「英語を使う仕事がしたい」の解像度を上げる方法 | 株式会社ダイレクトソーシング
就活攻略ガイド
2026.07.21

「英語を使う仕事がしたい」の解像度を上げる方法

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学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
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LSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)

「英語を使う仕事がしたい」の解像度を上げる鍵は、4類型「英語が・で・も・は」のどれを望むかを決め、「誰と・何を・どれくらい」の3問に答えることです。そして答えは、机の上の自己分析からは出てきません。LinkedInで実際に英語で働いている先輩のプロフィールを読み、本人に聞く——この記事はその手順まで含めた実践編です。

「英語を使う仕事がしたい」は、面接でいちばん危ないひとこと

まず、なぜこのままでは弱いのかから。面接官の頭の中を再現すると、こうなります。「英語は手段であって、仕事の中身ではない。この人は英語で何をしたいんだろう?」。求人票に「英語を使う仕事」という職種は存在しません。存在するのは、海外営業、プロジェクトマネージャー、経理、エンジニア——英語“で”行う仕事たちです。つまり「英語を使う仕事がしたい」は、行き先ではなく乗り物しか言っていない状態。ここで止まっている志望動機は、「英語が好きなんですね」で会話が終わってしまいます。

でも安心してください。この願いが間違っているのではなく、解像度が足りないだけです。上げる道具は2つあります。

道具①:4類型「が・で・も・は」

英語を使う仕事の4類型:英語が仕事(通訳・翻訳)、英語で仕事(外資・海外拠点)、英語も仕事(グローバル日系)、英語は入口(採用要件のみ)

助詞1文字で仕事は別物になります。「が」は英語そのものが商品になる世界(通訳・翻訳)で、語学力C1以上に加えて専門訓練が要る、実は狭き門です。「で」は外資系や海外拠点のように、仕事の道具が英語である世界。「も」はグローバル日系のように、場面によって英語を使う世界。「は」は採用要件としてスコアを見るだけで、日常はほぼ日本語の世界です。「英語を使う仕事がしたい」と言う学生の多くが、話を聞いていくと実際に望んでいるのは「で」か「も」です。まず自分がどれなのかに丸をつけてください。それだけで、受ける企業の種類が絞れます。

道具②:3つの問い「誰と・何を・どれくらい」

解像度を上げる3つの問い:誰と(海外の同僚か顧客か)、何を(会議か文書か)、どれくらい(毎日か週数回か)

類型を決めたら、中身を3問で具体化します。同じ「英語で仕事」でも、海外の顧客と交渉する(営業)のと、海外拠点の同僚とチャットやレビューで協働する(開発)のと、英文契約を読み込む(法務)のとでは、日々の風景も、鍛えるべき英語もまったく違います。3問に答えられた瞬間、あなたの願いは「職種名」に変換されます。そして職種名で語れる学生は、面接官にとって一気に「話が通じる相手」になります。

答えの集め方:LinkedInで「実物」を見る

3問の答えは、想像で埋めると間違えます。実際に英語で働いている人の「実物」を見るのが最短で、それができる場所がLinkedInです。手順は3つ。①職種名を集める——気になる会社のページから社員一覧を開き、肩書を10個メモします。「英語を使う仕事」の実名リストがそこにあります。②経歴を読む——気になった肩書の人のプロフィールを開き、どの学部から、どの職種を経て、何年目でそのポジションに着いたかを読みます。あなたの現在地からのルートが逆算できます。③本人に聞く——同窓生タブで同じ大学の先輩を見つけたら、3点ルール(名乗る・理由を具体的に・お願いは1つ)で質問を送ります。

先輩への質問文例(3問がそのまま質問になります)
◯◯様、はじめまして。◯◯大学◯◯学部3年の山田花子です。同窓生検索で◯◯社の△△職のご経歴を拝見し、英語を使う仕事を具体的に知りたくご連絡しました。ひとつだけ伺えますか——お仕事の中で英語を使う場面と、全体に占める割合はどれくらいでしょうか。

集めた答えで、志望動機を書き換えます。Before:「英語を使う仕事がしたいです」After:「海外拠点のエンジニアと英語で協働するプロジェクト管理がしたいです。◯◯社の△△さんの経歴を拝見し、国内でPM経験を積んでから海外案件に移るルートを考えています」。同じ願いです。でも後者には、類型(で)、相手(海外の同僚)、行為(協働・管理)、そして調べた証拠が入っています。

DS

検索する側の種明かしをすると、私たちが英語力のある人を探すときも、「英語」単体では検索しません。必ず「英語×営業」「英語×データ分析」のように、英語×何かで探します。つまりあなたが「×何か」を決めた瞬間、探している側と検索条件が一致して、見つかる側になれる。解像度を上げる作業は、自己満足ではなく、マッチングの精度を上げる作業です。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)

よくある質問

Q英語を使う仕事には、新卒でどんなものがありますか?
A

4類型で整理できます。英語そのものが仕事(通訳・翻訳)、英語で仕事(外資系・海外営業・海外拠点との協働)、英語も仕事(グローバル日系の海外連携部署)、英語は採用要件のみ、の4つです。多くの人が実際に望んでいるのは2番目か3番目です。
Q英語を使う仕事には、どれくらいの英語力が必要ですか?
A

類型により異なります。目安は、英語が仕事=C1以上+専門訓練、英語で仕事=B2〜C1(TOEIC 800前後〜)、英語も仕事=B1〜B2(TOEIC 600〜730)です。入社時に完璧である必要はなく、伸ばす前提で採る企業も多くあります。
Q英語は得意ですが、専門ややりたいことがありません。
A

「×何か」は先に決めなくて大丈夫です。LinkedInで英語を使って働く先輩の肩書を10個集めて、気になった順に経歴を読む——「ありもの」から選ぶほうが、ゼロから考えるより早く正確です。企業側も新卒の専門は入社後に育てる前提で見ています。
Q新卒からいきなり英語を使う仕事に就けますか?
A

外資系や一部のグローバル日系では1年目から使います。日系の多くは国内で経験を積んでから海外関連部署へ、というルートです。先輩のプロフィールで「何年目で海外案件に関わったか」を読むと、会社ごとの実態が分かります。
Q英語を使う仕事は、どうやって調べればいいですか?
A

求人票より人が早いです。LinkedInで気になる会社の社員の肩書を集め、経歴を読み、同窓生タブで見つけた先輩に「英語を使う場面と割合」を質問します。3人に聞けば、その業界の解像度は見違えます。

「誰と・何を・どれくらい」を、本人に聞ける日があります。

LinkedIn Student Career Week(LSCW)は、グローバルで事業を動かす企業の人事・現場社員と学生が1対1で話せる無料イベントです。英語で働く実物の社会人に、この記事の3つの問いをそのままぶつけてください。1日で解像度が数段上がります。


▶ LinkedInの「同窓生」機能の使い方|同じ大学の先輩を探す方法
英語で働く先輩を見つける入口はここ|4分


▶ LinkedInで学生が社会人にメッセージを送るのは失礼?【文例3点ルール】
先輩への質問を送る前に。コピペで使える文例5本|5分


▶ TOEICは何点から就活で書ける?企業側の本音
類型別に要る水準の根拠(600・730・800のライン)|5分

LSCM — LinkedIn Student Career Media 編集部
日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。

出典・注記:4類型と必要水準の目安は監修者(株式会社ダイレクトソーシング)の採用支援実務に基づく一般的な整理で、企業・職種により異なります。CEFR・TOEICの対応はIIBC公表の対照表に基づく目安です。本文中の文例は架空のものです。2026年7月8日公開(2028卒版・毎年更新)。


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竹村 朋晃

竹村 朋晃

著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。

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