人か?」ということを判断します。だからこそ、プロフィールが薄いと判断材料が足りず、返信は返ってこないのです。

4-6.会社ページが充実していない

LinkedInでメッセージを受け取った候補者は送信者のプロフィールを見に行きますが、あわせてその人が所属している会社ページも見に行くことが多いです。
そこでどんな会社なのかを確認するのですが、会社ページが充実していないと判断材料が足りず、興味を持ってもらうことも返信をもらうこともできません。
候補者から会社に興味を持ってもらうためにも、信頼してもらうためにも会社ページは充実させておきましょう。

【会社ページの例】

LinkedInカルチャページ画面 

4-7.長文で送ってしまっている

LinkedInのスカウトメールに返信がこないと悩んでいる場合の多くが、企業の説明やポジションの説明を長く書いて送ってしまっています。
LinkedInはビジネスSNSですから、LINEなどのコミュニケーションのように気軽なメッセージで送る必要があります。長文でだらだらとした文章を送っても、最後まで読む気にならず、返信ももらえません。 

また多くのユーザーはスマホで見るため、1ページで見られる文章量にするべきです。長文でメッセージを送るのは相手にとって迷惑なだけですから、やめましょう。

4-8.ネクストアクションが重い

返信のこないスカウトメールにありがちなのが、「応募しませんか?」「職務経歴書をお送りください」といったメッセージ。
LinkedIn は気軽にコミュニケーションをとる場なので、そういった重いネクストアクションを求めるのはNGです。候補者は「転職を考えているわけじゃないし……」としり込みしてしまいます。

「一度会ってお話してみませんか?」のようなフランクなメッセージで、カジュアル面談にすべきです。 

4-9.なぜ興味を持ったかが記載されていない

スカウトメールを送るからには、その相手に何らかの魅力を感じたということですよね。にもかかわらずメッセージ内に興味を持った理由を書いていないケースも見受けられます。
スカウトメールをもらっても、なぜ自分に興味を持ったのかが書かれていなければ、相手は「どうせダイレクトメールだな」「定型文で送ってきているんだろう」「本当に自分に興味があるのだろうか?」と思ってしまい、返信してくれません。 

4-10.ターゲットが外れている可能性も

LinkedInのスカウトメールに返信がこない場合、根本的にターゲットが外れているという可能性もあります。
今一度、ターゲットの範囲が狭すぎたり広すぎたりしていないか、本当にターゲットとする人物像の条件に合致した人にメッセージを送れているのかを確認しましょう。
経歴やスキルだけでなく、自己PRなどでも適性を確認することが大切です。 

5.スカウトメール=ダイレクトメールではないと心得る

大前提として、LinkedInのスカウトメールはダイレクトメールとは違うということを心得ておきましょう。
長文にならないようわかりやすく簡潔に、そして相手に魅力を感じた理由など、感情を込めるべきところは感情を込めたオリジナルのメッセージにすることが大切です。プロフィールをしっかり読み、一人ひとりに合わせて相手目線の内容にすることが返信率を上げるためのポイントになります。

また同じようにスカウトメールを送ってダイレクトリクルーティングできるのがビズリーチですが、ビズリーチとLinkedInの大きな違いとして、ビズリーチは転職顕在層、LinkedInは転職潜在層にアプローチするという点があります。

ビズリーチの場合は、メッセージを送って返ってきたらすぐに面談か面接となります。
しかしLinkedInはSNSなので、たとえば「こういったご経験はされていますか?」というように、コミュニケーションを取りに行くのが基本です。複数のやり取りの末に面談につながるので、コミュニケーションの取り方が全く違うという点も覚えておきましょう。

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スカウトメールに返信がこない場合はご相談ください

LinkedIn はSNSであるという特性を踏まえておかないと、スカウトメールでやってしまいがちな失敗が多くあることがおわかりいただけたかと思います。
「返信がこない」「返信率が悪い」とお悩みの方は、今回ご紹介したポイントを踏まえて自社のスカウトメールを見直してみましょう。
それでも「返信がこない」「LinkedInのスカウトメールが使いこなせない」「早く成果を出したい」という場合には、弊社(株式会社ダイレクトソーシング)へご相談ください。担当者が丁寧にサポートさせていただきます
ターゲットに興味を持ってもらえるスカウトメールで返信率を高め、優秀な人材の採用につなげていきましょう!

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この記事を書いた人

ブログ著者の顔写真

三上

2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。
コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。
その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。