OB訪問の前にLinkedInで経歴を読む|質問の質が変わる準備術
学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
LSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)
OB訪問の準備は、質問リストの暗記ではなく、相手の経歴をLinkedInで10分読むことです。読んでから会うと、質問が「やりがいは何ですか」から「3年目の異動は、ご自身で手を挙げたんですか」に変わり、返ってくる答えが、ネットのどこにも載っていない一次情報に変わります。準備10分の手順、当日の30分の使い方、お礼の文例まで、この記事で全部渡します。
目次
OB訪問が「もったいない30分」になる理由
OB訪問の失敗は、緊張でも沈黙でもありません。調べれば分かることを聞いてしまうことです。「仕事のやりがいは何ですか」「社風はどんな感じですか」「福利厚生は充実していますか」——答えは全部、採用サイトに載っています。しかも相手は、同じ質問に何十回も答えてきた人です。テンプレの質問には、テンプレの答えが返る。せっかく社会人が30分くれたのに、採用サイトの朗読会になってしまう。これが「もったいない30分」の正体です。
逆に言えば、OB訪問の価値は「その人にしか答えられないことを聞けたか」で決まります。そして、その人にしか答えられないことは、その人の経歴の中にあります。
準備は10分:経歴を読んで、質問を3つ作る
STEP 1職歴を後ろから読む(2分)
相手のLinkedInプロフィールを開き、職歴を現在から新卒まで遡ります。何年目に、どの部署で、何をしたか。ここはキャリアの地図読みと同じ読み方です。
STEP 2分岐点に印をつける(3分)
経歴の中で道が曲がった場所——異動、転職、留学、若くしての抜擢——を2〜3個見つけます。分岐点は、その人が何かを選んだ瞬間です。選んだ理由と、選んだあとの本音は、本人の口からしか聞けません。
STEP 3分岐点への質問を3つ作る(5分)
質問の型は3つ覚えれば足ります。①事実の確認「◯年目の△△への異動は、ご自身で手を挙げたんですか」。②振り返り「いま振り返って、その選択はどうでしたか」。③自分への引き寄せ「同じ道を目指す学生が、学生のうちにやっておくべきことは何ですか」。この3つを、見つけた分岐点に当てはめるだけです。
当日の30分と、終わったあとの5分
当日の配分は、自己紹介2分(ヘッドラインの3項目+なぜこの人に会いに来たか)、質問20分(作った3つ+会話から生まれる追い質問)、最後に「私は◯◯という道を考えているのですが、率直にどう思われますか」と自分を差し出して5分。メモは堂々と取ってください。真剣さは相手への敬意です。
そして、いちばん差がつくのは終わったあとです。24時間以内にお礼を送り、つながり申請をする。お礼は長文より、この2点——学んだこと1つ、実行すること1つ。
◯◯様、本日はありがとうございました。「異動は手を挙げた者勝ち」というお話がいちばん刺さりました。まず今学期、◯◯のインターンに応募してみます。また進捗をご報告させてください。
「また進捗をご報告させてください」の一文が、OB訪問を一回きりのイベントから、続いていく関係の始まりに変えます。3か月後に実行の報告を送れば、その人はもう、あなたの就活の味方です。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)
よくある質問
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日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。
出典・注記:評価・リファラルに関する記述は監修者(株式会社ダイレクトソーシング)の採用支援実務に基づく一般的な傾向です。企業により運用は異なります。本文中の質問例・文例は架空のものです。公開プロフィールの閲覧はLinkedInの利用規約の範囲で行ってください。2026年7月10日公開(2028卒版・毎年更新)。

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竹村 朋晃
著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。
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