LinkedIn Japanの今後の動きに注目!?人事が抑えておくべき採用事情

2018年7月25日(水)

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高木

こんにちは。LinkedIn(リンクトイン)公式資格を保持しているリクルーターの高木です。

普段は月間1万人以上のLinkedInプロフィールを見ている私ですが、最近ではLinkedInのアクティブユーザーも増えてきたなぁという印象を受けています。

LinkedInを日々ウォッチしている私の目線から、今後LinkedInは日本で広まるの!?」といった内容を中心にお話していこうと思います。

「LinkedInを使った採用を考えている企業の人事部の方」から「LinkedInを使ってビジネスのネットワークを広げようと考えている方」まで、LinkedInについて少しでも気になるすべての方に一読していただければと思います。

1.LinkedInは利用していますか?

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1.1.LinkedInとは

LinkedIn(リンクトイン) は、Facebook や Twitterと並ぶ、大手ソーシャルメディアの 1 つです。

ユーザ数は全世界で 5 億 6000 万人を超えており、 事実上、ビジネス向けのソーシャルメディアの代表的存在です。

今や、ソーシャルメディアは使い方の時代に突入し、プライベートSNSとしてのFacebook、ビジネスSNSとしてのLinkedInとして、目的別に利用用途がわかれてきています。

2016年には米マイクロソフトが262億ドル(約3兆円)を投じて、LinkedInを買収したことでも話題となりました。

そんなLinkedInですが、大きく分けて2つのユーザー属性があります。それぞれどのような利用目的があるのか見てみましょう。

①個人ユーザーとしてLinkedInを使用するメリット

【ビジネス用の自己紹介メディアとして】

海外では日本のように名刺交換の文化というものがありません。

商談や仕事で出会った方とは「LinkedInでつながりましょう!」これだけでOKです。

転職の場合も自分の職務内容をLinkedInに一元化して記載しておくため、面接ごとに履歴書・職務経歴書を作成する必要がありません。

【ビジネス上のつながりを増やせる】

ビジネス上のつながりを増やすことで、これまで連携不可能と思われていた他業界の垣根を超えての新しいシナジーが生み出されるかもしれません

また、最近ではフリーランスとして活躍する方も増えています。個人レベルでのビジネスマッチングにも有効なツールとして活用されています。

【仕事に役立つ情報源として】

LinkedInではフィード情報を取得することができます。

イメージとしてはFacebookと同様で、つながりがあるユーザーのアクティビティや、フォローした企業の更新情報がタイムラインで流れてきます。

私自身も通勤電車では、同業界の方のアクティビティ、人事ニュース、イベント情報などをみて日々勉強をしています。

②採用担当者としてLinkedInを使用するメリット

【世界中の優秀な人材に積極的にアプローチできる】

人事の方は最近耳にすることも多いと思いますが、候補者獲得は「守りの採用」から「攻めの採用」へシフトしています。

いままで通りの、リクナビやマイナビに求人を掲載しておけば募集がくるような「守りの採用」の時代は、過去の産物となるでしょう。

LinkedInでは、自社の求人にマッチした候補者を世界の5億人のユーザーから検索し、直接スカウトすることができます。

いわゆるダイレクトリクルーティングと呼ばれるこのような採用プロセスは、世界では既に主流であり、日本においても注目を浴び始めています。

【採用ブランディングを強化し、応募者の質と量を向上させる】

人事もマーケティングの視点が必要なことは多くの場所で語られており、今後の人事のトレンドとなることは間違いありません。 

LinkedInの会社ページなどの多彩な機能を用いることで、採用ブランディングを強化し、応募数を単純に増やすだけでなく、候補者のミスマッチを防ぐことでコストやリスクの削減が見込めます。

 
 参考:採用活動に欠かせないマーケティングの視点

 

1.2.LinkedInの日本での利用状況

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ところで、いまやプライベートSNSとしての地位を確立したFacebookの日本のアクティブユーザー数をご存知でしょうか?

正解は「2800万人」です。

 

ここでもう一つ質問です。

「日本でのLinkedIn登録者数は何名かお分かりでしょうか??」

正解は「約200万人」です。

Facebookでの2800万人と比べるとかなり少ないと感じるのではないでしょうか?

日常生活の中、メディアの中ではLinkedInの文字を目にすることは多くはないと思います。

日本の中ではまだまだ ”知る人ぞ知る” サービスというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

2.LinkedIn Japanの動きが活発に

そんな日本のLinkedInですが、2017年11月に大きな動きがありました。

LinkedInの日本の代表に村上臣さんが就任したのです。

村上臣さんとは・・

大学在学中にITベンチャー有限会社電脳隊を設立。電脳隊がその後統合された株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴い、2000年8月にヤフーに入社。エンジニアとして「Yahoo!モバイル」「Yahoo!ケータイ」などの開発を担当し、同社のスマホシフトに大きく貢献。2012年より4月より執行役員兼CMO(チーフ・モバイル・オフィサー)としてヤフーのモバイル事業の企画戦略を担当し、「爆速経営」にも寄与。2017年11月にLinkedInの日本代表に就任。

 

そんな村上臣さんがなぜLinkedInに飛び込んだのかについては、村上自身がさまざまなメディアで語っています。

「とりあえず飲み会」の人脈づくりに物申す──LinkedInの新代表・村上臣が説く、世界標準のネットワーキング

「第一想起される人になれ」リンクトイン日本代表 村上臣さんが考える、これからのキャリアの築き方

 

記事内で村上さんも言っているようにLinkedInを日本向けプロダクトとしてローカライズを進めている点は間違いないでしょう。

現在は日本向けに本格始動するための下準備を進めている、というのが正しい表現でしょうか。現に、つい最近もLinkedInに翻訳機能が搭載されたという発表がありました。

また、これは完全に私の予想ですが、アメリカのLinkedIn本社が日本のLinkedInへのマーケティングに投資をした場合、CMやメディアでの告知を開始し、露出が増えるのではないかと思っています。(IndeedのCMように毎日耳にするようになるかもしれませんね笑)

3.LinkedInを使った日本での採用

3.1.日本でのLinkedInの導入事例

日本でのユーザー数が200万人以上ということは先に述べましたが、実際にLinkedInを用いた採用はどれほど活発に行われているのでしょうか。

具体的な導入社数は正式には公表されてはおりませんが、今をときめくベンチャー企業から大手メーカーまで導入の実績があります。その事例を2つほどご紹介しておきます。

 

3.2.採用事例(株式会社メルカリ)

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言わずと知れたCtoCフリマアプリを展開するメルカリ。日本初のユニコーン企業としても話題となりました。

メルカリでも採用においてLinkedInをフルに活用されているようです。

課題

・事業への共感、専門スキルの両方がマッチする候補者と出会う機会を増やしていきたい

・転職市場に存在しない(顕在化しない)ハイクラス人材へのアプローチ手法を模索

結果

・半年間で複数名の内定

引用元:https://www.slideshare.net/linkedinjapan/ss-55230495?sf15448853=1

 

3.3.採用事例(オムロン株式会社)

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産業向け制御機器、ヘルスケア製品等を展開する大手電気機器メーカーであるオムロン株式会社でもLinkedInを用いた採用活動を実施。

高度なスキルを持った人材の採用に成功しています。

課題

・AIロボティックスといった高度技術者を持った人材は少なく、通常の第三者サービス経由での採用は困難

・転職潜在層へもアプローチし、入社への動機付け・魅力付けが必要 

結果

・オムロンが求める多様で優秀な人財の採用

・優秀人財とのコミュニケーション

引用元:https://www.slideshare.net/linkedinjapan/ss-104971332

 

4.今後のLinkedIn Japanに期待!

私は今後LinkedInはもっともっと日本で伸びていくサービスだと考えています。

かつてFacebookが日本に上陸したときに「日本では失敗するのではないか」という声がありました。

日本上陸直後の2011年当時でのFacebookのユーザー数も200万人弱となっており、現在のLinkedInユーザー数とかなり近い数値だったのです。

しかしいまやFacebookのアクティブユーザーは2800万人。

その当時の日本では匿名志向が強く、2ちゃんねる、mixiなどを利用しているネットユーザーのほとんどが匿名で投稿することが普通だったにもかかわらず、です。

近年のビジネス活動が「会社という組織」から「個人」へとシフトしているという背景を考えると、

LinkedInは今後日本でも、より活用され、爆発的に広がっていくことが予想されます。

Hand drawing results graph with white chalk on blackboard

さいごに

採用関係者は今回ご紹介したLinkedInをどんどん活用し、

競合企業よりも一歩先の採用活動してみることを計画の一つとして考えてみるとよいでしょう。

ここで突然話は変わりますが、ユーチューバーの代名詞となったヒカキンさんはなぜブレイクしたかおわかりでしょうか?

面白いことをやっているから?…もちろんそうです。

キャラクターが良いから?…それももちろんです。

ですが、私が考える一番の要因は、

「ユーチューバーという流行が始まった初期から、継続して動画をアップし続けたから!」

だと思っています。

つまり先見の明があったという一言に尽きます。

日本におけるLinkedInも今まさにそのような状態にあると思っています。

今後も伸び盛りのLinkedInの動向に注目していきたいと思います。では!

<おまけ>

「攻めの採用」を実施していくためにはマーケティングの知識や、LinkedInなどのメディアから候補者を見つけ出す「ソーシング」と呼ばれる新しいスキルが必要となります。

これまでに人事担当者に必要とされてきたスキルに変化が訪れているのです。

 

弊社ダイレクトソーシングはLinkedInの日本唯一のパートナー企業として、採用ブランディング、ソーシングのプロフェッショナル集団として様々なナレッジを蓄積しています。

LinkedIn採用をはじめとしたダイレクトリクルーティングについて聞きたいことがあれば、お気軽にご相談下さい。

 

                  

 

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高木

Sierにて、製造業の顧客向けに会計システムの開発エンジニアとして、設計・開発・テスト・保守までを担当。その後、人材業界に転身。ソーシングスペシャリストとして、要件に合った候補者に向けて、累計数万通のスカウト送信を実施。また、自社のマーケティング施策のディレクションやMAツールの導入など、マーケティング的な動きも兼任。