学歴フィルターは本当にあるのか?採用実務からの正直な答え
学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
LSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)
正直に答えます。学歴フィルターが「効く場面」は、存在します。ただし、それは応募者を匿名の束として処理する場所——大量応募の書類選考など——に限られます。そして今の採用には、名前と会話で人を見る1対1の経路(スカウト・イベント・リファラル・カジュアル面談)が広がっていて、そこにはフィルターが挟まる場所が構造的にありません。きれいごとでも脅しでもない、実務からの答えを書きます。
目次
効く場所と、効かない場所
なぜ効く場面があるのか。人気企業には数万件のエントリーが集まり、全員を人の目で見ることが物理的にできないからです。処理を効率化する手段として、大学名を使う企業は存在します。ここを否定するのは不誠実でしょう。ただし大事なのは、フィルターは「束」にしか効かないという構造です。あなたが束の1枚として届く経路では効き、名前のある個人として届く経路では、そもそも作動する場所がない。つまり学歴フィルターの問題は、「学歴」の問題である以上に、「どの経路で会社に届くか」の問題なのです。
迂回路は、もう存在する
経路Bの入口は、この メディアで繰り返し書いてきた道具そのものです。プロフィールを整えて検索に出る。イベントで1対1で話す。同窓生タブから先輩に会いに行く。24時間以内のお礼で記録に残る。経路Bを歩く学生を、企業は大学名の束ではなく「あの学生」として見ます。もちろん、検索条件に大学を入れる担当者も存在します(正直に)。でも1対1の会話が始まったあとの評価軸は、具体性と再現性——ここは前の記事で書いたとおり、大学名では決まりません。
じゃあ、どう動くか
方針 1フィルターに感情を使わない
あるかないかの論争に時間を使っても、1社も近づきません。「ある場面はある。だから効かない経路を太くする」——これで議論は終わりにして、行動に移ってください。
方針 22つの経路を併用する
経路A(応募)をやめる必要はありません。数の保険として続けながら、本命の数社にだけ経路B(1対1)を仕掛ける。Bで得た一次情報は、AのESと面接の質も引き上げます。
方針 3「束にならない場所」から始める
今日できる最初の一歩は、プロフィールを整えて検索に出ること。次はイベントかOB訪問で、名前のある個人として1つ会話を作ること。経路Bの入場料は学歴ではなく、準備です。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)
よくある質問
LSCWは、最初から「名前で会う」イベントです。
LinkedIn Student Career Week(LSCW)は、グローバルで事業を動かす企業の人事・現場社員と学生が1対1で話せる無料イベントです。エントリーシートの束はここにありません。あるのは、準備してきた学生と、それを見たい企業だけ。経路Bの最初の一歩にどうぞ。春・秋はオンラインセッションもあります。
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日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。
出典・注記:本記事は監修者(株式会社ダイレクトソーシング)の採用支援実務に基づく一般的な傾向の記述であり、特定企業の選考実態を示すものではありません。採用手法・選考基準は企業により大きく異なります。2026年7月14日公開(2028卒版・毎年更新)。

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竹村 朋晃
著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。
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