面接でよく聞かれる質疑応答【質問編】
みなさんこんにちは!株式会社ダイレクトソーシングのKです。
幅広い業界のエージェント経験があり、現在、株式会社ダイレクトソーシングでコンサルタントを務めております。
今月からは少し視点を変え、エージェント出身者が解説する「中途採用に活かせるポイント」をお届けしたいと思います。
中途採用の選考を毎日のように実施されている中で、予想もしていなかった質問が面接時にとんできて、面食らったことはありませんか?
「そんなこと聞いて、何を求めているのだろう・・・?」と、、、
内心戸惑ってしまうような質問も、最近ではよく見られる傾向の一つです。
そこで本日は、面接でよく聞かれる質問集をご用意しました。
面接前の心構えに、お役にたてれば幸いです。
目次
面接でよく聞かれる質問<働き方編>
安倍晋三首相が2016年9月に「働き方改革実現推進室」を設置し、働き方改革について提唱した流れを受け、各社でも働き方改革への取り組みが当たり前に求められるようになってきています。
賛否両論ありますが、プレミアムフライデーも2017年に導入されはや1年を迎えました。
そして2018年の2月の求人有効倍率が1.58倍と売り手市場が続く今、この項目を重要視する求職者が増えているのです。
質問例その1)
- 御社の残業時間を教えて頂けますでしょうか?
- 御社の求人票では「残業は○○時間程度」と記載されていましたが、実際はどうなのでしょうか?
- 休日は暦通りでしょうか?
- 休日は年間何日ありますか?(工場勤務者に多い質問です)
- 休日出勤はありますか?
- 休暇の種類はどのようなものがありますか?
- リモートワークなどの取り組みはされていますか?
- プレミアムフライデーはありますか?
- 在宅勤務は可能ですか?
- 在宅勤務で働く社員のスケジュール例を教えて頂きたいです。
- 有給は使いやすいですか?
- 有給の消化率はどれくらいでしょうか?
- 産休育休の実績はありますか?
更に、中途採用では家庭をもつ求職者も多いため、下記のような具体的な内容まで相談されることもあります。一見「入社も決まっていないのにそこまで聞くの?」と思うかもしれませんが、入社後のミスマッチを防ぐために重要な事柄です。
質問例その2)
- 子供の保育園で送り迎えをしなければいけないのですが、出勤・退勤時間の融通はききますか?
- 子供がまだ小さいのですが、時短制度で働くことは可能でしょうか?
- 親の通院に付き添う必要があり、午前休や午後休を取らせて頂きたいと考えております。そのような働き方は可能でしょうか?
- 現在自身でも事業を持っているのですが、そちらを副業として続けることは可能でしょうか?もちろん御社の業務に支障がでないように努める所存です。
面接でよく聞かれる質問<職場の雰囲気編>
働き方だけでなく、その職場の雰囲気が自身にあっているのかも求職者が気にするポイントです。会社によっては体験入社や入社前の食事会・懇親会などを設けるケースもありますが、全体からみるとそのような例は少ないでしょう。
面接だけで職場の雰囲気をできる限り掴みたいという思いから、このような質問がでるようです。
質問例)
- 社員の男女比や平均年齢を聞かせて頂きたいです。
- 新卒と中途入社の社員比はどのくらいでしょうか?
- (上司/同僚)はどのくらいの年齢でしょうか?
- (上司/同僚)はどのようなキャラクターでしょうか?
- 飲み会の頻度はどれくらいでしょうか?
- 離職率はどのくらいですか?
- 研修はどのような内容で、どのくらい実施されるのでしょうか?
- 入社後にスキルアップをしていきたいと考えておりますが、社内および社外研修を受けられる機会はありますか?受けやすい雰囲気でしょうか?
面接でよく聞かれる質問<求める人物像編>
繰り返しになりますが、売り手市場の今、優秀な求職者は複数の内定を勝ち取り、企業を比較している状況です。そのため、企業がどのような人材を求めているのか、自身はその職場と相性が合うのかを面接で聞き出そうとする求職者も多く見受けられます。
質問例)
- このポジションに求めるスキルや能力はどのようなものがありますか?
- どんな人に入社してほしいと考えていますか?
- この事業の展望を聞かせて頂きたいです。
- 私の○○という部分を御社のために活かしたいと考えていますが、可能でしょうか。
いかがでしたか?企業が求職者のキャラクターや併願状況をよく知りたいと考えていることと同様、求職者も企業のキャラクターや他候補者の状況を知りたいと考えていることがこの質問事例集から見えてくると思います。
どれも求職者にとっては、自身の人生を決める重要な質問です。
予想もしていなかった質問がとんできても、ひるまずに誠意をもって回答することが、入社後のミスマッチを防ぐ選考に繋がるのではないでしょうか。また、もしその選考が良いご縁に繋がらなかったとしても、「あの企業は面接で真摯に対応してくれた」と、求職者が好印象を抱くキッカケにもつながります。
今後の選考に、ぜひご活用ください。
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竹村 朋晃
株式会社ダイレクトソーシング CEO (プロフィールはこちらをクリック) 2005年に野村総合研究所に入社。損害保険システムの構築に従事。2015年11月より株式会社ダイレクトソーシングを立ち上げ。エンジニア経験者中心にデータドリブンリクルーティングを中心としたサービスを展開。
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