1対1リクルーティングとは?「大量応募の就活」が変わり始めた理由 | 株式会社ダイレクトソーシング
就活攻略ガイド
2026.07.21

1対1リクルーティングとは?「大量応募の就活」が変わり始めた理由

STUDENT
学生向けキャリア記事|LSCM — LinkedIn Student Career Media
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LSCM編集部 ・ 読了目安 6分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)

1対1リクルーティングとは、企業と学生が「興味あり⇔興味あり」の関係を1対1で作ってから選考に進む、新しい就活・採用の動き方のことです。50社にエントリーして通過率と戦う「大量応募の就活」の対極にあります。この記事では、なぜ今この動き方が広がっているのか(企業側で起きている変化)と、学生が今日から回せる4ステップを解説します。

「大量応募の就活」に、何が起きているか

いまの就活の標準形は、こうです。ナビサイトで50社にプレエントリーし、ESを量産し、書類で削られ、面接で削られる。学生は消耗し、企業側も、同じようなESの束から人を見抜けずにいる。実は企業のほうが先に、このゲームから降り始めています。スカウト(ダイレクトソーシング)、社員紹介(リファラル)、少人数イベント、カジュアル面談——応募を「待つ」のではなく、会いたい人を「探して、1人ずつ口説く」採用に投資が移っている。私たちが300社以上の採用を支援してきて見ている、はっきりした流れです。

大量応募型の就活と1対1リクルーティングの比較:出会い方・数・評価・決まり方の違い

企業が1人ずつ探す時代に、学生だけが束で応募し続けるのは、もったいない非対称です。向こうが1対1で来るなら、こちらも1対1で行けばいい——それが1対1リクルーティングです。

原理は1つ:「興味あり⇔興味あり」を先に作る

大量応募型では、興味は一方通行です。学生が興味を持ち、企業が審査する。1対1リクルーティングでは、順番が違います。選考の前に、お互いが「この人(この会社)、いいな」と思っている状態を作る。この状態から始まる選考は、通過率のゲームではなく、確認のプロセスになります。実際、スカウト経由やリファラル経由の選考が通常応募より速く深く進むのは、採用の世界では常識です。回し方は4ステップです。

1対1リクルーティングの回し方4ステップ:見つける、つながる、会う、続ける

①見つける——同窓生タブとキャリアの地図読みで「会いたい人」を決める。会社ではなく人から始めるのがコツです。②つながる——3点ルール(名乗る・理由を具体的に・お願いは1つ)でメッセージを送る。③会う——OB訪問、カジュアル面談、キャリアイベント。1対1で話せる場ならどこでも。④続ける——24時間以内のお礼、実行の報告、再会。単発の接点を関係に変える。この4つを回した数だけ、「興味あり⇔興味あり」が増えていきます。

よくある3つの誤解

誤解①「コミュ力おばけの戦法でしょ」——逆です。4ステップのうち3つ(見つける・つながる・続ける)は、机の上で1人でやる準備です。当日話すのが苦手な人ほど、準備で戦えるこの方式が向いています。誤解②「人脈作りって、ずるくない?」——1対1リクルーティングで動く情報は、コネではなく一次情報です。仕事の中身を本人から聞き、自分の中身を知ってもらう。むしろESの束より、ずっとフェアな相互審査です。誤解③「大量応募をやめろということ?」——併用してください。応募は応募で続けながら、本命の数社にだけ1対1を仕掛ける。1対1で得た一次情報は、通常応募のESと面接の質も引き上げます。

DS

この言葉に名前をつけたのは、採用側はとっくに1対1で動いているのに、学生側の動き方だけが「大量応募」の時代に取り残されていると感じてきたからです。私たちは企業の中で、候補者1人のプロフィールを読み込み、1通のスカウトを書く仕事をしています。その相手が「探し合う」動き方を知っている学生だと、採用は驚くほど気持ちよく決まる。この記事群は、その動き方の教科書のつもりで書いています。
監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー・300社以上の採用支援)

よくある質問

Q1対1リクルーティングとは何ですか?
A

企業と学生が「興味あり⇔興味あり」の関係を1対1で作ってから選考に進む就活・採用の動き方です。見つける→つながる→会う→続ける、の4ステップで回します。大量応募の代替ではなく、本命企業への併用戦術です。
Q普通の就活と何が違うのですか?
A

出会い方が「ESの束の1枚」ではなく「名前のある個人どうし」になる点です。選考の前に相互理解があるため、選考が通過率のゲームではなく確認のプロセスになります。
Qコミュニケーションが得意でなくてもできますか?
A

できます。4ステップのうち3つ(見つける・つながる・続ける)は1人で行う準備です。当日の会話も、経歴を読んで作った質問があれば途切れません。準備で戦える方式なので、話すのが苦手な人ほど相対的に有利です。
Q何から始めればいいですか?
A

LinkedInのプロフィール作成(30分)が入口です。見つける・つながるの土台になります。次に同窓生タブで会いたい先輩を1人決め、3点ルールでメッセージを1通送ってみてください。
Q学生から企業の人に接点を作るのは、失礼ではないですか?
A

失礼ではありません。企業側もスカウトやイベントで学生に接点を作りに来ており、探し合うのが前提の世界になっています。礼儀は3点ルール(名乗る・理由を具体的に・お願いは1つ)を守れば十分です。

1対1リクルーティングの「会う」を、私たちが用意しました。

LinkedIn Student Career Week(LSCW)は、グローバルで事業を動かす企業の人事・現場社員と学生が1対1で話せる無料イベントです。この記事の4ステップの③「会う」を、いちばん低いハードルで実行できる場として設計しています。春・秋はオンラインセッション、夏は留学帰国のタイミングに合わせた開催です。


▶ キャリアの地図読みとは?社員の経歴から逆算する企業研究の方法
ステップ①「見つける」の技術はこちら|6分


▶ LinkedInで学生が社会人にメッセージを送るのは失礼?【文例3点ルール】
ステップ②「つながる」の文例5本|5分


▶ 【2028卒版】学生のためのLinkedIn完全ガイド
土台のプロフィール作りは、この1本から|6分

LSCM — LinkedIn Student Career Media 編集部
日本初のLinkedIn公式パートナー・株式会社ダイレクトソーシングが運営。企業側の採用実務の知見をもとに、学生がキャリアオーナーシップを持つためのLinkedIn活用を発信しています。LinkedIn Student Career Week(LSCW)主催。

出典・注記:「1対1リクルーティング」はLSCM編集部による就活・採用の動き方の呼称です。採用手法の変化(スカウト・リファラル・イベント等への投資移行)は監修者(株式会社ダイレクトソーシング)の採用支援実務に基づく傾向であり、企業により状況は異なります。2026年7月11日公開(2028卒版・毎年更新)。


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竹村 朋晃

竹村 朋晃

著者プロフィール 竹村 朋晃(Tomoaki Takemura)
株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役CEO
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2005年に野村総合研究所に入社。大手損害保険会社のシステム設計・開発に従事し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。 2015年、ダイレクトソーシングの可能性に着目し、株式会社ダイレクトソーシングを創業。データドリブンな採用を軸に、候補者データの構造化、スカウト改善、タレントプール構築などを通じて、累計500社以上の採用支援を行う。 2017年よりLinkedIn公式パートナーとして、日本企業へのLinkedIn活用を支援。2025年には「LinkedIn Student Career Week」を主催し、5,000名超の学生と40社超の企業をマッチングさせるなど、イベントプロデュースでも実績多数。 「Stand Alone Complex Society(個が独立し共創する社会)」の実現を掲げ、採用における価値創造を追求している。 趣味はウェイクボードとテニス。お台場在住。技術と営業を横断する“ハイブリッド人材”として、採用の進化に挑み続けている。

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