LinkedInで新卒の学生を採用する方法を解説

更新日:2020年11月18日(水)

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三上

ビジネスに特化したSNSである「LinkedIn(リンクトイン)」を採用に利用する企業は増えていますが、日本では主に中途採用に利用している企業が多くなっています。
しかしLinkedInは中途採用だけでなく、新卒採用にも利用できます。新卒採用に利用している企業がまだ少ない分、優秀な新卒の学生を採用したい企業にとっては、まさにブルー・オーシャン。効率的な新卒採用が可能です。とはいえ、

  • 「LinkedInを就活に使っている学生はいるのだろうか?」
  • 「LinkedInを新卒採用に使うメリットはあるの?」

などの疑問・不安を感じている採用担当者も多いでしょう。
そこで今回は実際にLinkedInを利用した新卒採用の成功事例をご紹介した上で、LinkedIn の学生ユーザーの実態やLinkedInを利用する就活生と企業側それぞれのメリット、LinkedInで新卒の学生を採用する方法をご紹介します。
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LinkedInを使った新卒採用事例

LinkedInで本当に新卒採用が可能なのかと不安に感じている方のために、まずは実際にLinkedInを使って新卒採用に成功した、大手インターネット関連サービス会社の事例をご紹介します。

ターゲットの基本属性
大学生B3/大学院生(博士D2・修士M1)で、東大京大・早慶/旧帝大のような一流校からMARCH/関関同立まで、東工大や東京理科大などエンジニア強化校を中心にアプローチ。

スキル属性
情報系・コンピュータサイエンス系の学生が中心で、その他にも理学や工学系などでプログラミングを専門としている学生も対象に。

経験値
コンピュータサイエンスの領域の研究を専門としている学生、数か月以上のインターンやアルバイトにてシステム開発実務を経験していた学生、個人でアプリ開発経験を持つ学生などが対象。また競技プログラミングなどでの入賞歴を持つ学生や、海外学会発表等の実績を持つ学生にもアプローチ。

採用人数
弊社サービス全体で入社した人数は10名以上、合格者は20名以上となっており、そのうちLinkedInによる採用では入社人数が全体の半数、合格者は全体の半数以上です。

かかった費用
メディア利用費を除いたDSサービスの利用費はおよそ240万円。

 

成功理由としては、通常のマス向けのPRのみだとスキルマッチしていない学生の応募も増えてしまいますが、LinkedInのプロフィールを見て、企業側が求めるスキルや経験を特定し、ピンポイントで効率的なスカウトができたためとのことです。
また早い段階でのアプローチができたことも成功理由の一つだと言います。一般的な就活時期より早めにアプローチすることで自社を知ってもらい、応募を促すことに成功したそうです。
特に研究が忙しい理系学生は、就活の優先度を下げて後ろ倒しにしてしまいがちですが、早めに個人に対してアプローチすることで、双方にとっても時短につながりました。
LinkedInを用いている学生はポートフォリオとしてPRできるような経験やプロダクトを持っている、または海外留学や学会発表経験者などの優秀層が多く、そういった情報感度が高い学生にアプローチできたのも良かったとのことです。
そしてスカウト経由の学生に対しては、一定の特典を付与することで魅力化に成功したことも、LinkedInを使った新卒採用に成功した理由だと言います。

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LinkedIn を就活に使う大学生も増加中! 学生ユーザーの特徴と数

LinkedInは全世界で6憶3,000万人以上が利用している、世界最大のプロフェッショナルネットワークです。
ビジネス活用の場という特徴からユーザーは社会人が多いのも事実ですが、先述した新卒採用事例でもある通り、大学生ユーザーも存在しています。
ではLinkedInを利用している大学生にはどのような傾向があり、どれくらいの数がいるのかを具体的にご紹介していきましょう。

日本国内の大学生ユーザーの場合

まずは日本国内にいる大学生のLinkedInユーザーから見ていきます。

日本のLinkedInユーザー数は230万人以上(2018年11月時点)ですが、そのうちの学生ユーザー数は非公表です。ただ毎年卒業する大学生の数は約8万~10万人で、LinkedInのアカウントを持っているのはそのうち10~15%というデータもあります。
けしてまだ多いとは言えない数字ですが、LinkedIn社は日本国内の有名大学へ定期的に赴いてセミナーを開催しているので、今後さらに認知度が向上して学生ユーザー数も増加していくことが予想されます。またLinkedInでは大学専用のページを作ることも可能です。現在、東京大学や京都大学、慶応大学、早稲田大学、明治大学、東京工業大学など多くの大学が専用のページを作成していますから、それに伴って学生の登録も増えていくでしょう。

【東京大学のLinkedInページ】

東京大学のLinkedInページ

【早稲田大学のLinkedInページ】

早稲田大学のLinkedInページ

【慶應義塾大学のLinkedInページ】

慶應義塾大学のLinkedInページ

そして実際に現在LinkedInを使っている大学生には、以下のような特徴・傾向が見られます。

  • ビジネス、キャリアへの興味関心が高い
  • 海外で働きたい、海外を視野に入れた就活をしている
  • 英語が得意
  • 視野が広く情報感度が高い
  • 有名大学に在学しているケースが多い

 

日本ではまだ利用者が少ないにも関わらずLinkedInを利用しているということは、それだけビジネスやキャリアへの興味関心が高く、明確な目的を持って利用している学生が多いということでもあります。
では学生はLinkedInをどのように使っているのかと言うと、ビジネス関連ニュースを読んだり自分の興味がある企業について調べたりといった情報収集に活用しているほか、もちろん就職活動にも活用しています。

弊社調べによると、LinkedInで企業から大学生に送ったメールの返信率は以下の通りです。

  • LinkedInに登録している日本の学生の返信率(理系):23%
  • LinkedInに登録している日本の学生の返信率(文系):27% 

(2018年10月31日までの弊社調べ)

 

高い確率で返信があることから、日本でも多くの学生がLinkedInを就職活動に活用していると言えます。

海外の大学生ユーザーの場合

次に海外の大学生によるLinkedInユーザーを見てみましょう。海外の大学生とは、「外国籍の海外の大学生」と「日本国籍で海外在住の大学生」の2種類です。
アメリカ発のSNS であるLinkedInは海外では日本よりも存在が浸透しており、アメリカだけでなく中国やインドなど多くの国では日本以上にユーザーがいます。その数はアメリカが1憶6,000万人、インドが5,900万人、中国が5,000万人です。
数は公表されていませんが、大学生ユーザーも多く、海外の大学ではキャリア担当からLinkedInの利用を強く推奨されるケースも多いと言います。そのため留学を経験して帰国した大学生のほとんどはLinkedInのアカウントを持っているのが特徴です。
そんな留学生をはじめ、海外在住でも日本で就職したいと考えている大学生LinkedInユーザーは、海外から優秀な若手を採用したいと思っている企業にとって大変魅力的な存在と言えるでしょう。またLinkedInでは現地にいながら日本企業の採用面接を受けることも可能なので、海外の大学生にとっても魅力的なツールなのです。

学生が就職活動にLinkedInを使うメリット

LinkedInを使って優秀な学生を採用したいのであれば、学生側にとってのLinkedInを就職活動に利用するメリットも認識しておきましょう。

国内にライバルが少なく選考を有利に進めやすい

日本では大学生の多くが就職活動にリクナビやマイナビなどの就活サイトを利用しているのが現状です。そのためそういった就活サイトから応募する場合、たくさんのライバルが存在していると言えます。
実際、人気企業の説明会は募集開始から数分で席が埋まってしまうこともあり、選考に進むことすら困難な場合もあるのです。
一方、LinkedInではまだ大学生ユーザーの数が少ないため、選考に進むのに有利といったメリットがあります。

他媒体で公開されない求人・インターン募集がある

企業によっては利用する採用媒体を限定していることがあるため、学生はさまざまな就活サイトに登録したり、セミナーに参加したりしています。
LinkedInでも、他媒体では公開されていない求人やインターン募集があるので、学生にとっても利用するメリットが大きいです。
特に外資系企業や海外の企業で働きたい学生は、海外に強いLinkedInを利用するのが向いています。

大学のOB・OGを見つけやすい

学生が就活で勧められるのが、OB・OG訪問です。実際に自分が興味のある企業で働いている社員に話を聞くことは大変参考になり、多くの大学でOB・OG訪問が推奨されています。
しかし自力でOB・OGを探して連絡を取るのはなかなか困難で、時には見つからないこともあります。
その点、LinkedInであればユーザーが自分のプロフィールに在籍している企業名と卒業した学校名を登録しているので、OB・OGを探して連絡を取るのもスムーズです。

外資系企業からスカウトが来る

LinkedInでは自分の強みや経歴を登録することで、国内外問わず、興味を持った企業からスカウトが来ることもあります。
これから東京進出をしていきたい外資系企業や、世界的に有名な外資系企業からスカウトが来ることもあり、外資系企業や海外での就職に興味がある学生には大きなメリットです。

企業にとってのLinkedIn を新卒採用に利用するメリット

LinkedInは企業にとっても利用するメリットが大きいものです。では具体的にどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。

好奇心旺盛で行動力のある学生に出会いやすい

LinkedInを就活に利用している学生は、「周りがみんな使っているから」という理由ではなく、「知りたい情報を得られるから」「人脈を構築したいから」「自分の魅力・強みをアピールしたいから」「海外やビジネスに興味があるから」など、それぞれの目的を持って利用している人が多いです。

自分自身の目的意識をもってLinkedInを利用している学生はアンテナが高く、さまざまなことに興味を持って行動できる力も持っている傾向があります。
そういった好奇心旺盛で行動力のある人材は入社後に大きく成長できる可能性が高く、企業にとって魅力的な人材です。

海外在住の学生にも声をかけられる

優秀な人材を採用したいのであれば、日本国内だけでなく海外にも目を向けるべきです。
LinkedInには国籍を問わず海外在住の大学生も多く登録していますから、学生とのつながりを世界規模に広げることも容易です。
自社の求める人材を世界中の学生の中から探してコンタクトを取れるのは、LinkedInならではのメリットと言えます。
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LinkedInで効果的に新卒採用をする方法

LinkedInは就活をする学生にとっても新卒採用をする企業側にとっても使用するメリットがあるとおわかりいただけたと思います。
では企業側はどのようにLinkedInを新卒採用に使えば効果的に優秀な学生を獲得できるのか、詳しく見ていきましょう。

新卒採用の求人情報を掲載する

LinkedInで掲載できるのは中途採用の求人情報だけではありません。新卒向けの求人情報も掲載できます。
LinkedInで求人情報を掲載するには費用がかかりますが、求人サイトなどの第三者を介さずに直接応募を集められるので、結果的には採用コストを抑えられるのも嬉しいポイントです。LinkedInで新卒採用の求人情報を掲載すれば、コストを抑えつつLinkedInユーザーの大学生へ効果的にアプローチできます。

直接スカウトをする

優秀な人材を逃さないためには、企業側からの積極的なアプローチも必要です。その点、LinkedInでは有料プランを契約すれば、興味を持ったユーザーへ直接メッセージを送ることができます。
いくつかの条件で絞って、全ユーザーの中から自社が求める人物像に近い学生ユーザーを探すことも可能です。
OB・OGから連絡が来れば学生としても興味を持ちやすいので、声をかけたい学生が見つかったら、その学生と同じ大学出身の社員に協力してもらうといいでしょう。

インターンを募集する

LinkedInはインターンの募集にも利用できます。学生にインターンを経験してもらえれば、就活サイトなどを通したルートとは別に採用試験を受けてもらえる場合もありますから、新卒採用の一環としても効果的です。
学生側も1、2年生の時期から各企業のインターンシップに応募し、早い段階から就活のための行動を起こすようになっていますから、双方にとってインターン募集をLinkedInで行うことにはメリットがあります。
もしインターン生が新卒採用の選考を受けなかった場合でも、その学生の周りの人がインターンの話を聞いて自社に興味を持ってくれる可能性もありますから、けして無駄にはなりません。インターン募集は応募の母集団形成に有効だと言えます。

LinkedInを新卒採用に利用して優秀な学生を獲得しよう

新卒採用は企業の未来を担う人材を獲得するための重要な取り組みの一つです。優秀な学生から選んでもらえるのを待つだけではなく、企業側からの積極的なアプローチも必要となります。
企業が学生を直接採用するダイレクトソーシングが可能なLinkedInは、優秀な学生を獲得したいと考えている企業にとって有効な新卒獲得ルートとなるはずです。
LinkedInを新卒採用に利用して、自社の求める人物像に合った学生を積極的に獲得しましょう。
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この記事を書いた人

ブログ著者の顔写真

三上

2017年5月に株式会社ダイレクトソーシングにジョイン。
コンサル系やAI系スタートアップベンチャーなどのソーサーとして従事。
その後は、カスタマーサクセス担当として、大手国内企業やベンチャー企業を中心に活躍中。