Free ConsultationJP
Free ConsultationDownload
就活攻略ガイド

業界地図の「次」に開く地図⁠|会社ではなく「人」で企業を見る

竹村 朋晃6分で読めます
業界地図の「次」に開く地図|会社ではなく「人」で企業を見る
Contents5項目
  1. 01業界地図は「地形図」——できること、できないこと
  2. 02業界地図の正しい使い方:30分で3周
  3. 03「次の地図」:人で企業を見る
  4. 04よくある質問
  5. 05あわせて読む

inLSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)業界地図の正しい使い方は、隅々まで読み込むことではなく、「気になる業界を3つに絞る入口」として30分で3周することです。

inLSCM編集部 ・ 読了目安 5分 ・ 監修:株式会社ダイレクトソーシング(日本初のLinkedIn公式パートナー)

業界地図の正しい使い方は、隅々まで読み込むことではなく、「気になる業界を3つに絞る入口」として30分で3周することです。そして業界が絞れたら、次に開くべき2枚目の地図があります——社員の経歴、つまり「人の地図」です。この記事では、業界地図の30分の使い方と、そこから人の地図へつなぐ4ステップを解説します。

業界地図は「地形図」——できること、できないこと

最初に言っておくと、業界地図(『会社四季報 業界地図』など)は素晴らしい本です。約180の業界について、主要プレーヤー、シェア、企業同士の関係、そして業界の「天気」(成長か縮小か)が見開きで俯瞰できる。日本の産業の全体像を1冊で掴める地形図として、これに勝るものはありません。知らない業界に出会うための道具として、就活の最初に開く1冊はこれでいい。

ただし、地形図にはできないことがあります。そこを歩くあなたの「ルート」は描かれていないのです。半導体業界が成長していることは分かっても、文系のあなたがその業界のどの会社で、何年目に、何をしているかは1行も載っていません。これは業界地図の欠陥ではなく、役割の違いです。地形図に登山ルートを求めてはいけない。ルートは、もう1枚の地図に載っています。

就活で使う2枚の地図の比較:業界地図は地形図で業界の全体像が広く浅く見える、人の地図はルート図で入社後の道が狭く深く見える

業界地図の正しい使い方:30分で3周

地形図の使い方は「精読」ではなく「周回」です。合計30分、3周してください。

1周目全ページをぱらぱらめくる(15分)

読まずに、めくります。目的は「こんな業界があったのか」という出会いです。名前も知らなかった業界、思ったより大きい業界、意外な会社がトップの業界——引っかかったページに付箋を貼るだけ。1ページ5秒でいい。

2周目付箋のページだけ深読みする(10分)

付箋を貼った業界だけ戻って、今度はちゃんと読みます。業界の天気(成長・縮小の矢印)、主要プレーヤー、海外との関係。ここで「気になる業界」を3つまで絞ります。3つで十分です。あとで変えていいので、いまの直感で選んでください。

3周目主要企業を15社メモする(5分)

絞った3業界のページから、企業名を5社ずつメモします。コツは、知っている会社だけでなく「名前を初めて見た会社」を必ず入れること。業界地図の相関図には、テレビCMを打たない優良企業がたくさん載っています。ここが知名度就活から抜け出す分かれ道です。

「次の地図」:人で企業を見る

ここからが本題です。手元に15社のリストができたら、業界地図を閉じて、LinkedInを開きます。各社の社員を2〜3人ずつ、経歴を読む——キャリアの地図読みです(やり方の全手順は別記事にまとめています)。全体の流れはこうなります。

業界地図から人までの4ステップ:業界地図を30分で3周して3業界に絞る、主要企業15社をメモ、社員の経歴を読んで5社に絞る、志望動機とToDoに変換

実例をひとつ。業界地図で半導体業界の成長を知った文系の学生がいたとします。地形図の段階では「でも理系の業界だよな」で終わりがちです。ところが半導体商社の社員の経歴を読むと、経済学部→国内営業3年→海外営業→シンガポール駐在という線が普通に出てくる。「文系でも半導体業界で海外に出るルートがある」——この発見は、業界地図を100回読んでも出てきません。業界の天気は地形図で、自分の道はルート図で。2枚セットで初めて、企業研究は「自分ごと」になります。

DS

よくある質問

業界地図は就活でどう使えばいいですか?

精読ではなく30分で3周します。1周目は全ページをめくって気になる業界に付箋(15分)、2周目は付箋のページを深読みして3業界に絞る(10分)、3周目は主要企業を15社メモする(5分)。そのあと社員の経歴を読む「人の地図」に進みます。

業界地図は毎年最新版を買うべきですか?

できれば最新版が望ましいですが、入口として使うなら1〜2年前の版や図書館のものでも十分です。業界の顔ぶれは1年で激変しません。細かいシェアの数字より、業界との出会いに使うのが本来の役割です。

業界地図だけで企業研究は足りますか?

足りません。業界地図で分かるのは業界の全体像と会社の位置(地形)で、入社後に自分が歩く道(ルート)は載っていません。社員の経歴をLinkedInで読む「キャリアの地図読み」を重ねて、初めて志望動機に変換できます。

1〜2年生が業界地図を読む意味はありますか?

あります。低学年の30分3周は「知らない業界と出会う」効果がいちばん大きく、その後の履修・バイト・インターン選びの視野が変わります。就活が始まってから開くより、ずっと得です。

業界地図を読んだあとは、何をすればいいですか?

メモした15社の社員をLinkedInで2〜3人ずつ読みます(キャリアの地図読み)。経歴の共通点からルートが見えたら、志望動機と「今の学年でやること」に変換して動き出します。

あわせて読む

出典・注記:『会社四季報 業界地図』は東洋経済新報社の出版物です(収録業界数は版により異なります)。本記事は同書の活用法をLSCM編集部の視点で紹介するもので、同社とは無関係です。「キャリアの地図読み」はLSCM編集部による企業研究フレームの呼称です。本文中のルート例は複数事例をもとにした架空の構成です。2026年7月9日公開(2028卒版・毎年更新)。

Share this articleXLinkedInFacebook

この記事を書いた人

竹村 朋晃

株式会社ダイレクトソーシング 代表取締役

2015年に株式会社ダイレクトソーシングを創業。2016年からダイレクトリクルーティングの支援を始め、2017年に日本で初めてLinkedInとビジネスパートナー契約を結ぶ。LinkedInをはじめとするスカウト媒体の活用、採用代行(RPO)、採用ブランディングを通じて、企業が候補者と直接つながる採用を支援している。

LinkedInのプロフィール

Let's start by talking about your recruiting challenges.

We'll hear about your current hiring and suggest an approach that fits.