英語面接がある日系大手一覧と、対策の始め方
学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
LSCM編集部 ・ 読了目安 6分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)
日系大手の「英語×選考」は3タイプに分かれます。①入社時要件型(例:楽天——選考は日本語、入社までにTOEIC800点)、②選考組み込み型(例:JAL・ANAの客室乗務職、ファーストリテイリングのグローバルリーダー職)、③事実上の土俵型(例:総合商社——面接は日本語でも高スコアが暗黙の前提)です。この記事では、公開情報ベースの整理と「自分の志望先を確かめる方法」、そして日本語の答えから始める対策3ステップを紹介します。
「英語面接がある会社」は、実は3タイプ
最初に大事な注意から。「英語面接がある日系大手の完全な一覧」は、実は誰にも作れません。英語の扱いは年度・職種・コースで変わるからです。ネットに転がっている「一覧」の多くは古いか、伝聞です。だからこの記事では、確かな公開情報がある例と、それを自分で確かめる方法をセットでお渡しします。
タイプ1・入社時要件型の代表は楽天グループです。公式の採用FAQで、選考時のTOEICスコアは合否に影響しないこと、そして内定後・入社までにTOEIC800点(または同等の資格)の取得が必要なことを公表しています。つまり面接は日本語で戦えて、英語は入社までの宿題。タイプ2・選考組み込み型は、選考の中に英会話面接や英語評価が入る職種です。JALの客室乗務職は英会話面接を実施しており、ANAも客室乗務職で英語力を確認します。ファーストリテイリングのグローバルリーダー職は海外配属を前提に選考で英語適性を見ますし、武田薬品は職種により英語で業務を遂行できるレベルを想定しています。タイプ3・事実上の土俵型は、面接自体は日本語なのに、受かっていく人の多くが高スコア持ちという世界。総合商社やグローバルメーカーの海外志望がここです。
志望先がどのタイプか、5分で確かめる方法
2つやれば足ります。①募集要項の「語学・応募資格」欄を読む——「TOEIC◯点以上望ましい」「ビジネスレベルの英語」などの記載がタイプの手がかりです。書いていなければ多くはタイプ3か、英語不問です。②その会社にいる先輩に聞く——LinkedInの同窓生タブで志望企業にいる同じ大学の先輩を見つけ、3点ルールで「選考に英語面接はありましたか。あったとすれば、どんな内容でしたか」と1問だけ聞きます。募集要項に書かれない「実際のところ」は、通った人だけが知っています。
対策の始め方:英語の勉強からは始めない
英語面接で聞かれることは、日本語の面接とほぼ同じです。自己紹介、学生時代に力を入れたこと、志望理由。特別な英語ではなく、いつもの答えを、やさしい英語で言えるかが試されています。だから対策の順番はこうなります。①日本語で3つの答えを1分ずつ作る。②それを中学英語レベルの短い文に組み替える——暗記ではなく、キーワード3つの骨子で持つのがコツです(暗記は飛んだ瞬間に全部止まります)。③毎日10分声に出し、スマホで録音して聞き返し、本番前に一度、生身の相手に話す。
Hi, I’m Hanako Yamada, a third-year student at ◯◯ University, majoring in economics.
Last year, I studied in Canada for one year. At first, I couldn’t speak up in seminars — so I started summarizing each discussion, and six months later I was leading them.
I want to use that experience to work with global teams.
※「困った・決めた・変わった」の3点セットは、英語にするとそのままSTAR形式になります
もうひとつ、隠れた近道があります。LinkedInの英語版プロフィールを先に作ることです。Aboutに書く英語の自己紹介は、そのまま英語面接の冒頭1分の台本になります。面接対策とプロフィール作りが、1つの作業で済みます。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)
よくある質問
本番の前に、一度だけ生身で話しておきませんか。
LinkedIn Student Career Week(LSCW)は、グローバルで事業を動かす企業の人事・現場社員と学生が1対1で話せる無料イベントです。準備した英語の自己紹介を、選考ではない場で一度試せる——対策3ステップの「実戦」に、ちょうどいい場です。
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日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。
出典・注記:各社の英語要件は2026年7月時点の公開情報(楽天グループ新卒採用FAQ、JAL・ANA客室乗務職の採用情報、ファーストリテイリング・武田薬品の新卒採用ページ等)に基づきます。選考内容・要件は年度・職種・コースにより変わるため、応募前に必ず各社の最新の募集要項をご確認ください。対策・評価観点の記述は監修者の採用支援実務に基づく一般的な傾向です。本文中の英語文例は架空のものです。2026年7月8日公開(2028卒版・毎年更新)。

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竹村 朋晃
著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。
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