LinkedIn(リンクトイン)で人材を探す4つのコツ

更新日:2020年11月18日(水)

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三上

みなさんは、自社の採用活動にどんな媒体を利用していますか? 

ビジネス特化型SNSである「LinkedIn(リンクトイン)」は、ビジネス上のつながりを構築したり、情報収集を行ったりするだけでなく、企業の採用活動にも活用できます。
SNSという特性を生かし、企業が求める経験やスキルを持った人材を探し、効果的にアプローチすることができるのです。
うまく活用できれば、今より採用活動の効率アップを狙えたり、採用コストの削減を実現したりしながら、優秀な人材を確保することが可能です。

 そこで今回は、「LinkedIn(リンクトイン)で人材を探すコツ」をご紹介します。

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まずはLinkedIn(リンクトイン)リクルーターアカウントを取得しよう

LinkedInで欲しい人材を探すためには、まずLinkedInのリクルーターアカウントを取得する必要があります。

LinkedInリクルーターアカウントとは?

LinkedInリクルーターアカウントとは、データベース化されたLinkedInの登録ユーザー情報を用いて採用活動を行うために必要となるアカウントです。採用活動を効率化するための機能で、有償で提供されています。
このLinkedInリクルーターアカウントを契約することで、通常のアカウントでは利用できないさまざまな機能を使えるようになり、採用活動をスムーズに行えるようになるのです。 

【LinkedInリクルーターの詳細検索画面】

LinkedInリクルーター詳細検索画面

LinkedInリクルーターアカウントでできること

LinkedInリクルーターアカウントでできることは、大きく分けると3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1つめは、ユーザーの中から条件に合致する人材を検索できること。
LinkedInに登録している多くのユーザー(全世界で6億人以上、日本で200万人以上)の中から、スキルや職歴などの条件を設定し、求める人物像に合致した人材を探し出せます。
アプローチに反応してくれそうなユーザーや、転職を希望しているユーザーが検索結果の上位に表示されるので、自社の求める条件に合った確度の高いユーザーへ効率的にアプローチすることが可能です。 また、LinkedInリクルーターを利用すると、候補者プロフィールを閲覧した際に、足跡が残る心配もありません。

2つめは、検索したユーザーに対してスカウトメールを送れること。
通常のアカウントでは、既につながっている相手にしかメッセージを送れませんが、リクルーターアカウントではメッセージ機能を使って、つながりがないユーザーにもスカウトメールを送ることができます。
知らない相手でも連絡先を得ることができるため、第三者を介さず企業が自らスカウトメールを送れるのは大きな魅力です。
今すぐの転職につながらなくても、メールのやり取りで長期的に連絡を取って交流を持ち続けることにより、相手が転職を考えるタイミングを待つこともできます。 

3つめは、採用候補者の情報や選考状況などを管理し分析できること。
採用候補者を一覧化したり、職種や勤務地などに合わせてグルーピングしたり、データを一括管理できる機能があります。データ分析機能もあるため、採用活動を効率化することができます。
また外部の採用管理システムと連携することも可能なので、他のツールを既に利用していても、面倒な移行作業は不要で利用できるため便利です。 

LinkedInで効果的に人材を探すコツ4つ

それではさっそく、LinkedInを使って効果的に人材を探すコツをご紹介していきましょう。

1.    ペルソナを現場ときちんとすり合わせ、検索条件は具体的に設定する

ユーザーを検索する際には、まずターゲットとなる人材のペルソナを現場ときちんとすり合わせることが大切です。
そしてできる限りターゲット企業も絞りましょう。ターゲット企業一覧を作り、そこのターゲットに送ることで、ペルソナアンマッチを防ぐことができます。
LinkedInでは、自社や他社について、出身企業や出身大学の統計データを表示できるので、そういった情報を利用することで簡単に必要な要件のターゲット企業を決定することが可能です。 

またLinkedInはビジネスSNSのため、優秀な人材だとしてもプロフィールの記載が少ない傾向にあります。ターゲット企業や必要なスキルをきちんと定義し、現場とすり合わせをしておかないと、せっかく条件に合致する優秀な人材を見つけても、現場に「プロフィールが薄い」という理由で切られてしまう可能性があるのです。
そうならないためにも、ペルソナを現場としっかりすり合わせ、それに合ったターゲットをさがすことが大切です。
ペルソナを明確にしたら、条件を細かく具体的に設定して探しましょう。条件があいまいなまま探すと、本当にスカウトしたい人材をピックアップする作業だけで時間やコスト、体力を消耗してしまいます。
ペルソナを明確にすれば必要な条件は自ずと出てきますから、それをもとにして細かく条件設定すれば、本当に自社が求めている人材に集中的にアプローチをかけることが可能になります。
なお人事や採用担当者が求める能力としてよく挙げられるのが、「コミュニケーション力」です。
しかし「コミュニケーション力」と一口に言っても、企業や職種によって求めているコミュニケーション力には違いがあります。

たとえば美容師に求められるコミュニケーション力であれは、以下のようなものでしょう。 

  • お客様からなりたい髪型を聞き出すヒアリング力
  • お客様に合う髪型や施術を提案する力
  • お客様が美容師に求める接客方法を見極める力
  • お客様が会話を求めるタイプであれば会話を盛り上げる力や幅広い知識 など

一方、弁護士に求められるコミュニケーション力は、以下のようなものです。

  • 論理的に伝える力
  • 相手の話から真意を見抜く力
  • 交渉、説得する力 など

相手に不快な思いをさせないこと、会話のキャッチボールができることといった基本的な部分はどの企業や職種でも共通していることですが、美容師と弁護士の例からもわかる通り、同じ「コミュニケーション力」でも求められる質や条件は異なるはずです。
こうした細かな違いの部分まで求める人材の条件として具体的に定義しておくことが必要になります。 

2.    検索ワードはビッグワードすぎない同じ意味のワードに言い換える

 検索ワードの選び方にもコツがあります。それは、ビッグワードでの検索は避けることです。
たとえば「IT」で検索するのと「プログラミング」で検索するのとでは、当然ながら粒度が違います。あまりにもビッグワードで検索してしまうと、自社が本当に望んでいる人材にたどり着けない可能性もあるため注意しましょう。
また同じ意味を持つワードでも、言い換えられる場合は言い換えも行い、複数のワードで検索することが有効です。
たとえば「マーケティング担当」と「マーケター」。どちらも意味は同じですが、検索するワードを変えるだけでヒットするユーザーが変わってくる可能性があります。
LinkedInに登録されている情報を元に検索を行うので、人によって言葉がゆらぐことを考えれば、両方の言葉で検索することがいかに有効かおわかりいただけるはずです。
言い換えの言葉が思いつかない場合は、インターネットで「〇〇 類義語」「〇〇 言い換え」などと検索してみましょう。競合他社の求人情報内の表記を参考にするのもおすすめです。 

3.    ブーリアン検索を活用する

 LinkedInで人材を探す際に活用すると便利なのが、インターネットにおける最強の検索術とも言われる「ブーリアン検索」です。
先述したように日本語の表現には多様性があるため、できる限り多くのターゲットを探し出すためにはさまざまな言葉に言い換えて検索する必要があります。しかし1ワードずついちいち打ち直して検索をするのには時間がかかってしまいますよね。
そこで有効なのがブーリアン検索です。ブーリアン検索とは、「OR」「AND」「NOT」そして括弧「( )」を駆使して、マッチしている人を最短で見つけ出す技術です。

【ブーリアン検索】

  • 「OR」は「または」の意味。2つの検索語の間に使用することで、いずれか一方または両方の言葉を含むユーザーページをリストアップしてくれます。 
  • 「AND」は「かつ」の意味。2つの検索語の間に使用することで、2つの検索語を含むユーザーページをリストアップしてくれます。
  • 「NOT」は「ただし~は含まない」の意味。NOTの後ろに来る検索語を含まないユーザーページをリストアップしてくれます。 
  • 括弧「( )」は算数における四則演算と同じ役割となっています。

これらを使ったブーリアン検索術をきちんと理解した上で検索を行う必要があります。
たとえばAIエンジニア一つとっても、下記のように要件によってきちんと記載しないと、求めるターゲットは見つかりません。 

【AIエンジニアのブーリアン検索】
((“ai” OR “artificial intelligence” OR “game ai” OR “havok” OR “3d math” OR “direct3d” OR “openal” OR “physx” OR “graphics programming” OR “game engines” ) AND (“vulkan” OR “fmod” OR “wwise” ))

 

【リクルーターのブーリアン検索】
((“sourcing” OR “interviews” OR “applicant tracking” OR “onboarding” OR “screening” OR “benefits negotiation” OR “cold calling” OR “taleo” ) AND (“hr” OR “human resources” OR “hris” ) AND (“hiring” OR “new hire orientation” OR “new hire orientations” OR “staffing services” OR “temporary placement” ) )

日本語も含めるのであれば、さらに2倍のブーリアン検索条件が必要になります。
慣れるまでややこしく感じるかもしれませんが、これが使いこなせると求めるターゲットを効率的に探すことができます。
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4.    相手の状況に合わせて接触のタイミングを計る

LinkedInはSNSなので、ユーザーのステージはさまざま。転職活動を行っている人もいますが、多くはまだ転職を考えていない転職潜在層です。
そのため相手が現在置かれている状況について理解し、それに応じた対応をすることが優秀な人材を確保するために有効な手段となります。
たとえばSNSで、「今大きなプロジェクトに携わっています」「新規事業の立ち上げ中です!」など忙しそうにしている人、現在の状況にやりがいを感じている人の場合、転職の話を持ち掛けても聞いてもらえなかったり、断られたりする可能性が高いです。
とは言え、「この人をどうしても採用したい!」「どうしてもこの人と一緒に仕事がしたい!」と思うほど優秀な人材を見つけたのであれば、みすみす逃すのはもったいないですよね。
そうした場合には、相手の置かれている状況を逐一チェックして、話を聞いてもらえそうなタイミングを見計らって接触を図りましょう。
一度断られてしまったとしても、いつか気持ちが変わる可能性もあります。その機会を逃さないために、LinkedInリクルーターアカウントのデータ管理機能を使い、プールしておきたい人材のリストを作っておきましょう。そして時間を置いて接触すれば、相手の状況によっては転職を考えてくれるようになるかもしれません。
なおLinkedInでは検索フィルターで以下を調べることが可能なため、相手の現状やタイミングを見極めたり、どのように声をかけたらいいのかを考えたりするのに役立ちます。 

【LinkedInのスポットライト機能】

  • 過去の応募者
  • 返信率の高い人
  • 転職活動中の人
  • 会社とコネクションのある人
  • 自社の会社ページや求人閲覧経験者
  • 自社のフォロワー

こういった機能を駆使することで、最適なペルソナに最適なタイミングでアプローチすることができ、結果を最大化できるのもLinkedInの強みと言えるでしょう。

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LinkedInに登録しているユーザーはどんな人?

LinkedInはビジネスに特化したSNSということもあり、登録しているユーザーにはビジネスに対する高いアンテナを持った人が多いという特徴があります。
そんなLinkedInのユーザー数は世界で5億人以上となっており、日本でも200万人を超えるユーザーが存在します。とはいえ日本での労働人口に対する普及率はまだ4%前後。他の国に比べると圧倒的に低い普及率です。
日本ではまだ普及率が低いビジネスSNSをわざわざ使って情報収集をしたりビジネスのつながりを構築したりしているということから、日本のLinkedInユーザーは、新しいものに対する興味関心が強い傾向にある、海外に興味があるということも言えます。
またLinkedInには通常、転職市場には出てこないような転職潜在層が多く存在しているのも特徴です。
LinkedInにも求人機能が備わってはいますが、あくまでもビジネスSNSであって転職サイトではないため、転職活動をメインとして使っているユーザーは少なく、ほとんどが転職に積極的ではない転職潜在層。
転職に積極的ではないと言っても、今現在積極的に転職活動を行っているわけではないというだけで、機会があれば話を聞いてみてもいいと思っている人は多くいます。
そのため通常の転職市場ではなかなか出会えないような、ビジネス情報に敏感でキャリアに対する意識が高い人材が多いLinkedInを採用活動に使えば、優秀な人材に効果的にアプローチできるのです。
海外に明るい方や海外在住の日本人も多く登録しているため、海外進出を考えている企業にとっても最適な人材を探す場としておすすめと言えます。

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人材を探す際の注意点! 採用ターゲットは明確に 

LinkedInには優秀な人材がたくさんいるため、見切り発車で人材探しをしてしまうと、あれこれ目移りしてしまったり、基準が定まっていないがゆえにたとえ採用できてもミスマッチが起きやすくなってしまったりします。
「LinkedInで効果的に人材を探すコツ」の項でもお伝えしたように、人材を探す前には必ず自社の採用したい人の基準を明確にし、社内で採用ターゲットを共有しておくことが必要です。
特に、人材探しを担当するのが現場の社員ではなく人事の採用担当者である場合、社長や役員などからだけでなく、現場の社員からも意見をもらい、社内全体でターゲットとなる人材の条件を明確にして、共有するようにしましょう。 

スカウトメールは上限まで送るのがポイント

LinkedInを使って人材を探し、スカウトメールを送信するまでの手順を改めてまとめると、以下の通りです。

【スカウトメールを送信するまでの手順】

  • 1.LinkedInリクルーターアカウントを契約する
  • 2.求める人材について詳細な条件を出す(所属企業、経験や経歴、スキル、勤務場所など)
  • 3.さまざまな条件の中で優先順位をつける
  • 4.出した条件に当てはまる人物像に対して自社の魅力は何かを考える
  • 5.自社の魅力が伝わる文面+会ってみようと思わせるスカウトメールの文面を考える
  • 6.スカウトメールを送信する

この手順に沿って自社の求める条件にマッチした人材へスカウトメールを送るわけですが、ここで注意したいのが、スカウトメールは上限まで送ることです。
スカウトがうまくいかないと思っている企業様は、スカウトメールを上限まで送っていないケースがよくあります。自社の求める条件に当てはまるユーザーには、しっかり上限までスカウトメールを送りましょう。
そしてPDCAを回していくことも大切です。うまくいきやすくするコツやポイントはあっても、魔法ではないため簡単に結果を出せるわけではありません。
地道にいくつかの方法を試してみて、それぞれの結果を評価し、改善点を探っていくことにより、最も効果的な方法が見えてくるものです。 

LinkedInで効率よく自社にマッチした人材を探そう!

LinkedInには多くの優秀な人材が登録していますから、自社にマッチする人材がなかなか見つからないとお困りの企業様は、ぜひ採用活動に利用してみてください。
ご紹介した人材探しのコツを意識して自社が求める条件を満たした人材を探し、積極的に声をかけてみましょう。
「実際にやってみたものの、どうもうまくいかない」「どうしたらいいのかわからない」という場合や、LinkedInを使ったスカウトについて困ったこと、疑問点などがある場合には、日本で唯一のLinkedIn正規代理店である弊社(株式会社ダイレクトソーシング)へご相談ください。LinkedInを使った採用活動についてしっかり支援させていただきます。

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この記事を書いた人

ブログ著者の顔写真

三上

2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。
コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。
その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。