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採用ノウハウ

採用戦略の設計に役立つフレームワーク8選⁠|効果や活用ポイントも解説

竹村 朋晃13分で読めます
採用戦略の設計に役立つフレームワーク8選|効果や活用ポイントも解説
Contents5項目
  1. 01採用戦略とは
  2. 02採用戦略にフレームワークを用いる効果
  3. 03採用戦略の設計に役立つフレームワーク8選
  4. 04フレームワークを活用して採用戦略を設計する際のポイント
  5. 05まとめ

採用戦略の設計にフレームワークを用いる効果、有効なフレームワーク8つ、活用時のポイントを紹介します。

企業の成長を支える人材採用は、計画的かつ戦略的に進めることが重要です。ただし、感覚や経験に頼った採用活動では、思うような成果が出ないこともあります。そこで役立つのが、採用戦略の設計に活用できる「フレームワーク」です。

本記事では、採用戦略を効率的かつ効果的に設計するためのフレームワークを8つ紹介します。自社の採用課題を可視化し、採用活動を最適化するためのヒントを得られる内容ですので、ぜひ参考にしてください。

採用戦略とは

そもそも採用戦略とは、企業が求める人材を効率的に獲得し、組織の成長につなげるための計画や手法のことです。単なる採用活動ではなく、中長期的な視点で人材確保を進めます。

昨今、人材獲得競争が激化する採用市場において、優秀な人材を確保し、組織の持続的な成長を支えるためには不可欠といえるでしょう。

採用戦略にフレームワークを用いる効果

採用戦略にフレームワークを用いることで得られる効果を、3つ紹介します。なお各項目で例として挙げる各フレームワークの詳細は、後の項目で紹介します。

自社の現状や課題を客観的に把握できる

フレームワークを活用することで、自社の採用状況や課題を客観的に把握可能です。

例えば、自他社と採用ターゲットの3視点で分析を行う「3C分析」や、4視点から採用ターゲットのニーズを深掘りする「4C分析」、自社の採用活動における強み・弱みなどを可視化する「SWOT分析」などが挙げられます。

いずれのフレームワークも、自社の現状・課題を客観的に把握し、体系的に整理することで、より有効な採用戦略の立案を実現できるのです。

感覚に頼らない戦略を実現できる

採用活動では、これまでの経験や直感だけで方針を決定しがちですが、フレームワークを活用すればデータに基づいた戦略を立案できます。

例えば、フレームワークを通じて「応募数」「内定承諾率」「採用後の定着率」など採用に関する具体的な数理結果を測定すれば、感覚ではなく根拠のある意思決定が可能になります。

高い客観性に基づいて設計された採用戦略であれば、目標達成の確度は高まります。また、社内の納得や賛同、協力も得やすくなるでしょう。

採用市場の変化に柔軟に対応できる

採用市場は、景気変動やテクノロジーの進化、働き方の多様化などにより、日々変化しています。例えば、政治・経済・社会・技術の視点で環境を分析するフレームワークの「PEST分析」を活用すれば、各外部環境の変化を事前に把握し、採用戦略に反映できます。

採用ブランディングの強化にもつながる

採用戦略にフレームワークを活用すると、企業の魅力を体系的に整理し、採用ブランディングを強化できます。

例えば、ペルソナ分析を行うことで、自社に最適な人材像を明確にし、そのターゲット層に響くメッセージを打ち出せます。

また、カスタマージャーニーマップを活用すれば、求職者が企業を知り、応募し、内定を受諾するまでの流れを可視化し、各段階での接点を最適化できます。これにより、「この企業で働きたい」と思われる魅力的な採用活動を展開できるのです。

採用戦略の設計に役立つフレームワーク8選

採用戦略の設計に役立つフレームワーク8選を紹介します。

3C分析

3C分析は、自社の採用状況や競合環境、市場の求職者ニーズを整理するフレームワークです。企業(Company)、競合(Competitor)、市場・求職者(Customer)の3つの視点から分析することで、戦略的な採用活動を実施できます。

上記のように、3C分析を活用することで自社の採用戦略をより客観的かつ論理的に設計するための土台が整います。

4C分析

4C分析は、採用活動を「企業側の視点」ではなく「求職者の視点」で考えるためのフレームワークです。求職者にとって魅力的な採用プロセスを設計することが可能になります。

このフレームワークを活用することで、求職者の視点に立った採用活動を実現できます。

SWOT分析

SWOT分析は、企業の採用力を強み(S)、弱み(W)、機会(O)、脅威(T)の社内外4つの視点で整理する手法です。

これにより、自社の採用戦略を適切に調整し、より効果的な施策を立てることができます。

PEST分析

PEST分析は、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの視点から、採用に影響を与える外部環境を分析する手法です。

このようにPEST分析を行うことで、社内の将来性を見越した長期的視点での採用戦略を構築できます。

採用ファネル

採用ファネルとは、マーケティングの「セールスファネル」の考え方を応用し、求職者が企業を認知してから入社に至るまでのプロセスを段階的に整理したフレームワークです。

採用活動における各段階を可視化し、どこで応募者が離脱しているのかを分析し、改善につなげることができます。

基本的には、以下の段階に分けられます。

このように募集から採用までの各段階を体系的に整理し、それぞれにおける重要ポイントを把握することで採用活動を成功に導きましょう。

ペルソナ分析

採用におけるペルソナ分析とは、企業が求める採用候補者の人物像を具体的に定義したものです。マーケティングで用いられる「ペルソナ」の考え方を採用活動に応用しています。

採用ペルソナは以下の3ステップで設計します。

TMP設計

TMP(Targeting Messaging Processing)設計とは、採用ターゲットを明確化した上で、ターゲットに刺さるメッセージを作成し、そのメッセージが伝わる採用プロセスを設計することです。

各プロセスの詳細は、以下の通りです。

TMP設計は、採用メッセージを設定した上で、実際の採用プロセスで実感・体感してもらう点に重きを置いています。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは、求職者が企業と接点を持ち、応募・選考を経て入社に至るまでの一連の流れを可視化するフレームワークです。求職者視点でプロセスを整理し、どのタイミングでどのような情報を提供すべきかを設計するのに役立ちます。

以下では、カスタマージャーニーの各段階とそれぞれで活用する施策例を紹介します。

フレームワークを活用して採用戦略を設計する際のポイント

フレームワークを活用して採用戦略を設計する際のポイントを、5つ紹介します。

複数のフレームワークを組み合わせて活用する

1つのフレームワークだけでは、採用戦略の全体像を捉えきれないことがあります。

例えば、「3C分析」で自社の市場環境を整理し、「SWOT分析」で強み・弱みを明確にすれば、より実践的な戦略を構築可能です。また「ペルソナ設計」と「カスタマージャーニー」の併用によって求める人材の行動パターンを具体化すると、より効果的な採用施策につなげられます。

このように複数のフレームワークを組み合わせることで、昨今の厳しい採用市場に対して、有効な採用戦略を構築することは非常に重要なポイントです。

自社の採用課題に合ったフレームワークを選ぶ

フレームワークは万能ではなく、目的に応じた適切なものを選ぶことが重要です。

例えば、競争環境を把握するなら「3C分析」や「PEST分析」、採用プロセスのボトルネックを特定するなら「採用ファネル」、ターゲットの具体像を描くなら「ペルソナ設計」が適しています。

自社の課題を明確にした上で、最適なフレームワークを選択すれば、より効果的な採用戦略を実現できるでしょう。

フレームワークの作成を目的化しない

フレームワークは採用戦略を設計するための手段であり、作成そのものが目的になってしまっては意味がありません。例えばSWOT分析において、強み・弱み・機会・脅威を洗い出す工程は相応の時間や手間を要し、それ自体も意義深いことではありますが、あくまでもフレームワークの活用は手段であり、目的ではないのです。

少なくともフレームワークの完成にリソースを費やすあまり採用活動の開始が遅れたり、重要な実践部分が疎かになったりしないように留意しましょう。

分析結果を具体的な採用施策に落とし込む

フレームワークを活用して得た分析結果を、実際の採用活動に活かすことが最も重要です。

例えば、「採用ペルソナ」で理想の候補者像を設定したなら、その人物がよく利用するメディアに広告を出す、「SWOT分析」で自社の強みが「働きやすい環境」だと分かれば、それを強調した採用ブランディングを行うなど、具体的なアクションにつなげることが成功の鍵となります。

定期的にフレームワークを活用して戦略を見直す

採用市場は常に変化するため、一度立てた戦略をそのまま維持するのではなく、定期的に見直すことが重要です。

例えば、半年〜1年ごとに「PEST分析」を用いて市場環境を再確認し、「採用ファネル」で歩留まり率をチェックすることで、最新の状況に適応した戦略にブラッシュアップできます。継続的な改善を行うことで、市場に適応した効果的かつ効率的な採用活動を維持しましょう。

まとめ

採用戦略の設計には、客観的な視点を持ち、論理的に意思決定を行うことが不可欠です。そのために、3C分析や4C分析、SWOT分析などのフレームワークを活用すれば、自社の採用課題を明確にし、効果的な採用活動を実現できます。

また、PEST分析などの外部環境分析を取り入れることで、変化の激しい採用市場にも柔軟に対応できるようになります。

各フレームワークの特徴を理解しつつ、活用時のポイントも理解した上で、自社の採用戦略に適したものを選定して用いれば、優秀な人材の確保を実現できるでしょう。

なお弊社はダイレクトリクルーティング支援企業として、過去60万件・全40媒体以上のソーシングデータを用いて、自社が求める人材の採用を最短ルートで成功に導くサポートを行っています。

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この記事を書いた人

竹村 朋晃

株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役

2015年に株式会社ダイレクトソーシングを創業。2016年からダイレクトリクルーティングの支援を始め、2017年に日本で初めてLinkedInとビジネスパートナー契約を結ぶ。LinkedInをはじめとするスカウト媒体の活用、採用代行(RPO)、採用ブランディングを通じて、企業が候補者と直接つながる採用を支援している。

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