「ガクチカの大きさ」を企業は見ていない|評価される再現性とは
学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
LSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)
ガクチカの評価基準は、実績の大きさではなく「再現性」——その行動を、入社後もうちの会社で繰り返せるか、です。「すごい実績がないからガクチカが書けない」という悩みは、評価基準の誤解から生まれています。評価する側が実際にどう聞いているか、そして小さい話で勝つ方法を解説します。
目次
全国優勝が負けて、コンビニバイトが勝つ理由
面接官が採用の判断で使えるのは、「この人は入社後、何をする人か」の予測だけです。全国優勝という事実は立派ですが、チームに運ばれた優勝なら、そこから入社後の予測は何も引き出せません。一方、コンビニバイトでシフト表の問題に気づき、自分で作り直した話からは、「課題を見つけて勝手に直す人」という予測が引き出せる。実績の大きさは入口の興味にはなります。でも評価は、予測の材料になるか——つまり再現性で決まります。
再現性の4要素:状況・判断・行動・持続
要素 1状況:数字と固有名詞で
「アルバイトで」ではなく「週3・1年続けたコンビニで、夕方のシフトが毎週崩れていた」。場面が具体的なほど、後に続く判断の重みが伝わります。
要素 2判断:「することにした」が入るか
ここが心臓部です。「誰にも頼まれていないが、◯◯することにした」——この一文があるかないかで、話は「体験の報告」から「あなたの行動様式の証明」に変わります。
要素 3行動:動詞で語る
「意識しました」「心がけました」は行動ではありません。作った・聞いた・数えた・変えた——手が動いた動詞で語ってください。
要素 4持続:いまも続いているか
一度きりの行動は偶然かもしれない。「その後も◯◯では同じやり方を続けている」まで言えると、行動があなたの様式であること——つまり入社後も出ること——の証明が完成します。留学経験を語る「困った・決めた・変わった」と同じ骨格です。
「実績がない」人の作り方
手順は逆から考えると簡単です。①この1年で、誰にも頼まれずに自分で決めてやったことを10個書き出す(サークルの会計を表計算にした、ゼミの資料の作り方を変えた——その程度で十分)。②4要素で語れるものを2つ選ぶ。③数字と固有名詞を足す。これでガクチカは完成します。もし①がゼロなら、それは書き方ではなく行動の問題なので——今日から1つ、小さく「することにした」を作ってください。3か月後のあなたのガクチカになります。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)
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日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。
出典・注記:評価観点は監修者(株式会社ダイレクトソーシング)の採用支援実務に基づく一般的な傾向で、企業により評価項目は異なります。本文中のエピソード例は複数事例をもとにした架空の構成です。2026年7月14日公開(2028卒版・毎年更新)。

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竹村 朋晃
著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。
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