LinkedIn(リンクトイン)を求人に利用する際のポイント
「LinkedIn(リンクトイン)で求人募集ができる!?」
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングの三上です。
LinkedIn(リンクトイン)は、全世界で10億人、日本では400万人以上もの人が登録しているビジネスに特化したSNSで、ビジネス上の繋がりをつくりたい方や転職を検討中の方がよく利用しています。
また、企業側としては「ダイレクトリクルーティングによる活用」「求人募集」「新商品や新事業のPR活動」など、様々な利用方法があります。
今回はLinkedIn(リンクトイン)での求人募集を行う際の注意点や手順についてまとめました。
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目次
1.LinkedIn(リンクトイン)で求人募集してみよう
人事・採用担当のみなさんは様々な求人媒体や広告を利用して求人募集を行われていると思いますが、LinkedIn(リンクトイン)でも求人募集をすることができることを知っていましたか?
LinkedIn(リンクトイン)で求人募集をするためには、入力した求人情報を会社ページに掲載したり、広告掲載機能を利用して求人広告を出稿することで、多くのユーザーに求人を見てもらうことができます。
人事・採用担当の方は新たな人材を探すために利用でき、ユーザー側は様々な求人を確認することができます。
◆会社ページに掲載する
LinkedIn(リンクトイン)のアカウントを取得することで、会社ページを作成することができます。
会社ページにて投稿したお知らせや求人案内を、会社ページをフォローしたユーザーのホームページフィードに流すことができます。
会社ページへの求人の掲載は、入力項目に沿って必要事項を入力するだけで、簡単に掲載することができます。
アカウントは無料で作成できますが、求人掲載には費用が掛かるのでご注意ください。
費用に関しては、日額の予算を設定し、掲載した求人がクリックされた分だけ料金を支払う仕組み(クリック単価課金制)になっています。
フォローしたユーザーのホームページフィード上には、「おすすめの求人」として表示されるため、自社に興味のある人へアプローチする事ができます。
では、フォローしていないユーザーに対してはどうすればいいでしょうか?
◆広告掲載機能を利用する
LinkedIn(リンクトイン)には「LinkedIn広告(リンクトイン広告)」と呼ばれる、広告掲載機能があります。
ホームページフィード、テキストやバナーなどで広告を掲載することができます。
LinkedIn(リンクトイン)はビジネスに特化したSNSなので、ビジネスに関心のあるユーザーが多く存在するため、求人広告やBtoB商材の広告を掲載する際にはとても有効な機能です。
また、細かく条件を設定することで、広告を配信したいユーザーを絞り込むことができるのです。
他社が同じような条件で設定をしていると、広告主が指定した金額(付値)でオークションが行われ、掲載枠を競り落とす形式になります。
しかし、付値の高さだけでオークションの勝敗が決まるわけではなく、広告のクリック率などをスコア化したものとの掛け合わせで決まります。
従って、あまり費用を掛けることのできない場合でも、工夫をこらすだけでオークションに勝つことができます。
会社ページで求人掲載をしてもなかなか応募者が集まらない場合には、求人広告を利用すると応募者の増加が見込めるでしょう。
では、これらの機能を利用する場合はどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?
2.LinkedIn(リンクトイン)を求人に利用する際の注意点3つ
ここからは、LinkedIn(リンクトイン)で求人募集をする際に気をつけるべき注意点を3つ、ご紹介します。
2.1.転職潜在層が多いことを認識すること
LinkedIn(リンクトイン)では、転職に対して積極的な転職顕在層よりも、転職機会が訪れた際に話を聞いてから転職を検討する人、いわゆる転職潜在層の方がより多く存在します。
LinkedIn(リンクトイン)ユーザーの2割が転職顕在層、残り8割が転職潜在層と分かっており、圧倒的に転職潜在層が多くなっているのです。
ではその転職潜在層の多さは、求人募集にどのような影響を与えているのでしょうか?
転職顕在層は自ら積極的に転職活動を行うため、会社ページや求人ページを閲覧する頻度が高く、掲載した求人募集は目に留まると思います。
しかし、転職潜在層は自らアクションを起こさないため、8割近くの人に求人を見てもらうことができない、ということです。
そこで、広告掲載機能を使ってLinkedIn(リンクトイン)の画面上に求人広告を配信することで、転職潜在層ユーザーへのアプローチが可能になります。
また、LinkedIn(リンクトイン)には「InMail」というスカウト機能もあるので、ユーザーのプロフィールなどを見て、優秀な人材に直接コンタクトを取る方法もあります。
転職潜在層に対しては、採用側から何らかのアクションを起こす必要があるため、求人広告やInMailの利用が効果的です。
また、採用候補者にメッセージを送り、一度話を聞いてもらうための面談になった場合などにも注意が必要です。
転職潜在層の方は今すぐの転職は考えておらず、まだ企業への志望度も低いため、実際に話をする際に企業側が面接のような姿勢で臨んでしまうと、候補者は転職意欲をなくしてしまいます。
あらかじめの相手の転職意欲の程度を知っておくことが重要です。
▼こちらの記事も合わせて御覧ください!
「面接と面談の違い ~候補者はどんな気持ちで来ている?~」
2.2.データによる改善を継続すること
求人広告の掲載を行うと、閲覧回数、応募者、その他データなどを統計情報として確認することができます。
それらの情報を利用することで、会社ページや求人広告のパフォーマンスを高めるための改善ができるのです。
では具体的には何をすればよいのでしょうか?
◆ユーザーの傾向を分析し、掲載内容の改善を繰り返す
求人情報を閲覧しただけのユーザーは匿名で表示されますが、役職、会社や地域などの情報は表示されます。
さらに、応募者の場合はプロフィールを確認することができるため、より詳しく相手の情報を確認することができます。
求人に興味を示しているユーザーの特徴や反応を詳しく分析することができるため、より効果の高い掲載内容に改善し続けることができます。
分析した情報を元に、どのような文言で応募者をあつめることができるかを洗い出し、ユーザーの求める情報が全て募集要項に記載されているかなども意識することで、応募数を増やすことができるでしょう。
◆統計情報を広告掲載のターゲティングに利用し、特定のユーザーに広告の配信する
LinkedIn(リンクトイン)広告では、年齢・性別・業種・役職など、細かなターゲティング設定をすることができます。
ターゲティング設定をしておくと、条件とプロフィールの内容が合致したユーザーに対して広告を配信することができるため、自社の求める人材にアプローチすることができます。
ユーザー側のタイムライン上に、おすすめの求人として紹介されてクリックされやすくなるため、とても効果的です。
また、求人の詳細を閲覧したり会社ページを訪れたりしたユーザーに絞っての広告配信もできるため、関心のあるユーザーを取り逃すこともありません。
求人募集をした後にどのような改善の動きをするかで結果も変わるので、是非試してみましょう。
2.3.職種や業界によっては向き不向きがあること
LinkedIn(リンクトイン)がいくら採用に活用できると言っても、職種や業界によって向き不向きがあります。
誰もが必ずしも採用活動に利用できるとは限りません。
求人に向いている、向いていないはどのように分けられているか見てみましょう。
【向いている職種、業種】
●職種
- オペレーション
- エンジニア
- IT
- 事業開発
- マーケティング
- プロジェクト管理
- 総務
- 財務
- 経理
- 人事
- コンサルタント など
●業種
- IT、情報サービス
- コンサルティング など
上記はあくまでも一例ですが、上記以外にもたくさんの業界から求人が掲載されているため、転職者としては幅広い選択肢の中から選ぶことができます。
とくにLinkedIn(リンクトイン)自体がITサービスであるため、IT・情報サービスなどの関連性の高い業種で多くの求人を掲載しているようです。
では、求人の比較的少ない職種、業種はどのようなものかを見てみましょう。
【向いていない職種、業種】
●職種
- ホールスタッフ
- 講師 など
●業種
- 介護
- 保育 など
介護、保育などはIT、情報サービスに比べて、そもそもLinkedIn(リンクトイン)のユーザー数が少ないです。
これらの業種や第一次産業などは、就職・転職において独自のネットワークが存在していることが多く、LinkedIn(リンクトイン)のようなビジネスSNSなども浸透してないため、求人掲載を行っても、なかなか候補者を集めることは難しそうです。
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3.LinkedIn(リンクトイン)で求人募集をする手順
それでは、求人掲載をするための具体的な手順を紹介したいと思います。
①アカウント取得
はじめに、LinkedIn(リンクトイン)のアカウントを作成しましょう。
「LinkedIn(リンクトイン)」で検索し、公式ページにアクセス。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
上記必要事項を入力し、メンバー登録をします。
②検証コードを送信
セキュリティ上、身元確認を行うため、電話番号を利用して、テキストメッセージか通話メッセージのどちらかで検証コードを受け取ります。
テキストメッセージの場合は携帯電話のみ利用でき、通話メッセージの場合は携帯電話と固定電話のどちらでも利用可能です。
受け取った検証コードを画面に入力し、送信します。
③プロフィールの作成
ここからは自身のプロフィールを入力します。
Facebookと同じように、基本情報(名前、国、勤務先、業種など)を入力していきます。
プロフィール情報を登録し終わりましたら、メールアドレス認証を行います。
登録したメールアドレスに送信された認証コードを入力します。
ここまでで、アカウントの作成が完了です。
二重の認証コードによってセキュリティ体制もしっかりとしているので、安心して利用することができます。
④会社ページを作成する
ホーム画面にある「その他」をクリックすると、「会社ページを作成」から作成することができます。
会社名、会社ページのURLを入力し、同意確認にチェックをするだけで作成完了です。
その後、会社概要などの情報を設定することができるため、全項目しっかりと入力しておきましょう。
きっちりと入力されていることで、求人を閲覧したユーザーに良い印象を与えることをできます。
⑤求人募集を掲載する
「その他」⇢「求人掲載」をクリックします。
その後、会社、募集ポジション、勤務地を入力します。
実際に求人募集の詳細を入力する画面に遷移します。
以下が入力項目です。
- 職種
- 業界
- ポジションの内容
- 会社説明
- スキル
- 応募方法
- eメールアドレス
- 会社ページURL
- 採用担当者への送信の有無
応募数や候補者の質が上げるためにも、求人募集の詳細は丁寧に記載するようにしましょう。
あとは投稿ボタンを押せば掲載完了です。
以上が求人掲載の手順になります。
また、広告機能を利用すると、投稿した内容をそのまま求人広告として配信することができます。
会社ページを作成し募集の詳細を入力するだけで、難しい設定などを必要としないため、簡単に求人募集をすることができますね。
4.LinkedIn(リンクトイン)での求人のことならお任せください!
今回ご紹介した手順やポイントで、LinkedIn(リンクトイン)での求人については分かっていただけたかと思います。
”掲載内容をどう改善したらいいかわからない……”
”もっとLinkedIn(リンクトイン)の求人機能を有効活用したい!”
など、LinkedIn(リンクトイン)の求人でお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください!
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日本初のLinkedInパートナーで200社以上のLinkedIn運用実績がある株式会社ダイレクトソーシングが、LinkedInの機能とLinkedInを用いた採用事例をまとめています。
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三上
2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。 コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。 その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。
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