逆求人サイトとは?重要視される背景やメリットなどを徹底解説

更新日:2021年5月31日(月)

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安井

「新卒採用において、優秀な人材の確保が難しくなってきている」
「ダイレクトリクルーティングの導入を検討している」
「逆求人サイトに興味はあるけれど、なかなかイメージが掴めない」
上記のように感じている方も多いのではないでしょうか。

逆求人とは、学生が自分の強みなどをアピールし、それに対して企業側からアプローチする採用スタイルのこと。このときに活用される媒体を、「逆求人サイト」と言います。

日本において逆求人の注目度は年々高まっており、実際、逆求人サイトを利用する企業も非常に増えています。しかし、まだまだ逆求人のノウハウがない企業や、逆求人サイトについてしっかりと理解できていない方も多いでしょう。

そこで今回は、逆求人サイトとはどのようなものか、分かりやすく解説していきます。また、逆求人が重要視される背景やメリット・デメリットなどにも触れています。

逆求人サイトに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.逆求人サイトとは?

上述の通り、逆求人とは、学生が自分の強みなどをアピールし、それに対して企業側からアプローチする採用スタイルのこと。このときに利用される媒体が「逆求人サイト」です。

従来の新卒採用では、企業が求人サイトなどに求人募集を掲載し、それに対して学生側が応募するといった就活スタイルが主流でした。応募してきた就活生を面接などで評価し、採用の可否を決定する方法です。学生からのアプローチを待つという意味で、「待ちの採用」「守りの採用」と呼ばれることもあります。

一方、逆求人では、学生からのアプローチを待つことはありません。反対に、学生に対して企業側からアプローチを行います。そのため、「攻めの採用」と呼ばれることも多いです。

逆求人による採用活動は、以下のような流れで進みます。
1. 学生が逆求人サイトにプロフィール(自分の長所や経験、研究内容など)を登録する
2. 企業が逆求人サイトを通して優秀な人材や自社に合うような人材を探す
3. 目を付けた学生に対して企業側からアプローチする
4. アプローチを受けた学生は「承認」か「辞退」を選択する
5. 「承認」の場合、面談やインターンなどに進む

「ダイレクトリクルーティング」や「ダイレクトソーシング」の一種である逆求人は、企業と学生双方のニーズを満たす、新しい採用手法だと言えるでしょう。

2.逆求人が重要視される背景

逆求人サイトを利用する企業や学生は年々増加しています。

では、なぜ日本において逆求人が重要視され始めたのでしょうか。

逆求人が重要視される背景として、以下の4点が挙げられます。
・少子高齢化社会における人口減少
・採用の早期化・通年化
・学生のニーズの変化
・ダイバーシティの浸透

それぞれ簡単に解説していくので、参考にしてみてください。

2-1.少子高齢化社会における人口減少

皆さんご存知の通り、日本では、少子高齢化による人口減少が進んでいます。おそらくこの流れは今後も続き、労働力人口はさらに減っていくでしょう。

よって、以下のような問題が生じる可能性が高いです。
・従業員が足りず生産性が落ちる
・就活生の奪い合いが加速する

人口減少が進めば、当然従業員の数も次第に減っていきます。しかし、仕事の量や質を落とすわけにはいきません。現状より少ない人数で、現状と同等かそれ以上の仕事を行わなければ、企業は生き残れないでしょう。

そこで大切なのは、優秀な従業員を確保すること。従業員の数が少なくなっても、一人ひとりのレベルが高ければ、生産性の低下を防ぐことができます。

また、少子高齢化が進めば、就活生の人数も減っていきます。そのため、就活生の奪い合いがさらに加速し、新卒採用はどんどん厳しいものになるでしょう。

このような状況の中、従来の「待ちの採用」「守りの採用」を続けていては、到底優秀な学生は採用できません。優秀な学生を獲得するためには、企業側から積極的にアプローチする必要があるわけです。ゆえに、逆求人という採用システムが注目され始めています。

2-2.採用の早期化・通年化

2018年、経団連は「採用選考に関する指針」、いわゆる就活ルールの廃止を発表しました。その後は政府主導でルール策定の議論が進められ、21卒・22卒の新卒採用までは、現行の就活日程を踏襲することが決まっています。

23卒以降の日程に関してはまだアナウンスされていませんが、徐々に「新卒一括採用」から「通年採用」に移行していくことが予想されます。また、採用活動の自由度が高まれば、早いタイミングで優秀な学生の囲い込みを行う企業が増えるでしょう。

採用の早期化・通年化が進んだ場合、今まで以上に、優秀な学生は「早い者勝ち」という状態になってしまうかもしれません。そこで、企業側から学生に積極的にアプローチできる「逆求人」という採用スタイルが注目を集めているのです。

2-3.学生のニーズの変化

上述の通り、22卒の新卒採用までは、政府主導のもと現行の就活スケジュールが適用されます。それ以降の日程に関しては発表されていませんが、一気に大きな変更を行うのではなく、段階的に変えていくものと予想されます。

いきなり通年採用が本格化する可能性は低いものの、徐々に採用スタイルが変化していくことは学生側も感じ取っているでしょう。また、学生優位の「売り手市場」が継続していることもあり、学生のニーズは今までとは違うものになっています。

「求人サイトを見ながら企業に応募する」という従来の就活方法から、「逆求人サイトに登録して企業からの連絡を待つ」という新しい就活方法へ、学生もシフトしているのです。

実際、逆求人サイトに登録している学生の数は年々増えており、今後も増加の一途を辿ることが予想されています。

2-4.ダイバーシティの浸透

近年は、多種多様な人材を受け入れようとする「ダイバーシティ志向」が広まっています。ダイバーシティ経営やダイバーシティ採用を進めている企業も多いでしょう。

従来の採用方法では、自社に応募してくれた学生のみを選考します。そのため、同じようなスキル、同じような価値観を持った、限られた範囲の学生としか出会うことができません。

一方で、逆求人採用の場合、自社に興味を持っていない学生にもアプローチすることが可能です。従来の採用方法では出会う可能性がなかった学生にも出会えるわけです。ゆえに、多様な人材を獲得するチャンスが広がります。

逆求人は、ダイバーシティにもつながる採用手法だと言えるでしょう。

3.逆求人サイトの3つのメリット

「逆求人には具体的にどのようなメリットがあるのだろうか」という疑問を持っている方も多いでしょう。

以下では、逆求人サイトを利用する3つのメリットを紹介します。
・優秀な人材に企業側からアプローチできる
・多種多様な人材と出会える
・採用にかかる時間や費用を見直せる

上述した内容と重なる部分もありますが、ぜひ目を通していただければと思います。

3-1.優秀な人材に企業側からアプローチできる

逆求人サイトを利用する最大のメリットは、優秀な人材に企業側からアプローチできることです。

これからの新卒採用において、優秀な人材を獲得したいのであれば、従来の採用手法だけでは不十分です。求人募集を出し、学生の応募を待っている間に、優秀な人材は他の企業に流れていってしまうでしょう。また、応募してきてくれた学生の中に、自社の採用コンセプトに本当に合致した人材がいるとは限りません。

そこで利用したいのが、逆求人という採用手法です。気になる学生に企業側からアプローチできるので、スキルの高い人材や採用コンセプトに合いそうな人材に絞って採用活動を進められます。

逆求人サイトには、就活生一人ひとりの詳細プロフィールが掲載されています。経歴や自己PRなどを見ながら有望な学生を探し、ぜひ質の高い新卒採用を行ってください。

3-2.多種多様な人材と出会える

多種多様な人材に出会えることも、逆求人サイトを利用する大きなメリットのひとつです。

これまでの採用スタイルでは、自社に興味関心を持って応募してきてくれた学生としか出会うことができませんでした。もちろん、自社に入社したいという意欲を持っている学生は、積極的に採用したいものです。

しかし、自社に興味関心を持っていない学生の中にも、優秀な人材は数多く存在するでしょう。そのため、自社に興味を抱いている学生だけでなく、より多様な人材に目を向ける必要があります。

逆求人サイトを使い、これまでの採用スタイルでは出会えなかったような、多種多様な人材にアプローチしてみてください。

3-3.採用にかかる時間や費用を見直せる

逆求人サイトを利用すれば、採用にかかる時間や費用を見直すことができます。

従来の新卒採用では、求人サイトへの広告掲載に多くの費用が必要でした。また、会社説明会を実施したり、応募者全員の履歴書やエントリーシートをチェックしたりと、ある程度の人的コスト・時間的コストがかかっていたでしょう。

しかし、逆求人では、求人広告を出稿する必要はありません。さらに、欲しい人材にだけ企業側からアプローチするため、採用の可能性の低い学生の履歴書に目を通し、書類選考などを行う必要もありません。

ぜひ逆求人サイトを活用し、採用にかかる時間や費用を見直してみてください。

4.逆求人サイトの2つデメリット

「逆求人にはメリットだけでなくデメリットもあるのだろうか」
「逆求人サイトを利用する上での注意点などを把握しておきたい」
上記のように考えている方もいるでしょう。

そこでこの章では、逆求人サイトのデメリット・注意点を紹介します。具体的には、以下の2つです。
・ある程度のノウハウや情報が必要
・予想以上に時間や費用がかかる場合もある

4-1.ある程度のノウハウや情報が必要

逆求人サイトを上手く使いこなすには、ある程度のノウハウや情報が必要です。

需要が高まりつつあるとはいえ、まだまだ日本における逆求人の歴史は浅いです。逆求人を成功させるノウハウが自社の中にない企業も多いでしょう。

せっかく逆求人サイトを利用しても、情報不足や経験不足により、結果的に優秀な学生を採用できない可能性もあるわけです。

いきなり逆求人に挑戦するのが不安な場合は、逆求人の外注を検討してみてもよいでしょう。

4-2.予想以上に時間や費用がかかる場合もある

初めて逆求人サイトを利用する場合、予想以上に時間や費用がかかることもあるので、十分に注意しましょう。

上述の通り、逆求人には、採用にかかるコストを見直せるというメリットがあります。求人サイトへの広告掲載費は必要なくなり、応募者全員の履歴書に目を通す手間も省けます。

しかし、逆求人サイトにもある程度のコストがかかることを忘れてはいけません。優秀な学生にアプローチし、自社に入社してもらうためには、多くの時間や手間が必要になります。

特にノウハウや情報が少ない段階では、思うように逆求人を進められないかもしれません。想定以上のコストが必要になる可能性もあるので、しっかりと対応できるように準備しておきましょう。

5.代表的な逆求人サイトは?

「どのような逆求人サイトを使えばよいのか知りたい」
「有名な逆求人サイトを頭に入れておきたい」
上記のような方も多いのではないでしょうか。

以下では、代表的な逆求人サイトを4つ紹介します。
・キミスカ
・iroots
・LabBase
・OfferBox

5-1.キミスカ

「キミスカ」は、株式会社グローアップが運営する国内最大級の逆求人サイト。利用できるサービスが豊富で、学生からの評判も高いです。

【キミスカの特徴】
・22卒登録者数が10万人を超えている
・適性検査の結果を確認できる
・3種類のスカウトを使い分けることが可能(プラチナスカウト・本気スカウト・気になるスカウト)

5-2.iroots

「iroots」は、エン・ジャパン株式会社が運営する逆求人サイトです。審査に合格した企業のみが登録できます。

【irootsの特徴】
・登録しているのは大手企業が中心
・高学歴の学生が多め
・最大6,000文字の詳細な学生プロフィールを閲覧可能

5-3.LabBase

「LabBase」は、株式会社POLが運営する逆求人サイト。優秀な理系学生にアプローチしたい場合におすすめです。

【LabBaseの特徴】
・理系の学生に特化している
・大学院生の登録者数も多い
・学生の研究内容をしっかりと確認できる

5-4.OfferBox

「OfferBox」は、株式会社i-plugが運営する逆求人サイトです。日本において最も有名な逆求人サイトと言っても過言ではありません。

【OfferBoxの特徴】
・学生利用率が3年連続No.1
・利用できるサービスが豊富
・登録企業数は8,000社以上

6.逆求人・ダイレクト採用をご検討の際は

弊社は、新卒向けダイレクトリクルーティング支援サービス(逆求人支援サービス)を提供しております。

逆求人・ダイレクト採用をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

7.まとめ

逆求人サイトとはどのようなものか、分かりやすく解説しました。
逆求人サイトを利用すれば、優秀な学生に企業側からアプローチできます。また、採用にかかる時間や費用を見直すことも可能です。

ぜひ当記事を参考にした上で、逆求人サイトの活用を検討してみてください。
また、逆求人について不明点などございましたら、お気軽に弊社までご相談いただければと思います。

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この記事を書いた人

ブログ著者の顔写真

安井

飲食系ITベンチャーにてマーケティングを担当後、株式会社ダイレクトソーシングに転職。
カスタマーサクセスとしてコンサルティング業界やエンジニア業界を中心にダイレクトメディアを活用した調査・スカウトを実施。
現在は前職の経験とカスタマーサクセスにて顧客との対面で得た知見・市場感を元に、マーケティング業務全般を担当。