「グローバルに働きたい」を仕事に翻訳する4つのルート | 株式会社ダイレクトソーシング
就活攻略ガイド
2026.07.21

「グローバルに働きたい」を仕事に翻訳する4つのルート

STUDENT
学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
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LSCM編集部 ・ 読了目安 6分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)

「グローバルに働きたい」は、4つのルートに翻訳できます。①日系企業で実績を作って駐在、②外資の日本法人で世界のチームと働く、③最初から海外で就職する、④日本にいながら世界と働く(国内グローバル)。入口も、海外に出る時期も、要る英語も、ルートごとに全部違います。自分がどれかは「どこで・誰と・何語で」の3問で決まります。順番に見ていきましょう。

なぜ「翻訳」が必要か

「グローバルに働きたいです」——面接でこう言ったとき、面接官の頭に浮かぶのは共感ではなく質問です。「それは、どこで?誰と?何をする仕事の話ですか?」。シンガポールの駐在員も、東京の外資社員も、京都でインバウンド事業を回す人も、全員「グローバルに働いて」います。でも毎日の仕事はまるで別物です。つまり「グローバル」は方角であって、住所ではない。方角のまま就活すると、説明会を回っても、志望動機を書いても、どこにも焦点が合いません。翻訳して、住所にしましょう。

4つのルート

グローバルに働きたいの4ルート:日系で駐在、外資の日本法人、海外就職、国内グローバルの入口・時期・要る英語の比較

ルート1日系で駐在:日本で実績→海外へ

日系グローバル企業に入り、国内で実績を作って海外拠点へ出るルート。出る時期の目安は3〜10年目で、トレーニー制度(若手育成派遣)のある会社なら3〜7年目ごろに前倒しできます。要る英語はB2目安。腰を据えて「会社の看板で海外市場を動かす」経験ができるのはこのルートの強みです。詳しい調べ方は駐在の記事にまとめています。

ルート2外資の日本法人:日本にいながら世界と

外資系企業の日本法人に新卒で入るルート。住むのは日本のまま、1年目から上司が外国人だったり、海外チームとの英語会議が日常だったりします。「海外に住みたい」ではなく「世界基準の環境で働きたい」が本音の人には、実はいちばん近道です。採用は通年が多く、要る英語はB2〜C1。ここから海外オフィスへの社内異動(ルート3への乗り換え)も狙えます。

ルート3海外就職:最初から海外で働く

現地採用や海外大学院経由で、最初から海外で働くルート。ボストン・ロンドン・東京サマーなどのキャリアフォーラムも入口の1つです。自由度は最大ですが、英語C1級に加えて就労ビザという実務の壁があり、職種の専門性が問われます。「いつか」ではなく本気で狙うなら、学生のうちから逆算が要るルートです。

ルート4国内グローバル:日本で世界と働く

見落とされがちですが、立派なグローバルです。輸出・海外調達・インバウンド・日本にいる外国籍メンバーとの協働——日本を拠点に、仕事の中身が世界とつながっている働き方。要る英語はB1〜B2で、家族や暮らしの事情で海外移住が難しい人でも乗れます。「グローバル=海外移住」という思い込みを外すと、選択肢は倍になります。

自分のルートを決める3つの問い

ルートを決める3つの問い:どこで暮らしたいか、誰と働きたいか、仕事の何割を英語でやりたいか

使い方の例を2つ。「暮らしは日本がいい。でも海外と毎日つながっていたい」→ ルート2か4。次は職種(誰と・何を)で絞ります。「20代のうちに一度は海外に住みたい。ほぼ全部英語でやりたい」→ ルート1(トレーニーで前倒し)か3。次はトレーニー制度の実態調査か、ビザ・専門性の逆算です。3問に答えてルートが決まったら、仕上げはいつもの手順——そのルートを実際に歩いた人を、LinkedInで3人読む(キャリアの地図読み)。ルートは思想ではなく、実在の人の経歴で確かめてください。

DS

安心してほしいのは、4つのルートは行き来できるということです。日系駐在から外資へ、外資日本法人から海外オフィスへ——乗り換えた人の経歴を、私たちは毎日見ています。そして乗り換える人たちの共通点は、LinkedInでキャリアを公開し、世界の採用市場から見える場所に立っていること。どのルートを選んでも、LinkedInだけは全ルート共通のインフラです。学生のうちに整えておいて損はありません。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)

よくある質問

Qグローバルに働くには、どうすればいいですか?
A

まず4つのルート(日系で駐在・外資の日本法人・海外就職・国内グローバル)のどれを目指すかを決めます。「どこで暮らしたいか・誰と働きたいか・仕事の何割を英語でやりたいか」の3問に答えると絞れます。決めたら、そのルートを歩いた人の経歴をLinkedInで3人読みます。
Q新卒でいきなり海外就職はできますか?
A

可能ですが、英語C1級に加えて就労ビザと職種の専門性が壁になります。現地採用・海外大学院経由・キャリアフォーラム(ボストン・ロンドン・東京サマー等)が主な入口です。外資の日本法人から海外オフィスへ異動する二段構えも現実的な戦略です。
Q外資系と日系グローバル、どちらがいいですか?
A

「どこで・誰と・何語で」の答えによります。世界基準の環境で早く働きたいなら外資の日本法人、会社の看板で海外市場を動かす経験や駐在の暮らしを重視するなら日系です。両ルートは後から行き来できます。
Q英語力はどれくらい必要ですか?
A

ルートで違います。目安は、国内グローバルB1〜B2、日系で駐在B2、外資の日本法人B2〜C1、海外就職C1〜です。TOEICなら730・800が節目になります。どのルートも英語は前提条件で、決め手は職種の実力です。
Qまだ決められません。何から始めればいいですか?
A

4ルートそれぞれを歩いている人を1人ずつ、LinkedInで読んでみてください。合計4人・1時間で、どのルートの「月曜の朝」に心が動くかが分かります。決めきれなくても、全ルート共通のインフラであるLinkedInのプロフィール作りは今日から始められます。

4ルートの「実物」に会って、翻訳を確かめませんか。

LinkedIn Student Career Week(LSCW)は、グローバルで事業を動かす企業の人事・現場社員と学生が1対1で話せる無料イベントです。駐在経験者も、海外チームと働く人も来ます。「どこで・誰と・何語で働いていますか」——この記事の3問を、そのまま聞いてください。春・秋はオンラインセッションもあります。


▶ 海外駐在したい学生のキャリアパス実例|トレーニー制度の調べ方
ルート1を選んだ人の次の一歩はこちら|6分


▶ 「英語を使う仕事がしたい」の解像度を上げる方法
姉妹編。「英語が・で・も・は」の4類型で職種を絞る|5分


▶ キャリアの地図読みとは?社員の経歴から逆算する企業研究の方法
決めたルートを「実在の人の経歴」で確かめる方法|6分

LSCM — LinkedIn Student Career Media 編集部
日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。

出典・注記:4ルートの整理・英語水準の目安は監修者(株式会社ダイレクトソーシング)の採用支援実務に基づく一般的な傾向です。駐在時期・採用制度・ビザ要件は企業・国により異なるため、必ず一次情報をご確認ください。CEFR・TOEICの対応はIIBC公表の対照表に基づく目安です。キャリアフォーラムはキャリタス(DISCO)運営のイベントです。2026年7月10日公開(2028卒版・毎年更新)。


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竹村 朋晃

竹村 朋晃

著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。

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